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![]() 『ツヨイロボ』 |
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96年 | 5月 | 20日 | 27日 | 6月 | 3日 | 10日(※1) | 17日(※1) | 24日 | |||
7月 | 1日 | 8日 | 15日 | 22日 | 29日 | 8月 | 5日 | 12日 | 19日(※1) | 26日(※1) | |
9月 | 2日 | 9日 | 16日 | 23日 | 30日 | 10月 | 7日 | 14日 | 21日(※1) | 28日 | |
11月 | 4日 | 11日 | 18日 | 25日 | 12月 | 2日 | 9日 | 16日(※1) | 23日(※2) | 30日(※2) | |
97年 | 1月 | 6日(※2) | 13日 | 20日 | 27日(※2) | 2月 | 3日 |
96.5.20 放送 (第33回) |
【予告編】
(ナレーション)
宇宙歴0069(ダブルオーナインティシックス)。
地球は、突然外宇宙からの総攻撃を受けた。
中でも地球防衛研究所・チボッキューは壊滅的打撃を受け、地球侵略は時間の問題かと思われた。
■■■ 地球防衛研究所 ■■■
研究所員1「博士、日本上空に未確認飛行物体です。」
プリオ「ちくしょう、このままやられるのを指をくわえて見てるしかないのかよ!」
汁ノ素博士「こうなったら、あれを出すほかあるまい。」
全員「汁ノ素博士!」
研究所員2「く、空軍から2つに割れたぞ!」
研究所員1「あれは何?」
汁ノ素博士「あれこそは、超巨大時空機動電磁音速ロボット、名付けて、『強いロボット』。」
全員「ツヨイロボ!?」
(ツヨイロボテーマソング)
好きなおかずはハム入りマリネ スーパーロボットツヨイロボ
モチ入りカレーが今夜のディナー ドブスのポエムにパイルダーオン!
アムラー気取って分度器マユ毛 今だ出すんだ 福引き補助券
強いぞ 強いぞ ツヨイロボ!
高速飛ばして青梅街道 スーパーロボットツヨイロボ
立ち食いソバ屋でシェフを呼び付け ???帽子にパイルダーオン!
ランボルギーニのフォトジェニックを 雑誌で酷評される夢見た
強いぞ 強いぞ ツヨイロボ!
プリオ「こんな物が、俺に操れるのか!?」
サヤカ「プリオ君、弱音を吐いちゃダメ。努力すれば、鹿せんべいだって食べられる。ゆうゆだって生きていける。頑張って、プリオ君!」
プリオ「サヤカちゃん、ありがとう!」
汁ノ素博士「ツヨイロボは、ただ力が強いだけでは動かせぬ。いい感じの力。」
プリオ「いい感じの力…。」
汁ノ素博士「そうじゃ、強からず、弱からず。ちょうと耳たぶ位の柔らかさ。」
プリオ「…白玉かよ。」
(敵ロボットが地球防衛研究所に来襲)
巨乳男爵「私の名は巨乳男爵。愚かな地球人共に最後通告。宇宙暗黒大魔人皇帝の元に、ひざまずくのだ!」
(ナレーション)
宇宙暗黒大魔人皇帝とは?
そして巨乳男爵の操る巨大メカ『ブラック乳輪』の左乳首から飛び出す、硫酸乳が研究所を襲う!
(地球防衛研究所が襲われ破壊されていく音、そして研究所員の「うわー」「キャー」という悲鳴)
汁ノ素博士「うわぁぁぁ…。」
プリオ「汁ノ素博士!」
汁ノ素博士「うぅ…プリオ…ツヨイロボには…99の必殺技がある…」
プリオ「博士…」
汁ノ素博士「そ…それを使いこなせるのは…プリオ…お前…だけ…うっ」
プリオ「博士? 博士!? 汁ノ素博士ー!!」
巨乳男爵「ほーれピュッ!そーれ硫酸乳じゃ。乳しぼりーあっ乳しぼりー!ハッハッハッハッ!フッハッハッ!フッハッハッハッハッ!ハーッ、愉快愉快愉快、フッハッハッ!フッハッハッハッハッハッ、アッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッ!」
プリオ「ちくちょう、巨乳男爵の奴め!くらえ、バターロールトルネード!!」
(バターロールトルネードが繰り出される音)
巨乳男爵「ハッハッハッ、ウッハッハッハッハッ!ウッハッハッハッ!…うわーっ!!」
(ツヨイロボテーマソングをバックにナレーション)
絵がない、金がない、人手がない。
巨大ロボットアニメーションの常識を覆す、新番組・超大作ラジオロボットアニメ『ツヨイロボ』。
第1話『強いロボット・ツヨイロボの巻』。
ご期待下さい!
96.5.27 放送 (第34回) |
【第4話 動け!ロボ】
(ナレーション)
宇宙歴0069(ダブルオーナインティシックス)。
地球防衛研究所・チボッキューは宇宙暗黒大魔人皇帝の送り込んだ戦闘用ロボット『ブラック乳輪』の攻撃に、絶体絶命のピンチを迎えていた。
プリオ「走れ、ツヨイロボ!」
(「うわー、助けてくれ」と逃げまどう群衆)
プリオ「あぁっ、そっちじゃない!右だ右!くっそー、右に曲がってくれ!」
(「うわー」「キャー」と逃げまどう群衆)
研究所員「研究所近辺の住民から物凄い苦情です。」
所長「被害状況は?」
研究所員「ツヨイロボに踏み殺された人、6700名。踏み潰された家、3800世帯。汚れたお洗濯物、ポロシャツ8枚、バミューダ5枚。泣いた人、2人。以上です。」
所長「やむを得んな。ツヨイロボを至急帰還させろ。」
研究所員「ラジャー!プリオ聞こえる?ツヨイロボを基地に戻して。」
プリオ「ラジャー!」
(落ち込むプリオ)
プリオ「ちくしょう、いつまでたってもツヨイロボを思い通りに動かすことが出来ない。」
サヤカ「…プリオ、何しょんぼりしてるの?」
プリオ「サ、サヤカ。…何で僕がツヨイロボに乗らなければいけないんだ!」
サヤカ「プリオ…。」
プリオ「だってそうじゃないか!僕はあの日、たまたま出前に来ていた中華そば屋の出前持ちだ。それがどうして…!」
サヤカ「プリオ!元気出して。何よ、一人や二人罪のない人が死んだからって。」
プリオ「…6700人だ。」
サヤカ「あなたには地球を守る義務があるのよ!」
プリオ「僕は固焼きそばを届けに来ただけだ!」
(サヤカがプリオを平手打ちする「バシッ!」という音)
サヤカ「プリオの意気地なし!あなたなんて、先祖代々の佃煮屋を潰してコンビニエンスを建てたのに、いつまでも『ふじっ子煮』を店に置かないジジイとおんなじよ!」
プリオ「…サヤカ。」
(緊急警報音)
研究所員「基地周辺に敵ロボットが出現しました。ツヨイロボ、発進して下さい!」
中村「私は宇宙暗黒大魔人皇帝軍四天王のうちの一人、ドクター人工イクラ様の手下、地獄の11人衆の中でも6番目の強者・中村。地球人よ、宇宙暗黒大魔人皇帝の下に、ひざまずけ!」
サヤカ「プリオ、行くのよ。」
プリオ「…わかった。サヤカ、もう俺、中華そば屋のことは忘れるよ。」
(ツヨイロボテーマソング)
キムタクうちわでゴキブリ退治 スーパーロボットツヨイロボ
タルタルソースがおいらの主食 ぶっかけご飯にパイルダーオン!
ドクターペッパー体に浴びて これも修行と腕組むおなご
強いぞ 強いぞ ツヨイロボ!
(作詞 PN:ロッドマン内田)
中村「ウワッハッハッハッハッハッハッ。ウワッハッハッハッハッ。」
プリオ「待てっ!」
中村「ウワッハッハッハッハッ。」
プリオ「お前の好きにはさせんぞ、中村!」
中村「地球人如きの作ったロボットが、この中村の操る『手ごねハンバーグロボ』にかなうわけがない!」
プリオ「必殺、高崎の姉夫妻!」
(ツヨイロボからビームのような物が発射される音)
(中村が砲弾を浴びる音)
中村「ウォーッ!」
(中村が破壊されていく音)
プリオ「…そうだ、これは戦争なんだ。僕は地球のために戦うしかないんだ。もう泣き言はよそう。僕は地球防衛研究所の一員なんだ。」
(「キャー」「うわー、助けてくれ」と逃げまどう群衆)
プリオ「あぁっ、だから右だよ右!右に曲がってくれよ!」
(ツヨイロボテーマソング)
チョロチョロチン毛が生えてきた ちょっぴり早熟 ツヨイロボ
修学旅行でお風呂に悩み 結局水着でパイルダーオン!
好きな子の名を言い合い合戦 俺の番だよ ダミーの名前
強いぞ 強いぞ ツヨイロボ!
(作詞 神奈川県相模原・PN:キャッツ&ペイーロ)
(ナレーション)
かくして、手ごねハンバーグロボットもろとも、地獄の11人衆の一人・中村は死んだ。
しかし、宇宙暗黒大魔人皇帝の下には 四天王×11人衆で、最低44人のまだ見ぬ強敵が。
そして、ツヨイロボ99の必殺技も残す所97。
どうする!ツヨイロボ。
どうなる!ツヨイロボ。
次回ツヨイロボ、「象のいないサーカスの巻」。
ご期待下さい!
96.6.3 放送 (第35回) |
【第8話 倒せ!敵の巻】
(ナレーション)
宇宙歴0069(ダブルオーナインティシックス)。
地球は、宇宙暗黒大魔人皇帝からの攻撃を受けた。
なんだかんだあったものの、地球防衛研究所・チボッキューのプリオ少年操るツヨイロボの活躍で、幾度となくそのピンチを切り抜けるが、皇帝軍には四天王と呼ばれる幹部4人と、それぞれの幹部の下に10人単位で軍団が控えており、少なく見積もっても40人強の敵ロボットがいる事がわかった。
一番の下部組織である、地獄の11人衆だけでも残す所10人。
次々と迫り来るロボット軍団に今日もツヨイロボの99の必殺技が炸裂する!
■■■ 地球防衛研究所 ■■■
研究所員「所長!南南西にレーダー反応です!」
所長「何ぃ!? ツヨイロボ、発進だ!」
プリオ「ラジャー!」
(ツヨイロボテーマソング)
メスのカマキリでかくて恐い ぶるぶる震えるツヨイロボ
洋楽ちょっぴり知ってるだけで 「俺って大人」とパイルダーオン!
乳首がちょっぴり下付きなのを 鏡で確認 かなり気にする
強いぞ 強いぞ ツヨイロボ!
(作詞 相模原・PN:キャッツ&ペイーロ)
大佐「ウワッハッハッハッハッ!私は宇宙暗黒大魔人皇帝軍四天王の一人、ドクター人工イクラ様の手下、地獄の11人衆の中で5番目に強い男・『カニ風カマボコとはいえかなりに美味いぞ』大佐だ。地球人共よ、わしの操る『タスマニア物語ロボット』の威力を見よ!」
プリオ「勝手な事はさせんぞ、『カニ風カマボコとはいえかなりに美味いぞ』大佐!必殺・『広島の外国人選手のやりがい』!!」
(ツヨイロボから発射されるビーム音、そして敵ロボットが破壊される音)
大佐「ウワァーッ!!」
研究所員「プリオ、聞こえる?今度は東南東に敵が!」
プリオ「何ぃ!? 至急向かいます!」
(ツヨイロボテーマソング)
ナゲット付いてて ポテトも増量 セットがお得なツヨイロボ
相撲甚句を深夜に歌い 苦情のババアにパイルダーオン!
(作詞 相模原・PN:キャッツ&ペイーロ)
キャプテンティモテ「ハッハッハッハッハッ!私は地獄の11人衆の中で10番目に強い男・『キャプテンティモテ』。この『剛毛だらけの水泳大会ロボ』の威力を見よ!」
プリオ「待て『キャプテンティモテ』!お前の勝手にはさせんぞ!くらえ、必殺・『お歯黒転校生』!!」
(ツヨイロボから発射されるビーム音、そして敵ロボットが破壊される音)
キャプテンティモテ「助けてーッ!!」
研究所員「プリオ!今度は練馬に、ものすげー数の敵が!」
(ツヨイロボテーマソング)
下駄箱覗くと上履きが
(作詞 PN:クイズ王西村)
シングルCD「私の名は、プロフェッサー・『『北の国から』の純君が尾崎気取りで出したシングルCD』。」
プリオ「必殺・『m.c.A・T の毛糸の帽子の中に隠してあった何か』!!」
(敵ロボットが破壊される音)
シングルCD「ウワァーッ!!」
赤ちゃん中心の生活さま「くっそー!! こうなったら、『北の国からうんぬんかんぬん』の仇、この『赤ちゃん中心の生活さま』の操る、『アリよさらばロボ』!」
プリオ「必殺・『蹴まりのルールって、何?』!!」
(敵ロボットが破壊される音)
赤ちゃん中心の生活さま「ウワァーッ!!」
変な臭い「くそぅ!! 今度は、『パカッと開けたら変な臭い…」
プリオ「必殺・『星新一の小説を全部読んだという自慢』!!」
変な臭い「いや、名前、全部言ってないし。」
(敵ロボットが破壊される音)
敵「(セリフ聞き取れず)」
プリオ「必殺・『パン屋でおもちゃを買う佐藤』。」
(敵ロボットが破壊される音)
敵「ウワァーッ!!」
ニョロリ番長と4人の仲間たち「クソーッ、総攻撃だ!この『ニョロリ番長と4人の仲間たち』!」
プリオ「必殺・『もち』。」
(敵ロボットが破壊される音)
(ナレーション)
かくして、地獄の11人衆は全滅した。
がしかし、それは宇宙暗黒大魔人皇帝軍の4分の1に過ぎない。
負けるな、ツヨイロボ!頑張れ、ツヨイロボ!
そして、今回はサヤカの出番がなかった。
どうする、サヤカ?頑張れ、サヤカ!
(サヤカの歌うツヨイロボテーマソング)
「もっと自分を大切にしろ」 部長に抱かれるツヨイロボ
「一晩泣いたら忘れるわよ」と 強がりながらもパイルダーオン!
インチキ和尚と相撲を取って 負けたら一晩和尚のオモチャ
強いぞ 強いぞ ツヨイロボ!
(作詞 相模原・PN:キャッツ&ペイーロ)
96.6.24 放送 (第38回) |
【第4回】
(ナレーション)
前回までのあらすじ。
周囲の大反対で、愛する美代子との結婚を諦めたツヨイロボ。
自暴自棄になり毎晩盛り場通いを続ける、そんなツヨイロボの目を覚ましたのは、中学生時代の担任教師・田島だった。
そして再び、地球防衛研究所に戻ったツヨイロボ。
今日も今日とて、宇宙暗黒大魔人皇帝の繰り出す敵ロボットとの戦いに精を出すのであった。
■■■ 地球防衛研究所 ■■■
研究所員「所長!今日も今日とて、レーダーに未確認飛行物体です!」
所長「何ぃ!? 今日も今日とて、ツヨイロボ、発進だ!」
プリオ「今日も今日とて、ラジャー!」
(プリオがツヨイロボに乗って歩き出す音)
プリオ「宇宙暗黒大魔人皇帝め、性懲りもなく!」
サヤカ「待って、プリオ!」
プリオ「…サヤカ、何だよ?」
サヤカ「違うの、昨日一緒に歩いてた人とは、何でもないの!」
プリオ「うるさいなぁ、言い訳は聞きたくないよ!」
サヤカ「プリオ、あれは弟なのよ。」
プリオ「弟にはとても見えなかった。ヒットラーヒゲにサンバイザー、星条旗模様のスーツにローラーブレード。どこの世界にそんな弟が?」
サヤカ「…ごめんなさい。あの人、本当は…。」
プリオ「とにかく俺、出動だから。…ツヨイロボ、発進!」
(プリオがツヨイロボに乗って歩き出す音)
サヤカ「待ってプリオ!」
プリオ「しつこいぞサヤカ!…サンダーボルトミサイル!」
(サンダーボルトミサイルが発射される音)
サヤカ「キャーッ!!」
(ツヨイロボテーマソング)
保険のおばちゃん黒飴くれる スーパーロボットツヨイロボ
アコーディオンをケツ間に挟み 目を閉じ演奏 パイルダーオン!
カエルの養殖承って カエルが脱走 車でプレス
100匹ペチャンコ ツヨイロボ!
(作詞 PN:キャッツ&ペイーロ)
上等兵「ガーハッハッハッハッハッ!我こそは宇宙暗黒大魔人皇帝軍四天王の一人、嶋田久作風女王の手下、恐怖の108人部隊46番目の男、人呼んで『冷し中華やめましたそして中華飯店もやめました』上等兵。地球人よ、このわしの操る・『目玉がキョロキョロ動く氷かきのクマちゃんタイプ』の威力を見よ!」
(上等兵がミサイルを発射する音)
プリオ「待てーっ!! お前の自由にはさせんぞ!『冷し中華やめましたそして中華飯店もやめました』上等兵!」
サヤカ「待ってプリオ!あれはいとこなの、信じて!」
プリオ「くらえサヤカ、ドリルクラッシャーボンバー!」
(ドリルクラッシャーボンバーが発射される音)
サヤカ「キャーッ!!」
上等兵「とんだ邪魔が入ったな、ツヨイロボ。さて今度はこっちから行かせてもらうぞ!必殺!」
サヤカ「待って、プーリーオー!」
上等兵「暗黒剣四次元真っ二つ斬り!」
(暗黒剣四次元真っ二つ斬りがサヤカに炸裂する音)
サヤカ「キャーッ!!」
プリオ「よくもサヤカを!! …こんな事なら、もっと優しくしてやればよかった…。サヤカ…。」
(プリオの回想するサヤカの声「プリオー!プリオー!」)
プリオ「うっ、ちくしょう!アンドロメダビッグバーン!!」
サヤカ「キャーッ!!」
プリオ「それからお前も、生玉ぬめりなすり付けー!!」
上等兵「グワァーッ!!」
(ナレーション)
戦いは終わった。
しかし、プリオの払った代償は大きかった。
プリオは、夕日と黒煙に赤黒く染まった廃墟にたたずみ、ただ、ただ涙を流していた。
プリオ「サヤカーッ!!」
サヤカ「プリオーッ!!」
プリオ「い、生きていたのか!?」
サヤカ「プリオ、あのね、昨日の男はね…」
プリオ「…もういいよ、サヤカ。生きていれば、それが何よりじゃないか。一緒に帰ろう。」
サヤカ「…プ、プリオ…ありがとう…。」
プリオ「…と見せかけて、マキシマムボンバー!!」
(マキシマムボンバーがサヤカに炸裂する音)
サヤカ「キャーッ!!」
(ツヨイロボテーマソング)
タモさんおみやげ持ってきました 自分のCD ツヨイロボ
行列ラーメン サクラで並び 時給200円 パイルダーオン!
姉貴の旦那に君付けで呼ばれ 複雑な心境見え隠れ
強いぞ 強いぞ ツヨイロボ!
(作詞 PN:かさいあきひろ)
96.7.1 放送 (第39回) |
【第5回】
(ナレーション)
前回までのあらすじ。
戦後の焼け野原から、妻のタミ子と二人で力を合わせてやってきたコロッケのお店『じゃがいも亭』の主、長一郎。
大手スーパー建設のため、立ち退きを迫られる『じゃがいも亭』は、悪質な地上げ屋達に嫌がらせを受けながらも、地域のお得意さん達の励ましもあり、今日も明るく営業を続けるのであった。
一方、地球防衛研究所・チボッキューでは…。
■■■ 地球防衛研究所 ■■■
研究所員女「所長!ボーッとしてる間に、新宿の高層ビル街で、敵ロボットが大暴れしています!」
所長「何ぃ!? ツヨイロボ、発進だ!」
プリオ「ラジャー!忌々しい宇宙暗黒大魔人皇帝軍め!…あれ?ツヨイロボがない…!?」
研究所員男「あぁあぁあぁ、ツヨイロボならさっきサヤカさんが乗っていきましたよ。」
プリオ「ええーっ!?」
(サヤカの歌うツヨイロボテーマソング)
孫にお菓子を食べさせ過ぎて ブクブク太らす ツヨイロボ
嫁から2時間小言を言われ いじけて泣き出し パイルダーオン!
リベンジ企て 学生時代嫁が息子に送った手紙
近所に張り出す ツヨイロボ!
(作詞 PN:キャッツ&ペイーロ)
大佐「ハーッハッハッハッハーッ!わしの名は、宇宙暗黒大魔人皇帝軍四天王の一人、嶋田久作風女王…の手下、恐怖の108人部隊74番目の男、『初めて入るバーバーにお客がいないと不安だね』大佐だ。地球人ども、このわしの操る『クジラってデカいなりして置き網食っててバカ?』ロボットの威力を見ろ!』」
(ロボットからミサイルが発射される音、そして逃げまどう人々)
サヤカ「待ちなさーい!あなたの勝手にはさせないわよ!バカ大佐。」
大佐「…名前ちゃんと覚えろよ。わしの名は、初めて入るバーバーに…あっ。」
サヤカ「うるさいわね、略して、『バカ大佐』でいいじゃない?必殺、なんとかビーム!!…あら?出ないわ。」
大佐「何だ何だツヨイロボ。攻撃してこないのなら、こちらから行かせてもらうぞ!」
(ヘリで駆けつけるプリオ)
プリオ「サヤカ?聞こえるか、サヤカ?」
サヤカ「その声はプリオ?ねぇプリオ、このポンコツロボット、ビームが出ないのよぉ。」
プリオ「サヤカ、ツヨイロボはね、音声に反応して動くんだ。技の名前を正確に叫ばないと、ビームもミサイルも出ないんだ。」
サヤカ「じゃあ、どうすればいいのよ?」
プリオ「今から僕が言う通りに叫ぶんだ。『必殺・闇のパープルアイアタック』。いいね?」
サヤカ「オッケ。必殺・クソドラマ!!…出ないわよぉ。」
プリオ「ダメダメ、正確に言わないとダメなんだよ。いいかい?『必殺・闇のパープルアイアタック』。大丈夫だね?」
サヤカ「オッケー、まかしといて。必殺・安っぽい合成!見所はヒナのシャワーシーンのみー!!…出ないわよぉ。もう、じれったいわねぇ!そうだ、プリオ、ツヨイロボの手のひらに着陸して。」
プリオ「なるほど、乗り換えようってんだな。オッケー、ラジャー!」
プリオ「サヤカ、着陸したぞ。」
サヤカ「ありがとう。ねぇ、スットコドッコイ大佐とクソまみれロボ、聞いてる?」
大佐「名前をちゃんと言えよ!」
サヤカ「今すぐ自爆しなさい!さもないと、罪もないプリオを握り殺すわよ!」
大佐・プリオ「え、えぇーっ!?」
サヤカ「さぁ、自爆しないと、一人の青年が死ぬのよ。血が一杯出るわよ。脅しじゃないわよ。3・2・1!」
大佐「いや、わ、わかった、わかったから!」
(大佐が自爆する音)
大佐「ウワァーッ!!」
プリオ「お前、メチャクチャすんなぁ!?」
サヤカ「結果オーライよぉ。プリオ、帰りましょ。」
(プリオとサヤカの歌うツヨイロボテーマソング)
サヤカ「レンジまわりの汚れがひどいわ」
プリオ「そんなあなたにツヨイロボ アメリカ生まれの新成分で しつこい汚れにパイルダーオン!」
サヤカ「こげたお鍋はさすがに無理でしょ?」
プリオ「いえいえ奥さんご覧の通り」
サヤカ「ワォ!」
プリオ・サヤカ「一家に一本 ツヨイロボ!」
(作詞 PN:スナイパー大竹)
(ナレーション)
かくして、地球はサヤカとツヨイロボの活躍により救われた。
結果オーライという最強の武器により、巨大ロボットラジオアニメ『ツヨイロボ』の主役は、このままサヤカのものになってしまうのか!?
頑張れ、ツヨイロボ!負けるな、プリオ!
そして、歌わせろ主題歌!
次回、巨大ロボットラジオアニメ『ツヨイロボ』、『カツオの夏休みの巻』。
ご期待下さい!
96.7.8 放送 (第40回) |
【第6回】
(ナレーション)
前回までのあらすじ。
綾小路財閥の一人娘として何不自由なく暮らしてきたルミは、庭師の言動から出生の秘密を聞いてしまう。
やけになったルミは、初めて門限破りをした晩に、繁華街で不良グループに絡まれていたウミガメを助け、その恩返しに竜宮城に招待された。
時の経つのも忘れ、竜宮城で夢のような暮らしを満喫するルミだったが、シカゴ最大のマフィア・コルローネ一家がそれを見逃すわけはなかった。
そんなルミの存在にすら気が付かず、今日もツヨイロボのストーリーが展開する。
■■■ 東京ディズニーランド ■■■
サヤカ「ねぇプリオ、次はスプラッシュマウンテンに乗りましょうよ!」
プリオ「オッケー、サヤカ。」
サヤカ「ウフフフフフッ。」
プリオ「フフフッ。」
サヤカ「行こ行こ!」
(ナレーション)
毎月第3月曜日は、地球防衛研究所・チボッキューの定休日である。
いつもは戦いに追われるプリオとサヤカも、今日は束の間の休息を東京ディズニーランドで過ごしていた。
プリオ「…ハァ、ハァ、おいおいサヤカ、そんなに急がなくても、スプラッシュマウンテンは逃げないよ。」
サヤカ「ダメよプリオ、せっかくのお休みなんだから。カリブの海賊にも乗りたいし、魅惑のチキルームにも行きたいし、志茂田景樹のデカ鼻探求モグラタンクにも乗りたいしぃ。」
プリオ「全くサヤカはしょうがないなぁ。」
(「プルルルルルル、プルルルルルル」と携帯電話が鳴る音)
プリオ「もしもし、こちらプリオ。」
研究所員女「もしもし、渋谷に敵ロボットが出現しました!」
プリオ「何ぃ!?」
サヤカ「どうしたの、プリオ?」
プリオ「宇宙暗黒皇帝軍のロボットが出現したんだ!」
サヤカ「ちょっと待って。プリオ、まさか行くつもりなの?今日はお休みなのよ。」
プリオ「でも、僕が行かないと、罪もない人たちが犠牲に…。」
サヤカ「あなた!罪もない人たちの命と、カリブの海賊と、どっちが大事なの?」
プリオ「…そりゃぁ。」
サヤカ「でしょー?あなたがこうやっているうちにも、カリブの海賊は30分待ちが45分待ちになっていくのよ。」
プリオ「…ゴメン、サヤカ。俺どうかしてたよ。」
サヤカ「そうでしょー、早く行きましょうよもう。」
■■■ 地球防衛研究所 ■■■
研究所員女「所長!プリオが電話を切りました。」
所長「あー、いいからほっときなさい。今日はね、うちは定休日なんだよ。わしだってさ、研究所の大きなモニターでスーパーマリオがしたいから来てるだけなんだ。ほら、早くそんなレーダー画面は切り替えて、マリオ映して、マリオ!」
研究所員女「でも所長、こうしている間にも、罪もない人々が!」
所長「キミねぇ、罪もない人々の命と、海賊船の8枚コイン!どっちが大切だと思ってるんだ!」
研究所員女「…すみません、所長。」
■■■ 渋谷 ■■■
(逃げまどう人々)
軍曹「ハーッハッハッハーッ!わしの名は、宇宙暗黒大魔人皇帝軍四天王の一人、嶋田久作風女王率いる恐怖の108人部隊で21番目に強い男、人呼んで『記憶クイズを見ていると、晩ご飯がたーべらーれなーい』軍曹だ。この超巨大ロボット『「12畳超えたら〜♪のCMに出ているデカい黒人、あれ誰?』ロボットに乗って、今日はお休みを利用してお買い物に来ただけなんですけど、…東急ハンズはどこですか?」
(ナレーション)
かくして、若者の街・渋谷を襲ったピンチは去った。
しかし、いつ何時、宇宙暗黒大魔人皇帝軍の刺客がこの地球を襲うとも限らない。
頑張れ、ツヨイロボ!負けるな、ツヨイロボ!
今回結局出てこなかったぞ、ツヨイロボ!
(ツヨイロボテーマソング)
回転寿司の流れを止めて シャリだけ食べてる ツヨイロボ
店の親父につまみ出され リベンジ放火だ パイルダーオン!
おティンティン また間にはさんで女 全裸で鏡でドリーム心地
強いぞ 強いぞ ツヨイロボ!
(作詞 前半 東京都・PN:ストイコビッチ輪島+後半 神奈川県・PN:キャッツ&ペイーロ)
96.7.15 放送 (第41回) |
【第7回】
(提供クレジット)
この番組は、ツヨイロボスナックでおなじみのしけ製菓、ヌルッとおだやか・ヌルコーラの提供でお送りします。
(ナレーション)
前回までのあらすじ。
宇宙歴0069(ダブルオーナインティシックス)。
地球は、突然外宇宙からの総攻撃を受けた。
地球防衛研究所は壊滅的打撃を受け、地球侵略は時間の問題と思われた。
しかし、地球防衛研究所の最終兵器・ツヨイロボの大活躍により、幾度となく地球の平和は守られてきたのだった。
■■■ 地球防衛研究所 ■■■
研究所員女「(スナック菓子をカリカリ食べて)所長!レーダーに未確認飛行物体です!」
所長「(カリカリッ)な゛に゛ぃ!ツヨイロボ、至急発進だ!」
プリオ「(カリカリッ)ラ゛ジャー!」
サヤカ「(カリカリッ)プ゛リ゛オ゛、頑張ってね!」
プリオ「ま゛かせとけサヤカ!(カリカリッ)」
(ツヨイロボテーマソング)
空に〜 (スナック菓子を食べながら歌) 〜ツヨイロボ
(スナック菓子を食べながら歌) 正義の心に 〜オン!
(歌がフェードアウト)
ブラックサタン将軍「(コーラをゴクゴク飲んで)ウァーッ。わしの名は、ブラックサタン将軍、ウッウェッ。ウェッ、愚かな地球人共よ、このわしの操る、(ゴクゴクッ)ウェーッ。メカドラゴンの威力を見よ!」
(逃げまどう人々)
プリオ「(カリカリッ)待てーっ、ブラックサタン将軍!お前らの勝手には、(カリカリッ)させないぞー!(カリカリッ)」
ブラックサタン将軍「ウッ、ウェーッ。出たなツヨイロボ!」
プリオ「くらえ、(カリカリッ)必殺、(カリカリッ)プラ゛ズマ゛キャ゛ノ゛ン゛!」
(プラズマキャノンが発射される音)
ブラックサタン将軍「なんのー!(ゴクゴクッ)フォースディメンションシールド!」
(敵がフォースディメンションシールドを張る音)
プリオ「何ぃ!プラ゛ズマ゛キャ゛ノ゛ン゛が!(カリカリッ)跳ね返された!」
ブラックサタン将軍「ウァー、これでもくらえ、デススパーク!」
(デススパークがツヨイロボを襲う音)
プリオ「う゛わ゛ーっ!! (カリカリッ)」
(ツヨイロボがデススパークを被弾する音)
プリオ「この゛ま゛ま゛では、(カリカリッ)やられてしまう!(カリカリッ)」
(ヘリで駆けつけるサヤカ)
サヤカ「プリオ、聞こえる?ミサイルで援護するから、(カリカリッ)その隙にもう一基のプラズマキャノンを突っ込んで!」
プリオ「(カリカリッ)頼む゛ぞサヤカ!」
サヤカ「(カリカリッ)サンダー???!」
(ミサイルが発射される音)
ブラックサタン将軍「何をこしゃくな!フォースディメンションシールド!」
プリオ「今だ!(カリカリッ)プラ゛ズマ゛キャ゛ノ゛ン゛!」
(プラズマキャノンがブラックサタン将軍を襲う音)
ブラックサタン将軍「ウワーッ!! (ゴクゴクッ)…ウォェッ。」
(ナレーション)
(カリカリッ)サヤカとプリオの見事なチームワークにより、
(カリカリッ)地球の危機は去った。
(カリカリッ)しかし、
(カリカリッ)いつ何時、宇宙暗黒大魔人皇帝の魔の手が忍び寄るとも限らない。頑張れプリオ!
(カリカリッ)負けるなサヤカ!
(カリカリッ)戦え、
(カリカリッ)ツヨイロボ!
(カリカリッ)地球の、
(カリカリッ)平和のために!
(カリカリッ)
(提供クレジット)
この番組は、ツヨイロボスナックでおなじみのしけ製菓、ヌルッとおだやか・ヌルコーラの提供でお送りしました。
96.7.22 放送 (第42回) |
【第8回】
(ナレーション)
夏休み・チビッ子動物豆知識入り、前回までのあらすじ。
宇宙歴0069(ダブルオーナインティシックス)。
地球は、宇宙暗黒大魔人皇帝軍からの総攻撃を受けた。
カンガルーのメスは腹部に育児用の袋を持ち、中に4個の乳頭を持っています。
地球防衛研究所は最終兵器・ツヨイロボを繰り出し、敵ロボットを迎え撃つも、宇宙暗黒大魔人皇帝軍の攻撃の手が、休まることはなかった。
「鶴は千年、亀は万年」という言葉がありますが、鶴は約40年、亀は約150年しか生きません。
■■■ 地球防衛研究所 ■■■
研究所員女「所長!レーダーに未確認飛行物体です!」
所長「何ぃ!? ツヨイロボ、発進だ!」
プリオ「やだ。」
所長「い、いやだって言ったかな今、プリオ君!?」
プリオ「いやです。ツヨイロボに乗るのは、やなんです。」
所長「一体どうしたっていうんだ!」
プリオ「とにかくやなんです。失礼します。」
(走り去るプリオ)
所長「プリオは一体何を考えてるんだ!? この緊急事態に。サヤカ!」
サヤカ「はい!」
所長「プリオを説得してくれ。」
サヤカ「ラジャー!」
(プリオの部屋をノックするサヤカ)
サヤカ「プリオ、入っていい?」
(ドアを開け、プリオの部屋に入るサヤカ)
プリオ「何だ、サヤカか。」
サヤカ「どうしたっていうの?急に。」
プリオ「何だか戦うことが空しくなってね。」
サヤカ「何言ってるの!プリオらしくもない。」
プリオ「毎日毎日、宇宙暗黒大魔人皇帝軍との戦いの繰り返し。こーんなイタチごっこにうんざりしたっていうか。」
(パシッ、とプリオを叩くサヤカ)
サヤカ「プリオの意気地なし!」
プリオ「痛ってぇな、サヤカ。」
サヤカ「あんたがウンザリって言うなら、編集してる池田さんなんて100倍ウンザリなのよ!いつも『僕はこんな事するためにラジオ局に入ったんじゃない』って思ってるのよ。」
プリオ「サヤカ、ごめん。」
サヤカ「冗談じゃないわよ。この後流れるバカソングだって、5回も6回も録り直しして、そんなの変わりゃしねーっつってんのに、伊集院のクソデブが納得いかねーとかぬかすから。」
プリオ「ツヨイロボ、発進!」
サヤカ「大体ラジオでアニメやろうって言い出したのも誰なんだって、そこがあたしゃ知りたいってんだよ、全く。」
(ツヨイロボテーマソング)
ファッション髪型 アムロと同じ 顔だけ衣笠 ツヨイロボ
うずらの卵をケツにねじ込み めん鳥気取りでパイルダーオン!
「俺に惚れたら火傷をするぜ」 尻文字で語った男の美学
通信空手家 ツヨイロボ!
(作詞 1、4行目 川崎・PN:スカイフォークの里中茶美+2行目 ラジオネーム:ペペロンチーノ+3行目 PN:キャッツ&ペイーロ)
敵隊長「わしの名は、宇宙暗黒大魔人皇帝軍最強部隊・ときめき2年B組の一人、『ミルクセーキを作る時に分離した白身の使い道教えます』隊長だ!このわしの操る、『買い物王のアシスタントの榎本加奈子のバカっぷりロボ』の威力を、見るがいい!」
プリオ「お前の勝手にはさせないぞ、『買い物王のアシスタントの榎本加奈子のバカっぷりロボ』!」
敵隊長「出たなツヨイロボ!」
プリオ「うるさい黙れ!お前が変な声で喋ると、編集が大変なんだ!必殺、モハメド・アリ、お大事に!」
(ツヨイロボの出す必殺技が敵に命中する音)
敵隊長「アーッ!!」
(ナレーション)
一つの戦いは終わった。
しかし、宇宙暗黒大魔人皇帝軍との長い長い戦いは、果てしなく続く。
地球上で現在、最も大きく重い動物はシロナガスクジラで、100トン以上もある。
頑張れ、ツヨイロボ!負けるな、プリオ!
頼むぞ、編集の池田さん!
(居酒屋にて、騒がしい周囲)
サヤカ「池ちゃん、ほらもっと飲んで!」
編集池田「俺の辛さわかってくれるのサヤカさんだけっすよー!」
サヤカ「うんうん、わかるよその気持ち。」
編集池田「言わせてもらえばね、こないだもUP'S終わって、控え室に戻ったら俺の弁当がないっすよ!」
サヤカ「うんうん。」
編集池田「おかしいなと思ったらあのデブチンが!」
サヤカ「池田!歌え歌え!」
編集池田「歌うっす!」
(編集池田氏の歌うツヨイロボテーマソング)
仕事3倍 ギャラはおんなじ 血尿出そうだ ツヨイロボ
テープを切らなきゃクビを切られる 編集ルームにパイルダーオン!
本番終わって一息つけば デブチンニコニコ「みんな、ボーリング行こうぜ。なぁ、なぁ?今から。」
今に死ぬよな ツヨイロボ!
96.7.29 放送 (第43回) |
【第9回】
(ナレーション)
夏休み・ラジオ体操入り、前回までのあらすじ。
宇宙歴0069(ダブルオーナインティシックス)。
地球は、宇宙暗黒大魔人皇帝からの総攻撃を受けた。
「腕を前から上に上げて、伸び伸びと背伸びの運動から、ハイ!1、2、3、4、5、6…」
地球防衛研究所・略称『チボッキュー』は、最終兵器・ツヨイロボを投入。
「腕の運動、足を開いて横振り、斜め上、5、6、7、8…」
地球を侵略の魔の手から守るため、日夜戦い続けるのであった。
「伸び伸びと深呼吸!…3、4、…7、8、…3、4…」
■■■ 地球防衛研究所 ■■■
研究所員女「所長!レーダーに未確認飛行物体です!」
所長「何ぃ!? ツヨイロボ、発進だ!」
プリオ「ラジャー!」
プリオ「ツヨイロボ、発進!…あれ?ツヨイロボ、発進!…どうしたんだ、ツヨイロボが動かない!?」
サヤカ「プリオ、聞こえる?」
プリオ「サヤカ、どうしよう!? ツヨイロボが動かないんだ!」
サヤカ「安心して。私が夕べのうちに、ツヨイロボを改造しておいたの。名付けて、『ツヨイロボ・ラスベガスバージョン』!」
(ラスベガス風の音楽)
プリオ「な、なんだ!? スピーカーからラスベガス風のBGMが!?」
スピーカー「レディースエーンドジェントルマン。ようこそ、ツヨイロボのコックピットへ。ルールは簡単。ツヨイロボのコックピットにコインを入れて、後はレバーを引くだけ。見事『発進』が3つ揃えば、発進できまーす。さぁ、レッツ、スロットマシーン!」
プリオ「サヤカちょっと待ってくれよ、そんな事してる場合じゃないんだ、敵ロボットが!」
スピーカー「さぁ、早く揃えないと、罪のない人々が死んじゃうぞ。」
プリオ「ちっくしょう!スロット、スタート!」
スロット「(キュルキュルキュル〜)発進、(キュルキュルキュル〜)発進、(キュルキュルキュル〜)サクランボ。」
プリオ「うわ、惜しい!」
スピーカー「さぁ、頑張らないと。」
プリオ「スロット、スタート!」
スロット「(キュルキュルキュル〜)発進、(キュルキュルキュル〜)発進、(キュルキュルキュル〜)オレンジ。」
プリオ「あーダメだ!スロット、スタート!」
スロット「(キュルキュルキュル〜)発進、(キュルキュルキュル〜)発進、(キュルキュルキュル〜)」
プリオ「おっ!スーパーリーチだ、弥七頼むぞ!」
スロット「黄門様。」
プリオ「あっちっくしょう!」
スロット「発進、お姫様、お城。」
プリオ「あー全然ダメだこりゃ!」
スロット「招き猫、発進、発進。」
プリオ「あーどうなってんだよこれ!?」
敵男爵「ハーッハッハッハーッ!わしの名は、宇宙暗黒大魔人皇帝軍四天王からは漏れたもののかなり強い男、人呼んで、『水ようかんに付いているスプーンでカレーを食べて四時間半』男爵。このわしの操る『甲子園までパンチラ写真撮りに出かけたが、見知らぬ学校に情が移って喉血出るまで大応援』ロボットの威力を見よ!』」
プリオ「待て、『水ようかんに付いているスプーンでカレーを食べて四時間半』男爵!お前の勝手にはさせないぞ!発進するまで六万円すった怒りを、お前にぶつけてやる!ミサイル、発射!」
(ラスベガス風の音楽)
プリオ「またこのBGMかぁ!?」
スピーカー「レディースエーンドジェントルマン。ようこそ、ツヨイロボのコックピットへ。ルールは簡単、コインを入れてレバーを引くだけ。見事『ミサイル』が3つ揃えば、ミサイルが発射できます。」
プリオ「ちくしょう!スロット、スタート!」
スロット「(キュルキュルキュル〜)ミサイル、ミサイル、スイカ。」
プリオ「あーちくしょう!スロット、スタート!」
スロット「(キュルキュルキュル〜)ミサイル、ミサイル、ブラボー。」
プリオ「あー、またダメだ!」
敵男爵「どうしたツヨイロボ、怖じ気づいたか?」
プリオ「頼む、ミサイル出てくれ!スロット、スタート!」
スロット「(キュルキュルキュル〜)サクランボ、サクランボ、サクランボ。」
(「シュポッ!」というサクランボが飛び出す音)
プリオ「あっ、ミサイル発射口からサクランボが出た!」
(サクランボが敵男爵を襲う音)
敵男爵「ウワーッ!!」
(ナレーション)
かくして、宇宙暗黒大魔人皇帝軍の送り出した敵ロボットは壊滅した。
しかし、いつ何時、新たな敵ロボットが地球に攻めてくるとも限らない。
負けるな、ツヨイロボ!頑張れ、ツヨイロボ!
(ラスベガス風の音楽)
ナレーター「なんだ、このラスベガス風のBGMは!?」
スピーカー「レディースエーンドジェントルメン。ルールは簡単、コインを入れてレバーを引くだけ。後は『テーマソング』が3つ揃えば、ツヨイロボのテーマが流れるぞ。レッツ、スロット!」
ナレーター「スロット、スタート。」
スロット「(キュルキュルキュル〜)ラバンバ、ラバンバ、ラバンバ。」
ナレーター「えぇ〜!?」
(ラバンバが流れる)
96.8.5 放送 (第44回) |
【第10回】
(ナレーション)
前回までのあらすじ。
今週は、暑さを吹き飛ばすために、市民プールからお送りします。
ナレーター「宇宙歴0069(ダブルオーナインティシックス)。地球は、宇宙暗黒大魔人皇帝軍からの総攻撃を受けた。」
イジメっ子「よぉ、デブ。元気?」
ナレーター「あいてっ!…もぅ。地球防衛研究所・略称『チボッキュー』は…」
イジメっ子「もーみじっ!」
(ビターンという叩く音)
ナレーター「アァッ!赤く、痛てっ、今さ、ナレーションやってるから後、後で。地球防衛研究所・略称『チボッキュー』は、」
イジメっ子「なぁデブチン、乳もませろ、乳。」
ナレーター「最終兵器・ツヨイロ…ォン、ンン、向こう行ってくんないかな、今。」
イジメっ子「うるせぇ。」
ナレーター「ツヨイロボを投入、地球を、侵略の魔の手から守るため日夜…」
イジメっ子「もーみじっ!」
ナレーター「ウゥッ!…努力を…」
イジメっ子「もーみじっ!」
ナレーター「ウウッ!…日夜、努力するのだった、アッ!痛ッ!アッ、もまないで!アッ!チャイニーズシアターみたいになっちゃった。」
■■■ 地球防衛研究所 ■■■
研究所員女「所長、このクソ暑いのに、レーダーに未確認飛行物体です。」
所長「暑苦しい喋り方をするなぁ。このクソ暑いのに、ツヨイロボ、発進だ!」
プリオ「ハァ、ラジャー。」
(ツヨイロボテーマソング)
酒屋の裏から空ビン盗み 小銭に変換 ツヨイロボ
親父のウンコを検便に出し バッチリアウトで パイルダーオン!
偽物アイドルブロマイド かばって車にひかれた日から
毎日寝ゲロのツヨイロボ!
(PN:コリドール95は紗理奈と同じく19歳)
敵大尉「わしの名は、ホットドクターペッパー大尉。このわしの操る、熱いロボの威力を見よ!」
プリオ「待てっ!宇宙暗黒大魔人皇帝軍の悪党ども!お前らの勝手には、させんぞ!」
敵大尉「出たなツヨイロボ。挨拶代わりにこれでもくらえ!熱いロボ・灼熱攻撃第一弾、ピーナッツバターを大さじでニチョニチョ食う肥満児!」
(熱いロボの灼熱攻撃がツヨイロボを襲う音)
プリオ「うわぁ、熱い!」
敵大尉「灼熱攻撃第2弾、ケツ毛がビッチリ生えている力士、羽毛布団で添い寝 in 熱帯夜!」
(熱いロボの灼熱攻撃がツヨイロボを襲う音)
プリオ「うわぁ、熱い、熱い!」
ツヨイロボ内のセンサー「コックピット内ノ温度ガ、80度ヲ超エマシタ。」
プリオ「このままでは、焼け死んでしまう!」
ツヨイロボ内のセンサー「コックピット内ノ温度ガ、100度ヲ超エマシタ。危険デス。危険デス。」
敵大尉「どうしたツヨイロボ、フハハハハハ!フハハハハハハハハハー!」
プリオ「アァ、やむを得ん、脱出だ!」
敵大尉「フフハハハハハハハハハ!口ほどにもない奴め!地球人ども、ツヨイロボは逃げ帰ったぞ。さぁ、宇宙暗黒大魔人皇帝の下に、ひざまづけ!フハハハハハハハハハハ!フハハハハハハ!さぁ、早く降伏しないと、お前ら全員焼け死んでしまうぞ。フハハハハハハハハ!ハーッハッハッハッ!」
■■■ 地球防衛研究所 ■■■
所長「これより、緊急対策会議を始める。まずはプリオ、ツヨイロボの受けたダメージは?」
プリオ「胴体部分の熱による破損、関節の損傷、戦闘用コンピューターのオーバーヒート、胸ポケットに入れといたペロティベトベト。以上です。」
研究所員女「所長!西村電気のオヤジから連絡です。クーラーの取り付けには、最低1週間かかるそうです。」
所長「…ウーン。」
サヤカ「私にいい考えがあるわ。」
(ツヨイロボテーマソング)
カルピス薄くて原液入れて 今度は濃すぎだ ツヨイロボ
「そんなに入れるなもったいない」と マミーのこぶしがパイルダーオン!
「カルピス飲むならオレンジだろ」とホームルームで大論争
結局ホワイト ツヨイロボ!
(PN:キャッツ&ペイーロ)
敵大尉「ツヨイロボのいぬ間に、地球を焼け野原にしてくれる!ボディービルダー大集合、サラダオイル祭り満面笑顔ー!」
(熱いロボの灼熱攻撃が地球を襲う音)
プリオ「待てーっ!熱いロボ!」
敵大尉「性懲りもなく来たな、ツヨイロボ!そんなに焼け死にたければ、望み通りにしてくれる!くらえ、鹿児島のおばあちゃんの家で過ごした夏休み、今日も今日とて超真夏日の正午、ボットン便所でしゃがんでいたら、半煮えウンコのアンモニア熱風が下からモァーッ!しかも、どうにもこうにもクソの切れが悪い、見たこともないぐらいドデカイハエが2、3匹、耳の回りでプーンプン!」
(熱いロボの灼熱攻撃がツヨイロボを襲う音)
プリオ「必殺、我慢!」
敵大尉「な、何ぃ!? 熱いロボの灼熱攻撃スペシャルが効かない!?」
プリオ「これでもくらえ!必殺、口ヒゲ三重アゴ!」
(ツヨイロボの攻撃が敵を襲う音)
敵大尉「ウワーッ!暑苦しいーッ!!」
(ナレーション)
かくして、地球の危機は去った。
しかし、これで宇宙暗黒大魔人皇帝軍の攻撃が終結したわけではない。
この世に悪がある限り、頑張れ、プリオ!負けるな、ツヨイロボ!
十文字、ヤワラちゃんとお幸せに!
96.8.12 放送 (第45回) |
【第11回】
(ナレーション)
前回までのあらすじ。
8がつ12にち、てんきはれ。
かぞくでうみにいてきました。
くるまでいてきました。
いくとちゅうのみちで、のりひろくんがくるまによいそうになりました。
りょかんについたら、よるだたけど、あしたはおよぐつもりでいるつもりです。
「お父さん、それ僕の絵日記!」
「…ちゃんとしまっておきなさい。それから小さい『っ』。」
「…はい。」
宇宙歴0069(ダブルオーナインティシックス)。
地球は、宇宙暗黒大魔人皇帝からの総攻撃を受けた。
地球防衛研究所・略称『チボッキュー』は最終兵器『ツヨイロボ』を投入。地球を侵略の魔の手から守るため、日夜努力するのだった。
(森林の中を歩いていくツヨイロボ)
サヤカ「プリオ、このへんで止めて。樹も一杯繁っているし、たくさん捕れそうね!」
プリオ「…サヤカ、ツヨイロボは地球防衛研究所の最終兵器なんだよ。それをカブトムシ狩りに使うなんて、まずいんじゃないかな。」
サヤカ「ちゃんと所長にはパトロールって言ってあるわよ。大体、カブトムシをたくさん捕まえて、虫好きのチビっ子たちに格安で分けてあげるのも、正義の味方の使命でしょ?」
プリオ「けど、ツヨイロボ一面にベットリハチミツを塗るってのは、どうかと思うよ。」
サヤカ「いいじゃないの、壊れるわけじゃなし。そんな事より、早く捕まえなさいよ。」
プリオ「はいはい。早速一匹。」
サヤカ「ボケナス。メスカブトなんか捨てなさいよ。角がないカブトなんて、固いゴキブリよ。」
プリオ「今度は、ほら、カナブン捕まえたぞ。」
サヤカ「捨ーてーろーよ。カナブンなんて、5キロで100円にもならないよ。」
■■■ 地球防衛研究所 ■■■
研究所員女「所長!群馬のおばちゃんのうち付近に、未確認飛行物体です!」
所長「何ぃ!? そうだ、ちょうどその付近には、プリオとサヤカがいるはずだ。至急連絡を取ってくれ!」
研究所員女「ラジャー!」
プリオ「…155匹目。もうそろそろいいだろう、サヤカ?」
サヤカ「あと50匹は捕るわよ。この山のカブトムシ、根絶やしにしてやる。」
研究所員女からの電話「プリオ聞こえる!? 群馬のおばちゃんのうちに、敵ロボットよ!至急発進して!」
プリオ「ラジャー!」
(ツヨイロボテーマソング)
ふぐりを隠して一安心 本体丸見え ツヨイロボ
アイスをやるから泣くのはおやめ 涙をこらえてパイルダーオン!
荒井由実の「まちぶせ」聴いて 1人で夜道が歩けない
自称ジャグラー ツヨイロボ!
(1、3行目 PN:ロッドマン内田+2行目 PN:山手線外回り+4行目 PN:ロケットペンシル)
敵少佐「ハーッハッハッハッ!わしの名は、『冷やし中華と池田貴族は夏限定』少佐!地球人ども、このわしの操る、『稲川淳二のデザインした家は出そう』ロボットの威力を見よ!」
プリオ「待てっ!『冷やし中華と池田貴族は夏限定』少佐!お前の勝手にはさせんぞ!」
敵少佐「出たな、ツヨイロボ!」
プリオ「必殺、『柔道女子メダリスト4人衆を見ていると、勇気がモリモリ湧いてくる』ビーム!! …どうしたんだ、ビームが出ない!? どうしたんだ!?」
敵少佐「どうしたツヨイロボ、こちらから行かせてもらうぞ!必殺、生臭無道!」
プリオ「ウワーッ!!」
サヤカ「どうしたの、プリオ!?」
プリオ「サヤカ、戦闘用コンピューターが壊れたらしい!」
サヤカ「もしかしたら、私がフロッピーディスクの挿入口にハチミツをベットリ流し込んだからかしら…?」
プリオ「もしかしたらじゃねーよ!100%そのせいだよ!」
敵少佐「ほれほれツヨイロボ、死ぬがいい!」
プリオ「ウワーッ!グフハッ!ウーァッ!」
敵少佐「フハハハハハハハ、フハハハハハハ!ほれほれ、ほれー!」
プリオ「このままでは、やられてしまう!」
敵少佐「ハハハハハハハハハハハハッ!」
プリオ「何とかしなければ!」
サヤカ「このままじゃツヨイロボがやられちゃう。何かないかしら?…あっ!リュックサックの中に昆虫採集セットが!…殺すクスリ、アーンド、腐らせないクスリー!!」
(敵少佐にクスリを刺す音)
敵少佐「しびれるー!!」
(敵が倒れていく音)
(ナレーション)
サヤカのとさの機転により、地球の危機は去た。
「お父さん、小さい『っ』!」
サヤカのとっさの機転により、地球の危機は去った。
だがしかし、いつ何時、宇宙暗黒大魔人皇帝軍のロボットが地球を襲うとも限らない。
地球に真の平和が訪れるその日まで、頑張れプリオ!負けるなツヨイロボ!
(ツヨイロボテーマソング)
ガーターベルトがユニフォーム 四国の強豪 ツヨイロボ
ファーストベースにウンコをニョロリ 永久追放 パイルダーオン!
枯れ木に花を咲かせましょう ケツ毛をちぎって枯れ木にまぶし
桜が満開 ツヨイロボ!
(1、2行目 PN:コリドール95は紗理奈と同じく19歳+3、4行目 PN:キャッツ&ペイーロ)
96.9.2 放送 (第48回) |
【第12回】
(ナレーション)
前回までのあらすじ。
巨大ロボットを操り、地球征服を企てる宇宙暗黒大魔人皇帝軍。
しかし、度重なる侵略攻撃は、地球防衛研究所のプリオ少年と最終兵器・ツヨイロボの大活躍により、失敗に終わっていた。
宇宙暗黒大魔人皇帝軍のロボット軍団を統括する嶋田久作風女王は、一向に進まない地球征服計画に苛立ちを隠せなかった。
(サヤカのナレーション)
副音声では、サヤカちゃんのドキドキトークをお送りしています。
まずは、私のポエムから。
『尻穴ちぎってまで出産、メスカブト。
満足感と痛みは、7:3分けで、この日焼け。そんな夏。』
こんばんは、サヤカです。
ラジオペンチで尻皮挟んで、「ここんとこ20%くらいしか、神経通ってないんだな。」
なんて経験、あるよね。
部下「嶋田久作風女王様、地球より暗号通信が入りました。」
嶋田久作風女王「読み上げなさい。」
部下「はっ!…スポイトのキュポキュポする赤いゴム玉の感触、いいね。ビーチクっぽいし。」
嶋田久作風女王「何っ!? またしてもツヨイロボか。すぐに地球に暗号通信を送れ。」
部下「内容は何と?」
嶋田久作風女王「久方ぶりに読んだ『宝島』、モジャ毛満載。めくってもめくってもモジャモジャゴワゴワ。」
部下「はい、繰り返します。『フルーツポンチに必ずキウイが入るようになったのは、いつ頃から?』以上、暗号通信を送ります。」
嶋田久作風女王「うむ。くれぐれも間違いのないようにな。」
部下「はっ!」
部下「通信局、応答せよ。通信局、応答せよ。」
通信局「こちら通信局。」
部下「次の暗号を送信せよ。『ベルメゾン家族とアメージングディスカバリー、実用性ではベルメゾン。でも、俺的にはアストニッシュ。』以上。」
通信局「はい、繰り返します。『ペンギン村からおはこんばんちは。右向いて左向いて、珍奇なキノコをパクついて、周りの景色がm&mほどカーラフル。』以上ですね?」
部下「くれぐれも間違いのないようにな。」
通信局「了解!」
■■■ 地球防衛研究所 ■■■
研究所員女「所長!レーダーに未確認飛行物体です!」
所長「何ぃ!? ツヨイロボ、至急出撃だ!」
プリオ「ラジャー!」
(ツヨイロボテーマソング)
夜中にUFO乗せられて お嫁に行きます ツヨイロボ
Tシャツ破いて求愛ダンス タップを踏み踏み パイルダーオン!
近所の子供を空き地に集め 毎日こんなホラ話
一回100円 ツヨイロボ!
(新潟・PN:キンチョールコーラ)
敵大佐「ハーッハッハッハッハッ!わしの名はデビル大佐!このわしの操る、デビルキングロボの前にひざまずけ!必殺、デビルバズーカ!」
(敵大佐が攻撃する音)
プリオ「待てーっ、デビル大佐!お前の勝手にはさせんぞ!」
敵大佐「出たな、ツヨイロボ!」
プリオ「必殺、ストロングビーム!」
敵大佐「なんの、デビルバリアー!」
プリオ「何っ!? ストロングビームが跳ね返された!」
敵大佐「これでもくらえ、デビルトマホーク!」
(敵大佐が攻撃する音)
プリオ「ウワーッ!!」
敵大佐「まだまだおねんねにするには早いぞ、ツヨイロボ!デビルボンバー!」
(敵大佐が攻撃する音)
プリオ「ウワーッ!!このままでは、やられてしまう!」
敵大佐「もはやこれで、動く事もできまい、ツヨイロボ。地球人ども、よーく聞け。これでお前らも最後だ。地球は、宇宙暗黒大魔人皇帝様のものとなる。とどめだ、デビルプラーズマ、発射5秒前!4!」
プリオ「もうダメだ!」
敵大佐「3、2!」
通信局「デビル大佐、嶋田久作風女王から暗号通信です。」
敵大佐「一体何だ?」
通信局「ASAYANの久保こーじ、ちょっとマズい。LI☆Sのメンバー、かなりマズい。」
敵大佐「この暗号の意味は、『至急自爆せよ』。」
(自爆する敵大佐)
敵大佐「ウワーッ!!」
(ナレーション)
敵の通信網の混乱により、ツヨイロボは奇跡的に助かった。
しかし、宇宙暗黒大魔人皇帝の送り出す敵ロボットは、日に日に強力になっていく。
はたしてツヨイロボは地球を守り切る事ができるのか。
頑張れプリオ、負けるなツヨイロボ。
(サヤカのナレーション)
ヨウ素液かけてもちっとも反応がないな、なーんて思ったら、あわてんぼうの私。
デンプンじゃなくて、人糞だったの。やーね。
さて、今週の星占い。
いて座のあなた、ラソーダ監督夫人になれ。
さそり座のあなた、近日中にポップコーン正三発見。
そんなわけで、サヤカのドキドキトークでした。
(ナレーション)
セリフがないからって勝手な事をするな、サヤカ。
96.9.9 放送 (第49回) |
【第13回】
(ナレーション)
前回までのあらすじ。
巨大ロボットを操り、地球征服を企てる宇宙暗黒大魔人皇帝軍。
しかし、度重なる侵略攻撃は、地球防衛研究所のプリオ少年と最終兵器・ツヨイロボの活躍により、失敗に終わっていた。
宇宙暗黒大魔人皇帝軍のロボット軍団を統括する嶋田久作風女王は、一向に進まない地球征服作戦に苛立ちを隠せなかった。
■■■ 宇宙暗黒大魔人皇帝軍 ■■■
嶋田久作風女王「毎回毎回、あと一歩の所まで追い詰めながら、ツヨイロボの奴め!」
尿漏れパッド「嶋田久作風女王様、嶋田久作風女王様!」
嶋田久作風女王「何だ!騒々しいぞ、尿漏れパッド博士。」
尿漏れパッド「遂に、新兵器が完成しました。」
嶋田久作風女王「ほう。」
尿漏れパッド「我が軍のロボットにこれを搭載すれば、鬼に金棒、C.C.ガールズに新メンバー。」
嶋田久作風女王「…地味だな。」
尿漏れパッド「これをツヨイロボにくらわせれば、地球人どもはコギャルの群れに橋爪功を放り込んだような大パニックに!…とにかく、嶋田久作風女王陛下自ら、この新兵器にご命名を!」
嶋田久作風女王「そうか。名付けて…!」
■■■ 地球防衛研究所 ■■■
研究所員女「所長!レーダーに未確認飛行物体です!」
所長「何ぃ!? ツヨイロボ、至急発進だ!」
プリオ「ラジャー!」
サヤカ「待って!プリオ。」
プリオ「何だよ、サヤカ?」
サヤカ「メカニックにお願いして、ツヨイロボに新兵器を装備してもらったの。物凄いメカなのよ!」
メカニック「そうです、プリオさん。これをツヨイロボに搭載すれば、鬼に金棒、『OH!エルくらぶ』に伊集院光!」
プリオ「…効き目あんのかなぁ?」
メカニック「これを敵ロボットにくらわせれば、宇宙暗黒大魔人皇帝軍は、『いいとも』の明日のテレフォンショッキングのゲストが萩原流行だとわかった時のような大騒ぎに!」
サヤカ「…とにかく、私がこの新兵器に名前を付けたの。名付けて…!」
(ツヨイロボテーマソング)
給料ほとんど天引きされて おまけにペソ立て ツヨイロボ
社長に文句を言いに行ったら トカレフチラリと パイルダーオン!
社員旅行でバスガイドに セクハラクエスチョン浴びせて泣かし
ナイロビ左遷のツヨイロボ!
(作詞 PN:アストロ保安官)
敵隊長「グハハハハハハ!わしの名は、『梨もぎファミリー・バラバラ死体発見』隊長!このわしの操る、『鼻毛が出ているにもかかわらず恋愛を熱ーく語る女ホームルーム委員』ロボの威力を見るがいい!」
プリオ「待てーっ!『鼻毛が出ているにもかかわらず恋愛を熱ーく語る女ホームルーム委員』ロボ!お前の勝手にはさせんぞ!」
敵隊長「ハッハッハッハッ、出たなツヨイロボ。今日が、お前の命日だ。嶋田久作風女王の名付けてくださったこの新兵器で、こっぱみじんにしてくれる!新兵器、『安達祐実のお兄ちゃん、安達祐実の新しいドラマで初共演』!」
(新兵器が不発に終わる音)
敵隊長「…なぜだ!? 大地を揺るがす大爆発が起こるはずなのに!?」
プリオ「バーカ!安達祐実の兄ちゃんなんか、久本妹クラスなんだよ!これでもくらえ、サヤカの名付けた新兵器、『寅さんが死んでからみんなよってたかって「寅さん、寅さん」って言ってるけど、(ピー)、俺が知りたいのは、(ピー)だけ!』」
(ツヨイロボの攻撃が敵を襲う音)
敵隊長「爆弾発言ー!!」
(ナレーション)
永田ディレクターのとっさの機転により、ツヨイロボの爆弾発言がUP'S打ち切りを引き起こすことは免れた。
しかし、いつ何時生放送で、トランクスのおいなりよろしく、ボロッとこぼれるとも限らない。
頑張れプリオ、負けるなツヨイロボ。
気を抜くな、ディレクター。
96.9.16 放送 (第50回) |
【第14回】
(ナレーション)
前回までのあらすじ。
巨大ロボットを操り、地球征服を企てる宇宙暗黒大魔人皇帝軍。
しかし、度重なる侵略攻撃は、地球防衛研究所のプリオ少年と最終兵器・ツヨイロボの活躍により、失敗に終わっていた。
宇宙暗黒大魔人皇帝軍のロボット軍団を統括する嶋田久作風女王は、一向に進まない地球征服作戦に苛立ちを隠せなかった。
『女王対ツヨイロボ・史上最大の決戦』前編。
■■■ 宇宙暗黒大魔人皇帝軍 ■■■
嶋田久作風女王「おぉ!ここが我が宇宙暗黒大魔人皇帝軍の誇る、ロボット兵器格納庫か、尿漏れパッド博士。」
尿漏れパッド博士「さようでございます、嶋田久作風女王様。この格納庫には、わたくしめの開発しましたスーパーロボットの数々が、待機しております。」
嶋田久作風女王「うむ。…田中律子ロボ。これは?」
尿漏れパッド博士「はい。私の好みで作りました。見ての通り、身長57メートル、体重550トンの田中律子型ロボットで、キラキラ光る瞳から『目撃!ドキュン』とレーザー光線が発…」
(ロボットを破壊する音)
尿漏れパッド博士「な、何をなさるんですか、女王!」
嶋田久作風女王「だまれ!こんなポンコツロボットを作っているから、いつもいつもツヨイロボに負けるんだ!」
尿漏れパッド博士「申し訳ございません!し、しかし、次のロボットは、まさに我が軍最強かと!」
嶋田久作風女王「ほう、何というロボットだ?」
尿漏れパッド博士「『ようこそペットの国』ロボットと申しまして、頭がポメラニアン、胴体がチーズ、そして両腕がアメリカンショートヘアーという、かわいいネコたんやワンたんの…」
(ロボットを破壊する音)
嶋田久作風女王「…戦闘能力ゼロじゃねーか。」
尿漏れパッド博士「続きましては、山田ロボ。頭が4組の山田、胴体が2組の山田、そして、足が1年先輩の3年2組の山田、何より翼がお…」
(ロボットを破壊する音)
尿漏れパッド博士「こちらは、松ぼっくりロボ…」
(ロボットを破壊する音)
尿漏れパッド博士「こちらは、ハンモックロボ…」
(ロボットを破壊する音)
尿漏れパッド博士「ごはんですよロボ…」
(ロボットを破壊する音)
尿漏れパッド博士「やじろべえロボと、桜大根ロボ…」
(ロボットを破壊する音)
嶋田久作風女王「もういい!こうなったら、この嶋田久作風女王自ら、出撃する。女王専用ロボット兵器・スゴイロボ、出撃!」
(スゴイロボが出撃する音)
尿漏れパッド博士「これが、伝説のスゴイロボか!? 聞きしに勝るすごさだ!」
■■■ 地球防衛研究所 ■■■
プリオ「へぇー、ここが地球防衛研究所の誇る、新兵器開発研究室か。すごいね、サヤカ。」
サヤカ「プリオ、この開発研究室でツヨイロボのパーツが作られてるのよ。…あっ、カタウンコ博士。」
カタウンコ博士「やぁ、プリオ君、サヤカ君。いい所に来てくれたね。たった今、ツヨイロボに搭載する新兵器が出来上がった所なんだ。」
プリオ「そいつはすげぇや。」
カタウンコ博士「まずは、これを見てくれたまえ。」
サヤカ「…うわぁ、何かしら。一見、巨大なベンガルの顔に見えるけど…?」
カタウンコ博士「ハハハッ、その通り。巨大なベンガルの顔だ。これをツヨイロボにかぶせる事によって、一見ベンガルに見えるん…」
(ロボットを破壊する音)
カタウンコ博士「な、な、何をするんですか!?」
サヤカ「もっと戦闘に役立つ物作りなさいよぉ。」
カタウンコ博士「あっ、申し訳ない。…そして、こっちが先ほどのベンガルの顔をさらに改良した、ダンカンの顔…」
(ロボットを破壊する音)
サヤカ「変わってないじゃないの。」
カタウンコ博士「これはどうだろう?渡辺かねお本人。」
サヤカ「何の役に立つのよ?」
カタウンコ博士「…敵も、攻撃しづらかろうと。」
サヤカ「こんなの攻撃されなくても、そのうち死ぬわよ。」
プリオ「…あ、サヤカ、敬老の日だよ、敬老の日!」
サヤカ「うるさわわねー。」
(破壊する音)
カタウンコ博士「では、これはどうでしょう?」
(警報音がスピーカーから流れる)
所長「東京上空に、未確認飛行物体出現!プリオ、至急発進してくれ!プリオ、至急発進してくれ!」
サヤカ「どうするの、プリオ!?」
プリオ「どうしよう、サヤカ!?」
サヤカ「とにかくそのへんの新兵器、全部ツヨイロボに付けちゃってよ!」
プリオ・カタウンコ博士「えぇーっ!?」
所長「プリオ、至急発進してくれ!」
(ツヨイロボテーマソング)
やばい店だと聞いてはいたが 店員虚無僧 ツヨイロボ
店内見回しゃ客が3人 全員泣いてる パイルダーオン!
シェフのおすすめサラダの上に ニョロリととぐろを巻くコブラ
奥から銃声 ツヨイロボ!
(作詞 PN:エーヤパントン+鳩ヶ谷・大野ガンバレ)
(ナレーション)
宇宙大戦最大の敵・嶋田久作風女王操るスゴイロボ。
迎え撃つツヨイロボ。
果たして地球防衛研究所の最新兵器とは?
『女王対ツヨイロボ・史上最大の決戦』後編。放送予定、なし!
96.9.23 放送 (第51回) |
【第15回】
(ナレーション)
前回までのあらすじ。
巨大ロボットを操り、地球征服を企てる宇宙暗黒大魔人皇帝軍。
しかし、度重なる侵略攻撃は、地球防衛研究所のプリオ少年と最終兵器・ツヨイロボの大活躍により、失敗に終わっていた。
宇宙暗黒大魔人皇帝軍のロボット軍団を統括する嶋田久作風女王は、一向に進まない地球征服作戦に苛立ちを隠せなかった。
伊集院光「いやー、スペシャルウィークですね、またねぇ。」
永田ディレクター「んー、楽しみだよね、でもね。」
伊集院「そうですね。」
永田D「やっぱり、それがないとね、味気ないから、うん。」
伊集院「結構最近ね、数字取れてますからね、ええ。ゲスト…」
(駆け寄ってくる構成渡辺)
構成渡辺「永田ディレクター!」
永田D「何だよ騒々しいな。」
構成渡辺「今連絡が入ったんですが、プリオ役の田中君が、今日来れないことに。」
伊集院「えぇっ?」
永田D「何だって?どうすんだよお前、あいつ主役だぞ。」
構成渡辺「どうしましょう?」
伊集院「僕に任せて下さい!」
永田D「伊集院。」
伊集院「僕の脚本マジックで、まるで違和感なくツヨイロボのストーリーを完成させましょう!」
永田D「そうか、頼むよ。」
■■■ 宇宙暗黒大魔人皇帝軍 ■■■
尿漏れパッド博士「嶋田久作風女王様!嶋田久作風女王様!」
嶋田久作風女王「何だ?騒々しいぞ、尿漏れパッド博士。」
尿漏れパッド博士「お喜び下さい!遂に、史上最強の新兵器が完成しました。」
嶋田久作風女王「お前の新兵器と三井ゆりの年齢は、あてにならんからな。」
尿漏れパッド博士「何をおっしゃいます、女王様。今度の新兵器は、この宇宙暗黒大魔人皇帝軍の科学の粋を集めた、細菌兵器でございます。名付けて、『犬化ガス』!」
嶋田久作風女王「『犬化ガス』!? 一体どんなガスなのだ?」
尿漏れパッド博士「はい。このガスを浴びた人間は、たちどころにシーズ犬になってしまうという、恐ろしいガスでございガス。」
嶋田久作風女王「…ダジャレか?…まぁよい。して、その犬化ガスをどのように使うつもりだ?」
尿漏れパッド博士「既に、地球防衛研究所内に、時限装置付きでセットしてあります。」
■■■ 地球防衛研究所 ■■■
サヤカ「所長!レーダーに未確認飛行物体です!」
所長「何ぃ!? ツヨイロボ、至急発進だ!」
プリオ「ワン!」
(ツヨイロボテーマソング)
(全て犬の鳴き声)
敵男爵「フハハハハ!愚かな地球人どもよ!わしの名は、『魚肉ソーセージでボコ殴り』男爵!このわしの操る、『ルーズソックスの中に無数の白玉を隠し持ち、もしもの時に頬張るコギャル』ロボの威力を見よ!」
プリオ「ワンワンワンワンワン!(ここでリスナーの方にだけ、よくわかる犬語講座です。『ワンワンワンワンワン!』、これは「待て!『魚肉ソーセージでボコ殴り』男爵!お前の勝手にはさせんぞ!」という意味になります。)」
敵男爵「出たなツヨイロボ!これでもくらえ!必殺・『長嶋監督の青ヒゲでプラモの仕上げ』!」
(敵の攻撃がツヨイロボを襲う音)
プリオ「キャン!キャンキャンキャンキャン!(うわ、助けてくれ!)」
プリオ「キャンキャンキャン!ワン!ワン!(このままではやられてしまう!)」
プリオ「ワン!(必殺技を出そうにも、俺の手、グーだし。)」
プリオ「キャーンワンワンワン!キャーンワンワンワン!キャーンワンワンワン!(やばいぞ、鼻が乾いてきた!俺、死ぬかも。)」
敵男爵「どうしたツヨイロボ、なぜ反撃してこない?ならばこれでも食らうがいい!必殺・『江戸時代、オランウータンが初めて日本に来た時、外国の人だとみんな思って、殿様に会わされたらしい』!」
(敵の攻撃がツヨイロボを襲う音)
プリオ「キャンキャンキャーン!(ものすげー痛ぇよ。)」
敵男爵「おかしいな。いつもなら訳の分からない必殺技で、応戦してくるはずなのに。…おや?ツヨイロボのコックピットの中に、可愛いワンちゃんが。あぁ、僕は何て可哀想な事をしていたんだろう!ペット大好き・男兵藤ゆきことこの僕が、あんなに可愛いワンたんを、ワンたんをー!」
(自爆する敵男爵)
敵男爵「アァーッ!!」
(ナレーション)
偶然にも、『魚肉ソーセージでボコ殴り』男爵が愛犬家であったために、地球は救われた。
犬になったプリオ少年は、シッポを振ったり、鼻をしっとり濡らしたり、女子高生に眉を描かれたり、己のウンコを甘噛みしたり、犬としての暮らしを満喫していたが、地球防衛研究所科学班の開発した『犬・フナ化ガス』により、一旦フナになり、『フナ・人間化ガス』により、元に戻ることができた。
今でもその副作用でフナのように長いウンコを引きずったまま、平気な顔をしているプリオ少年ではあるが。
頑張れプリオ、負けるなツヨイロボ。
来週は来い!プリオ。
「ワン!」
96.9.30 放送 (第52回) |
【第16回】
(ナレーション)
前回までのあらすじ。
巨大ロボットを操り、地球征服を企てる宇宙暗黒大魔人皇帝軍。
しかし、度重なる侵略攻撃は、地球防衛研究所のプリオ少年と最終兵器・ツヨイロボの大活躍により、失敗に終わっていた。
宇宙暗黒大魔人皇帝軍のロボット軍団を統括する嶋田久作風女王は、一向に進まない地球征服作戦に苛立ちを隠せなかった。
■■■ 宇宙暗黒大魔人皇帝軍 ■■■
嶋田久作風女王「第1回・宇宙暗黒大魔人皇帝軍対抗クイズ大会!」
嶋田久作風女王「第1問!演歌の大御所・北島三郎がまだ売れない頃、先輩演歌歌手と組んでいた漫才の…」
(ピンポーン!)
嶋田久作風女王「尿漏れパッド博士。」
尿漏れパッド博士「ゲルピンきんじまんじ。」
(ピンポンピンポンピンポンピンポーン!)
嶋田久作風女王「第2問!大人気アイドルグループ・SMAPの…」
(ピンポーン!)
嶋田久作風女王「尿漏れパッド博士。」
尿漏れパッド博士「スポーツ・ミュージック・アセンブル・ピープル。」
(ピンポンピンポンピンポンピンポーン!)
嶋田久作風女王「第3問!カレーに使う香辛料…」
(ピンポーン!)
嶋田久作風女王「尿漏れパッド博士。」
尿漏れパッド博士「ターメリック。」
(ピンポンピンポンピンポンピンポーン!)
嶋田久作風女王「第4問!18世紀の中頃…」
兵士A「ちくしょう、一か八かだ!」
(ピンポーン!)
嶋田久作風女王「ほう、兵士A、答えるがいい。」
兵士A「王選手!」
(ドッカーン!)
兵士A「ウワァ!!」
嶋田久作風女王「第5問!高倉健の…」
(ピンポーン!)
嶋田久作風女王「尿漏れ。」
尿漏れパッド博士「ポカホンタス。」
(ピンポンピンポンピンポンピンポーン!)
嶋田久作風女王「第6問!化学の…」
(ピンポーン!)
嶋田久作風女王「尿!」
尿漏れパッド博士「硝酸ミコナゾール。」
(ピンポンピンポンピンポンピンポーン!)
嶋田久作風女王「いよいよこれが最後の問題だ。」
(ピンポーン!)
尿漏れパッド博士「靴下に砂を入れた物で頭部を強打した後、熱帯魚の水槽に砂を捨てて、靴下は履いた。」
(ピンポンピンポンピンポンピンポーン!)
(ファンファーレが鳴る)
嶋田久作風女王「さすがは我が軍一の天才・尿漏れパッド博士。褒美として、この最新型ロボット『クイズ王ロボ』に乗り、出撃するがいい。」
尿漏れパッド博士「ははーっ!!」
■■■ 地球防衛研究所 ■■■
サヤカ「所長!レーダーに映った物は、次の3つのうち何でしょう?1.未確認飛行物体、2.見知らぬ人のかかと、3.チャーリー浜。」
所長「い、1番?」
(ピンポンピンポンピンポンピンポーン!そしてファンファーレ)
サヤカ「すごい!さすが所長!」
所長「いやぁ、それほどでもないけども。」
サヤカ「それでは、練馬区からお越しの所長さん、ダブルアップクイズにチャレンジしますか?」
所長「ん…します。」
(ダブルアップクイズのテーマ)
プリオ「二人とも!そんな事してる間に罪もない人々が死んでしまうじゃないですか!?」
サヤカ「会場のお客さん、静かにして下さい。」
プリオ「い、いや、か、会場って…。」
所長「プリオ君、静かに。マナーだよ君。」
プリオ「あ、はい…。」
サヤカ「さぁ所長、ダブルアップクイズです。まずはこの歌をよく聴いて下さい。」
所長「はい。」
曲「おばあちゃんは夕餉(ゆうげ)の片付けを終えた時〜弟は二階のゆりかごの中で〜僕と親父は街頭テレビのカラテ・チョップが白熱した頃に〜妹の誕生を知った〜それから親父は占いの本と辞書と〜♪」(さだまさし『親父の一番長い日』)
プリオ「お、おい。めちゃくちゃ長い曲じゃねーかよ!?」
サヤカ「静かに。」
所長「マナーだよプリオ君。」
プリオ「どうしよう?ツヨイロボは所長の命令なしに発進できないし…今頃街は…」
曲「〜首っぴきで実に一週間もかけて〜娘のためにつまりはきわめて何事もないありふれた〜名前を見つけ出した〜♪」
■■■ 街 ■■■
尿漏れパッド博士「わしの名は尿漏れパッド博士。このわしの操るクイズ王ロボの出す問題に答えられない奴は踏み潰してくれる!そこの高層ビルの中にいる地球人どもに問題!」
クイズ王ロボ「ハブと戦うことで有名なマングース、何科の動物?」
高層ビルの中の人「マ、マングース!?」「ハブに強いから…」「ハブ、ハブ…」「…」「な、何か言え、何か言えよ。」「言っちゃえ言っちゃえ言っちゃえ」「だ、誰?」
一般人「俺でいい?…リ、リス?」
(高層ビルの中の人が攻撃される音)
尿漏れパッド博士「続いて、そこのデパートの客に問題!」
クイズ王ロボ「アメリカ最南部にあるジョージア、アラバマ、ミシシッピー、ルイジアナ。この4つの州を総称して何と呼ぶでしょう?」
一般人「ちっくしょう!ツヨイロボは一体何をしているんだ!?」
■■■ 地球防衛研究所 ■■■
曲「〜息子として〜♪」
サヤカ「それでは問題です。今聴いて頂いた、さだまさしの『親父の一番長い日』をアレンジした作曲家は誰でしょう?」
所長「えぇ〜!?誰だ、誰だ?」
サヤカ「さぁ、時間がなくなっちゃいますよ!」
所長「ん〜…ゴッホ?」
(ブー!)
サヤカ「残念でしたぁ。正解は、山本直純でした!」
所長「あー、そっかぁ!」
プリオ「あー、悔しがってる場合じゃないですよ所長!早く出撃命令を!」
所長「うるさいなぁプリオは!あー、ツヨイロボ発進。」
プリオ「ラジャー!」
(ツヨイロボテーマソング)
待ちに待ってた初デート 胸がドキドキ ツヨイロボ
彼女に渡したプレゼント タモリの似顔絵 パイルダーオン!
結局フラれてヤケ酒飲んで 目覚めりゃ見知らぬ港町
しかも血まみれ ツヨイロボ!
(作詞 千葉・PN:ダメ人間)
尿漏れパッド博士「地球人など、バカばっかりだ。続いては、あの区役所でも爆破するか。問題!」
プリオ「待てっ、尿漏れパッド博士!お前の勝手にはさせんぞ!」
尿漏れパッド博士「出たなツヨイロボ。お前ごときに、この私の超難しいクイズが解けるかな?第1問!」
クイズ王ロボ「昭和50年代に大ブームになったウーロン茶。その火付け役になったタレントといえば誰?」
プリオ「えーと、あのー、あの、あの人、あの、あの…アブドーラ・ザ・ブッチャー。」
(ブブーッ!)
尿漏れパッド博士「答えはピンクレディーだ。」
(ツヨイロボが攻撃を受ける音)
プリオ「ウワーッ!!」
尿漏れパッド博士「第2問!」
クイズ王ロボ「元素記号でHは水素、Oは酸素。では、Yは?」
プリオ「えー、そんなのわかんねーよ!? えーと…?」
尿漏れパッド博士「さぁわからないと、大爆発だぞ!」
プリオ「…イヌ?」
(ツヨイロボが攻撃を受ける音)
プリオ「ウワーッ!!」
尿漏れパッド博士「答えはイットリウムだ。どうやら、次が最後の問題のようだな、ツヨイロボ。」
プリオ「くっそー!!」
尿漏れパッド博士「最終問題!」
クイズ王ロボ「さだまさしの曲『親父の一番長い日』をアレンジした作曲家は誰?」
プリオ「山本直純!」
(ピンポンピンポンピンポンピンポーン!)
(尿漏れパッド博士が攻撃を受けやられる音)
尿漏れパッド博士「ウワーッ!!」
(ナレーション)
一見、何の役にも立たないと思われたさだまさし豆知識がツヨイロボを、いやこの緑の地球を救った。
「この世に無駄な知識などないのだな。」
プリオ少年はつくづく考えた。
地球に真の平和が訪れるその日まで、頑張れプリオ、負けるなツヨイロボ。
マングースはジャコウネコ科だぞ、チビっ子!
96.10.7 放送 (第53回) |
【第17回】
96.10.14 放送 (第54回) |
【第18回】
96.10.28 放送 (第56回) |
【第19回】
96.11.4 放送 (第57回) |
【第20回】
96.11.11 放送 (第58回) |
【第21回】
96.11.18 放送 (第59回) |
【第22回】
96.11.25 放送 (第60回) |
【第23回】
(ナレーション)
前回までのあらすじ。
巨大ロボットを操り、地球征服を企てる宇宙暗黒大魔人皇帝軍。
しかし、度重なる侵略攻撃は、地球防衛研究所のプリオ少年と最終兵器・ツヨイロボの大活躍により失敗に終わっていた。
宇宙暗黒大魔人皇帝軍のロボット軍団を統括する嶋田久作風女王は、一向に進まない地球征服作戦に苛立ちを隠せなかった。
■■■ ロボット兵器整備工場 ■■■
プリオ「所長、ただ今到着しました。」
所長「おう、プリオ君か。待ってたよ。入りたまえ。」
プリオ「どうしたんですか。急に「ロボット兵器整備工場に来い」だなんて。」
所長「遂に完成したんじゃよ、ツヨイロボの新兵器が。なっ、男乳首博士。」
男乳首博士「はい。ツヨイロボ、最大にして最強の兵器の完成です。」
所長「うむ。」
男乳首博士「この新兵器は、大気中に拡散するソンブレロ粒子を、アン・ルイス合金で出来たキャノンにCCB電子の逆流原子を利用して集積して、敵目がけて一気に放出する物で、その名称は『ツヨイ砲』。」
プリオ「名前はあっさりしてるけど、確かに強そうだ。」
所長「見たまえ、プリオ君。最強にして最大の兵器、ツヨイ砲を装着したツヨイロボの晴れ姿を。」
(ファンファーレ風の効果音)
プリオ「…すす、すごい。あの成人用紙オムツに、焼きちくわをハンダ付けしたみたいなのが、ツヨイ砲。」
男乳首博士「早速ですがプリオさん、ツヨイ砲の操作方法。」
プリオ「はい。」
男乳首博士「まず、姿勢制御レバーをセーフティーからスタンバイの位置まで下げます。次に、パワーダイヤルをSに合わせ、兵器コントロールパネルの操作ボタンを、青、赤、緑、赤、黄の順番で押します。」
プリオ「あぁっ、ちょ、ちょ待って、そんなに覚えきれないよ。」
男乳首博士「言っときますけど、プリオさん。この操作を一度でも間違うと、黒ひげが飛び出しちゃいますよ。」
プリオ「んん…なぜそんなシステムを!?」
男乳首博士「…ドキドキするからです。続けます。兵器コントロールパネルの操作ボタンを青、赤、緑、赤、黄の順番に押したら、ナビゲーション回路のボタンを黄緑、レモン色、焦げ茶、サーモンピンクの順に押し、安全装置解除ボタンをファンタグレープ、ファンタオレンジ、アンバサ、アンバサ、タブクリアの順番で押すと、返却口から弱った子リスが出ます。」
(ピシュー、と子リスが出る音)
プリオ「子リス出してどうすんですか!?」
男乳首博士「子リスをスライダーの握りで掴んだら、外角低めに投げ込んで下さい。130キロ出てれば、非常用ドアコックのロックが解除され、中に住んでいる山村君ファミリーが蜘蛛の子を散らすように出てきます。」
(「うわーん」と、山村君ファミリーが蜘蛛の子を散らすように出ていく音)
プリオ「あのー、まだ続くんですか?」
男乳首博士「誤作動を防ぐためです。」
プリオ「…はぁ。」
男乳首博士「山村君ちの次男のホクロをシャーボで突き刺すと、当然次男は泣き出します。その泣き声が100デシベルに達した時点で…」
■■■ 宇宙暗黒大魔人皇帝軍 ■■■
嶋田久作風女王「それは本当か!? ビックスベポラップ作戦参謀。」
ビックスベポラップ作戦参謀「はい、女王陛下。たった今、地球に送り込んだ部下から、ツヨイロボに新兵器が搭載されたとの情報が、糸電話で。」
嶋田久作風女王「ふーん、どうしたものか。」
ビックスベポラップ作戦参謀「そこはわたくしめにお任せを。既に、出撃準備に入っている我が軍の新型ロボットに対新兵器用のバリアーを準備いたしました。」
嶋田久作風女王「うん、さすがは作戦参謀。頼もしいな。」
ビックスベポラップ作戦参謀「光栄でございます。」
嶋田久作風女王「となれば先手必勝だ。出撃せよ!」
ビックスベポラップ作戦参謀「ははーっ!!」
嶋田久作風女王「…ねぇ、ははーっ!はいいけどさ、糸電話って何?」
ビックスベポラップ作戦参謀「ははーっ!!」
嶋田久作風女王「えっ、いやだから、ははーっ!はいいって。」
ビックスベポラップ作戦参謀「ははーっ!!」
嶋田久作風女王「…糸電話通じないじゃん。」
ビックスベポラップ作戦参謀「ははーっ!!」
嶋田久作風女王「…はははって。」
ビックスベポラップ作戦参謀「ははーっ!!」
■■■ ロボット兵器整備工場 ■■■
男乳首博士「…最後に、風呂吹き大根に肉味噌あんかけをトロリとかけて、アツアツの所をフーフー吹きながら、ジュディ・オングの『魅せられて』を歌いながらボタンを押せば、発射です。」
プリオ「ちょ、ちょっと待って。えーと、風呂吹き大根に、肉味噌あんかけをかけて。」
サヤカ「みんな大変よ。レーダーに敵ロボット確認。こちらに向かってます。」
プリオ「えー、ジュディ・オングの『魅せられて』を…。」
所長「プリオ!おさらいしてる暇などない!ツヨイロボ、至急発進だ!」
プリオ「えーっ!?」
所長「いや、えーじゃなくて!」
プリオ「えーっ!?」
所長「いや、えーじゃなくてさ!」
プリオ「まだわかんないよー!?」
所長「んないいんだよもう、さい、ジュディ・オングので押せば!」
プリオ「ラジャー!」
(マジンガーZのテーマ曲)
「空にそびえる鉄(くろがね)の城〜スーパーロボットマジンガーZ〜無敵の力は僕らのために〜正義の心をパイルダーオン!〜飛ばせ鉄拳ロケットパンチ〜♪」
宇宙暗黒大魔人皇帝軍特別攻撃部隊長「ハーハッハッハッハッハッハッ!ハッハッハッハッハッハッハッ!わしの名は、宇宙暗黒大魔人皇帝軍特別攻撃部隊長、『マリオカートが欲しかったのにお父さん間違えて巨人のマリオのカード買ってきちゃった』三世。地球人どもよ、このわしの操る、『ペンシルバニア州ってよく聞く名前ですけどどのへん?』ロボの威力を見るがいい!」
(街を破壊する音)
(プリオ登場の音楽)
プリオ「待てっ、三世!」
三世「思い切って略しちゃったよ。」
プリオ「お前の勝手にはさせんぞ!必殺、ツヨイ砲ー!!…えーと、姿勢制御レバーをスタンバイに下げて、えーパワーダイヤル、あーこれか、パワーダイヤルをSに合わせて、えー、青、赤、緑、赤、黄色、えーナビゲーション回路ナビゲーション回路、黄緑、レモン、焦げ茶、サーモンピンク…」
三世「フッフッフッハッハッハッハッハッ、ツヨイロボ、何を悠長にやっておる。対ツヨイ砲バリヤー!」
(ツヨイ砲バリヤーをセットする音)
プリオ「あーうるさいな、忘れちゃうよ。えーと、グレープ、オレンジ、アンバサ、アンバサ、リアルゴールド、あぁっ、いけねぇ、タブクリアだ!」
(「シュポッ!」という効果音)
プリオ「しまった!黒ひげが飛んじゃった!!」
三世「うわぁっ!このバリヤー、ツヨイ砲以外には効かなーい!!」
(敵ロボットが破壊される音)
(ナレーション)
地球防衛研究所の新兵器・ツヨイ砲により、というか、飛び出した黒ひげにより、敵ロボットは粉々に砕け散った。
ちなみに、一度黒ひげが飛び出してしまうとツヨイ砲は、エネルギーの充填に16年と2ヶ月かかるため、来週は使えない。
地球に真の平和が訪れるその日まで、頑張れ、ツヨイロボ!負けるな、プリオ!
そして、非常用ドアコックの中で16年2ヶ月待て、山村君ファミリー!
(原案 鳩ヶ谷市・PN:大野ガンバレ)
96.12.2 放送 (第61回) |
【第24回】
(TBSの控室らしき効果音)
池田D「伊集院さん、台本まだですかー?」
伊集院「すいませんいつもいつも、池田ディレクター。」
池田D「っとにもう。」
プリオ「伊集院さん、もう2時間も待ってんですがねぇ。」
伊集院「いやあの、もう少しで書き終わるんだよプリオ君。」
プリオ「一体あと何ページ残ってるんですか?」
伊集院「あ、あ、あと何ページって言われちゃうとあの…」
サヤカ「ちょっと、見せてごらんなさいよ。」
伊集院「『宇宙歴0096(ダブルオーナインティシックス)』…って、ここまではとりあえず出来てるんですよ。」
サヤカ「ちょっと、いいかげんにしなさいよ、この豚バラブロック甘酢あんかけ煮!」
伊集院「サヤカちゃん、そうりゃひどいや。」
研究所員1「あたし達声優の卵をなめてるの?このウスラトンカチ!」
伊集院「ご、ごめんなさい。」
嶋田久作風女王「ごめんじゃないわよ、このドリルチンチン!」
伊集院「ドリルチンチン!?」
研究所員2「タレ乳!」
伊集院「た、たた、たたた…!?」
プリオ「和製ベーブ・ルース!」
サヤカ「チンゲン菜!」
構成渡辺「まぁまぁまぁ。ここは私に任せて下さいよ。」
伊集院「その声は…構成の渡辺。」
構成渡辺「こんな事もあろうかと僕が、今日のツヨイロボの原稿を書いてきました。」
池田D「でかしたぞ渡辺。」
構成渡辺「渡辺?渡辺様だろう?池田。こと、偽ムエタイチャンピオン。」
伊集院「ムエタイって、い、いや渡辺、いくら何でもディレクターに偽ムエタイチャンピオンてことはないだろうお前、そりゃ顔タイ風の面構え…」
構成渡辺「伊集院改め旧ザク。」
伊集院「旧ザクぅ!?」
構成渡辺「おめーも『渡辺様』だろう?」
伊集院「…うっ、くっ。」
構成渡辺「それより、ツヨイロボの台本、欲しくないのか?」
伊集院「…ンー、ちっきしょう。」
嶋田久作風女王「もう、とにかく、早く収録しましょうよ。」
声優たち「そうだよ、早くしてくれよ、バイトだってあるんだからさぁ。」「そうよ、早くやろうよもう。終わんないし。」 伊集院「チッ、ンー、ここは一つ、池田ディレクター。」
伊集院・池田D「渡辺様。」
構成渡辺「声が小さいぞ。」
伊集院・池田D「渡辺様!」
構成渡辺「ようし!渡辺雅史脚本・監督『ツヨイロボ』、よーい、スタート!」
(ナレーション)
宇宙歴0069(ダブルオーナインティシックス)。
地球は、宇宙暗黒大魔人皇帝軍との宇宙戦争に突入していた。
■■■ 地球防衛研究所 ■■■
サヤカ「所長、東京上空に未確認飛行物体です。」
所長「何ぃっ!? ツヨイロボ、至急発進だ!」
プリオ「ラジャー!」
(マジンガーZのテーマ曲)
「空にそびえる鉄(くろがね)の城〜♪」
ファイヤーロボ「愚かな地球人共よ、この、ファイヤーロボの威力を見よ。」
プリオ「待てっ、ファイヤーロボ!お前の勝手にはさせんぞ!」
ファイヤーロボ「出たなツヨイロボ。これでも食らうがいい、必殺・ファイヤーアタック!!」
プリオ「うわぁーっ!熱い!物凄い火力だ!うわぁ、くーっ、このままではやられてしまう。火に対抗するには、み、水だ!必殺・ウォーターハリケーン!!」
(水を放出する効果音)
ファイヤーロボ「その程度の水力でわしの火力に勝てると思うか。必殺・スーパーバーニングファイヤー!!」
プリオ「うわぁっ!!もうダメだ、もう限界だ、ツヨイロボが爆発してしまう!うっ、熱いー!!どうしよう、このままでは死んでしまう。くっそー、だっ、熱いよー、あぁ、熱いー、うわぁ、何とかならないかっ、熱いー、はぁっ。」
(目覚ましの鳴る音)
プリオ「はぁっ、あぁっ、熱いよ、熱いー、はぁ、はぁ、熱い、あぁ、熱いー、熱いよー、燃えちゃうよ、熱い。」
プリオの母「プリオ!起きなさい、プリオ!」
プリオ「あん!?」
プリオの母「プリオ!早く起きないと、また学校遅れちゃうわよ!」
プリオ「あ? え!? し、し、嶋田久作風女王!?」
プリオの母「何寝ぼけてんの、ほら!早く起きなさい!」
プリオ「えぇっ!? え、えぇっ!? えっ、えっ。ゆ、夢!?」
プリオの母「…ハーッ。」
プリオ「え、全部夢?」
プリオの母「あら、何だいこの布団は!? プリオ、いい歳こいておねしょかい!?」
プリオ「ううっ、あーっ、ウォーターハリケーンだけ、夢じゃないー。」
(『ファンファン♪』というオチの効果音)
池田D「ふざけんなよ渡辺、改め捨て犬!」
サヤカ「フクちゃんじゃねーんだぞ、オポンチ脳味噌!」
プリオ「今時『ファンファン♪』てオチがあるかよ!」
構成渡辺「あっ、すい、すいませんほんとすいません。で、でも、元はといえば伊集院さんが。」
研究所員1「あっ、そういや伊集院のヤロー、どこ行きやがった?」
全員「あの野郎どこ行ったんだよー、出てこいよあいつー」「きっと逃げたのよ」「どこ隠れてんのよー」「…」
プリオ「…ちょっと、みんな、聞いて聞いて。ね、みんな。」
全員「うん?」「えっ?」「…」
プリオ「みんな、こんな所に、置き手紙があるよ。
全員「えぇっ?」「何々?」「置き手紙?」「…」
プリオ「(伊集院の置き手紙を読む)皆さん、今回のことでは本当にご迷惑をおかけしました。」
プリオ・伊集院(二人の声を重ねて)「言い訳するわけではありませんが、伊集院・F・光が死んでからというもの、僕一人では」
伊集院「どうにもならない事がある事を知りました。皆さんがこの手紙を読む頃、僕は故郷のスロバキアで、青い空を見つめながら、皆さんの幸せを、心から祈ってる事でしょう。…伊集院光」
嶋田久作風女王「伊集院さん、こんなに思い詰めてたんだ。」
プリオ「そういや俺達、伊集院の事、何にも知らなかったよな。」
(みんながすすり泣く声)
嶋田久作風女王「伊集院さん、かわいそう。」
プリオ「帰ってきてくださいよ、伊集院さん。」
全員「伊集院さぁぁぁん…」「こんなままなのは嫌ですよ…」「…」
プリオ「ていうかちゃんと書けよ。」
伊集院「…ごめん。」
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