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夏のタイムマシン
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注:(※)はコーナーがなかった回です。
理由(※1)スペシャルウィーク(聴取率週間)(※2)時間不足(※3)録音スペシャル

更新日(2000.3.10)2000.3.6放送分(2000.2.17)2000.2.14、2000.2.7放送分(2000.2.3)2000.1.24、2000.1.31放送分
1999年 11月 22日 29日(※3) 12月 6日 13日 20日(※1) 27日
2000年 1月 10日 17日 24日 31日 2月 7日 14日 21日(※1) 28日(※2)
3月 6日

 2000.3.6 放送 (第230回)  
 中学校1年生の運動会の時、次の種目・綱引きに出場するために、入場門の所にスタンバってる俺の所にタイムマシンを飛ばして会いに行きたい。

 「おい、おい!おい、そこのお前、ちょっと来いよ。えっ?「お前は誰だ」だって?俺は未来のお前だよ。証拠見せろって?あぁそうだな、あー、毎週日曜の朝「早朝マラソン」と称してエロ本墓場に一直線、な?な?な?あー、これから言う事をよく聞いておけ。これからお前はな、綱引きをする。チッ、そんな事分かってる?まぁ分かってるだろうよ。な?当然オーエスオーエス引くわけだがそん時にお前の隣で引いている可愛い女の子の、オパイが、腕に当たる。オーエス、パイ、オーエス、パイ。ま、引く度に当たるわ。…喜んでる喜んでる、バカッ!いいか?オパイが当たるのはこれ不可抗力。ね?そしてお前のオティティンがカティンコティンになるのもそりゃ不可抗力。で、お前が今履いている物は何だ?そうそうそう、緩めの短パンだねー。さぁ、この短パンは、それら不可抗力によってどうなるか?お前さぁ、人差し指で短パンのゴムを、グイッて前に引っ張ってみ?もっともっともっともっと、もっともっともっと、もっと、もっと、そうそんな感じ。ねー?だから、綱引きする時は、持つ位置を変えろ。でないとお前、今後給食係しかやらせてもらえないほどダニ扱いされるぞ。それでもいいのか?…いいのか!?…そうか。じゃあ行け!思う存分行け!…待てっ!持つ位置をちょうどな、女子の左手の後ろ30センチにするといい感じだからな!頑張れよー!涙が止まらねぇや!じゃあな!」

 (浦和市・PN:Sたけおは友達)
 小学校3年生の頃、クラスで委員長の飯塚さんのアサガオの植木鉢の中に洗剤が入れられる事件が発生。
 アリバイがないのと人相の悪さで、僕がクラスの連中、そして先生にまで犯人扱いされる。
 しかしその時、泣きながら自首したのは、小池君だった。
 めでたしめでたし…で締めくられたものの、どーにもこーにも腹の虫が収まらず、放課後裏庭のアサガオの前でたたずんでいる自分の所にタイムマシーンで駆け付けたい。

 「あ、いたいた。オゥ!こんちは。え、何?う、うるせーって、な、んな事言うなよ。なんだよ、は、話しかけるなってお前。今日はな、お前に一言言いに来たんだよ、んー、お前は「うるせー」しか言えねーのか?え、よく聞け。俺はお前がムカついてるのもこれから何をするのかも知ってるよ。トボけても無駄だ。これからお前はクラス全員のアサガオを引っこ抜くつもりだろ。オレはな、それを止めるつもりはない。よってたかって犯人扱いされた上にだ、な?あー、詫びの一つもない。やれやれもう、これは天罰だ、天罰だと思ってやれ。しかしだ、頼むから、自分のアサガオも抜いておけ。おい、自分のだけ無事なんて天がやったにしちゃお前、いくらなんでも不自然だろ。次の日学校に行くとな、1分でお前が犯人だという事がバレる。な?そんで誰にも相手にされなくなる。んー、まぁな。お前も腹減ったろ?じゃお前が仕事が終わるまで校門で待ってるから、ラーメン食いに行こう。美味いラーメン食わしてやるから。オゥ、やっと笑ったな。じゃあ20分後、くれぐれも、自分のアサガオもちゃんと抜け。じゃあな。」

 (PN:ポイズンマッシュ)
 2000.2.14 放送 (第227回)  
 11年前、友達とかくれんぼをしている自分の所に行きたい。

 「はぁー、やっと着いた。うん、ここだここだ、ここでかくれんぼしてたなぁ。チッ、あのガキャどこに隠れてるんだ?あぁ、いたいたいたいた。おいおいお前お前お前!あー、ちょっとこっち来い。えっ、「おにいちゃんもかくれんぼしたいの?」だと?違うよ。お前今あの、トラックの、荷台に隠れようとしてたろ?「うん」じゃないよお前。あのトラックには隠れんな。いや「何で」じゃなくて。トラックってどういうもんだ?隠れるための物じゃねーだろお前、そりゃ違う答えだよお前。トラックっていうのは、物を遠くに運ぶためにあるんだよ。お前がトラックに隠れたらどうなると思う?「なかなか見つからない」?、ま、そう思うからお前隠れようとすんだよな。そうだよ、その通り、なかなか見つかりません、それ正解。ね?で、なかなかどころかね、お前すんごい所でやっと見つかるよ。お前が今いる所はどこかお前住所言えるか?そう、茨城県。よし。ね?でも見つかるのは、新潟県。「すごい」じゃないよお前。「すごい」じゃないの、よく考えてみな。明日お前どっか行く予定じゃなかったか?お母さんとお父さんにそう言われてないか?そうだよ、東京ディズニーランドだろう?久しぶりに親が大きい休みが取れたから、ディズニーランドの近くのホテルに泊まるって、なぁそうだよなぁ?それダメになるよ。「何で」じゃなくて。新潟行くからだよ。新潟にミッキーマウスはいるか?いねぇーよ!だからトラックには乗るな。乗らなければ明日カリブの海賊に乗れる。わかったな?おう、わかったか。よーし、わかればいいんだ。な?それじゃなぁ、いいや、一ついい事教えてやろう。お前が今あの一生懸命集めてるあの『ギザ10』ってあんな?あのお前がいつかあの、小銭屋いや古銭屋に大量に売って大金持ちになろうとしてる計画中のあのギザギザの10円な。…価値なし。じゃあね!」

 (茨城県・PN:サッポロ100番)
 中学校2年生の時、風呂上がりで素っ裸の自分に今すぐタイムマシンで忠告しに行きたい。

 「男の価値はー、チンチンの大きさではなーい!!いやゴメンねいきなり本題に入っちゃって。申し訳ない、驚いた?えっ、誰だって?いやオレだよオレ。わかんない?わかんない?じゃあね、えー、ヒント。中学校の時のあだ名は「エロヤナギ」でした。そう、僕はあなた。まぁそれは置いといて、お前さぁ素っ裸で何してるんだ?定規片手に。「しゅ、宿題」って。そんな宿題あるわけないだろお前。鏡の前に立ってお前チンチンの大きさ測ろうとしてんだろ?いいかよく聞けよ。早く服を着ろ。な?おふくろが、一部始終を目撃してるらしいんだよ、ヤバいだろ?オレもなぁ、しばらくしてから遠回しに聞いたんだけど、トラウマできたよ。この時の事を思い出す度に、布団の中でじたばたせずにはいられなくなるよ、いいのか?このドアの隙間からな、見られ…あっ、おふくろ。あっ、この状態の時から見てたの。あぁっ、うわあー!!」

 (千葉県八千代市・PN:船橋一郎)
 高校3年の時、近所のビデオ屋にアダルトビデオを借りに行こうと原チャリに乗ろうとしているまさにその時タイムマシンで行って一言こう言ってやりたい。

 「おいおいおいおいおい、ちょっと待てちょっと待てちょっと待て!その、メット、メット脱いで、俺の話を聞いてくれ。ん、あの、実はなオレはあの、2年後の未来から来たお前なんだよ。ウソじゃないウソじゃないウソじゃない、ほら、これこの写真。ほらあの、お前があの友達の家で勢いだけで撮った、ほら、フルチンの写真。あの、これポラロイドカメラで撮ったやつだから1枚しかないはずだろ?だからこれ持ってるって事は、オレはお前だから。な?よかったな。わかった?うんいいよ、OK。あっ、じゃここから、あの、あなたに、い、いくつかの、なんだろ、人生を上手く暮らす上での、ヒントを与えましょう。いいですか?えー、第1ヒント。今日は、エロビデオを借りに行くのはやめた方がいい。え、何でかって?教えてほしい?じゃそうか、そ、んじゃ第2ヒント。今お前が行こうとしているビデオ屋のレジには、いつものババァはいない。いや何でかっていうのは、これ、ヒントだから。ね?ていうかオレにはよくわからないんだよ。でも人が変わってんの。だ、えっ、それは誰かって?じゃ、いいやいいや、第3ヒント。…イトコのミカちゃん。だからどうしたって?お前も勘が鈍いなお前。じゃ第4ヒント。お前はその事に気づかずエロビデオをレジに持って行く。しかも今日に限ってお前、新たな発見をしようと、SM系とスカトロ系を2本ずつ。ここまで言えばお前答えがわかったろ!?な?んで、それを見たミカちゃんは、どういうリアクションを取ると思う?ハイ、これ明日までの宿題!また明日ちゃんとお前オレの話を信じてビデオを借りなかったかどうか、確かめに来るから。あー、5時頃自分の部屋にいてくれよな。あそうだ、じゃいいや、最後にもう1個だけヒントやるよ。…大泣き。じゃあね、バイバイ、バイバイ、バイバイ!」

 (PN:チャンクーキー小宮)
 2000.2.7 放送 (第226回)  
 3、4ヶ月ほど前、姉の買ったパソコンを内緒で使う直前の僕にタイムマシンで行ってアドバイスしたい。

 「よぅ!おう、何してんの?ええっ、オレ?見りゃわかるだろ、オレはお前だよ。な、んなこたいいからさ、ちょっとお前聞きたいことあんだけど、あの、お前今何しようとしてんの?はぁん、芸能人の、ホームページを見に行くの。あ、そう。ほんとに?あ、まぁまぁまぁじゃそういうことにしとこうか?うーん、お前ほらさ、まだパソコン全然詳しくないだろ?いいか?ここな、ここをこういう風にこうすると、今までに見たこう、ヒッ、あの、ホームページの一覧が出るんだよ。あ、この機能はね、まぁ数ヶ月後、姉に呼び出されて、教わることになる。で、画面にはね、この数ヶ月分のひわいなタイトルの文字がほら出た!ね?出たでしょ!だからね、今のお前みたいに、芸能人のホームページだのね、数ヶ月後のお前の言うところの何?「ややっ、ハッカーの仕業かな?」だのそういう戯れ言はなー、通用しないんだよ。だから、エロホームページは見るな。わかったな?あぁ…あっ、そうだ。オレこれからさ、あの入学して2ヶ月で大学に行かなくなるオレのとこに行くんだけどさ、一緒に行かない?お前もちょっと説得して欲しいんだけど。なっ、行こ行こ!」

 (PN:現在19歳 週刊少年人生やり直し機)
 小学校6年生の時、久しぶりに雪が積もり公園に遊びに行き、すべり台の横に大きなかまくらを見つけた僕の所に行って、一言言ってやりたい。

 「おい、おい!お前だよ、お前!あ、俺は未来から来たお前だ。ふん、「ウソを言うな」って?随分威勢がいいじゃないか。じゃあさ、お前が今から何をしようとしてるか当ててやろうか?お前はそのほら、そこの、特大かまくらを、すべり台の上から飛び降りて、天井ぶち抜いて破壊しようとしてるだろ?な?な!やめとけば?あぁ、あー、確かにね、人が苦労して作ったかまくらをぶち壊すのは気持ちがいい。それはわかる。でもさ、今回は、あっちの雪だるまにしとけば?えっ、ダメ?んそうか、んー、じゃ教えてやるよ。お前がな、あそこのすべり台上るだろ?ですべり台から飛び降りて、かまくらの天井を突き破った瞬間、ショッキングな事が起こる。「ケガすんの?」?うーんとね、三角。じゃあさ、あの、あの、模範解答行くよ。ショッキングな事、中に親子がいる。いんだよ!4歳ぐらいの男の子とお父さん。男の子泣いちゃうよ、そりゃそうだ、いきなり天井から足が出てくんだからさぁ、でお前、それにびっくりしたお前、とりあえず走るね。で、んでお前あそこの氷のとこあんだろ氷のとこ水たまり、でコケる。で、ヒザの皿を割ると。やめとけ、な?頼むよ、うん。じゃオレ帰るから。」

 (ラジオネーム:スタンバイOK 代打福王)
 高校1年の夏、夜中自宅に数人の友人と集まっている僕の所に時空の裂け目に巻き込まれてでも行きたい。

 「ぃよいしょおぉー、ここはベランダに出たのか?てことはこの窓を開けると、あいたいたいたいたいた。あぁっ、あの、お友達の皆さんちょっとごめんなさいね。あ、こいつ、こいつ借ります、借ります、ちょっと、えっ、あオレっすか?オレはえっと、うんあの、コイツのイトコです、そう、イトコ、ね。じゃちょっとゆっくりして下さいね。」

 バタン。

 「おい。「お前みたいなイトコいない」って?イトコじゃないよ、オレはお前だよ。タイムマシンで来たんだよ。納得したか?あぁ、オレが来たのは他でもないんだ、言いたいことは一つ。いくら日頃からムカついてるからといって、その場のノリで、体育の斉藤先生にイタズラ電話をするのはやめろ。チッ、まぁ今は受話器に向かってオナラをしたり、歌を歌ったりしてるだけだからまぁ、まぁ今は問題ない。でもな、だんだんエスカレートしてきてな、先生の家にピザを配達させようなんていう事になる。それも10枚、3万円分。「面白そう」じゃないんだよお前。まだここからエスカレートすんだよ。お前らな、配達された頃にな、先生にな、電話かけてみるんだよ。先生イカってるよー。そこにお前らがバカ声で「ピザうまかった〜?」なんて言うんだよ。爆笑だろ?そうだよ爆笑。爆笑の勢いで誰かがオレの名前を、お前の名前を口走るんだよ。「アッキー最高!」って。当然バレるな。でバレて停学一週間。でこれだけじゃまだすまないよ。3年の時、あいつ、担任になるんだよ。キツいぜー。だからやめろ、な?教頭の方にしろ。あ、それからな、そうそう、あの、2組のあのブサイクいるじゃんブサイク、あのお前の友達の鈴木に告白したあのブサイク、あいつな将来なアイドルになるぜマジで。あの、『モーニング娘。』。「ウソに決まってる」っていやほんとだって。いや一度はオレはお前だって信じたろ?未来から来たって、いや、いやほんとにオレ未来のお前だってオイ!…ばっ、そっ、じゃっ。」

 (PN:トロと呼ばれるデカ)
 小学校6年の時、友達の間で人の家にロケット花火を打ち込むのが流行った時、まさに今打ち込まんとしている自分の所に行って一言言いたい。

 「おー、少年。花火か。いいなぁ。でもこれは、人の家に打つんじゃなくて、大空に向かって打つんだぞ!えぇ?「人の家になんか打たない」って?真っ青になんなくても大丈夫。隠さなくても大丈夫だって。なんせオレは、未来のお前だからさ。あぁ、悩むな悩むな。バカなお前がいくら考えたって理解できないから。あ、それよりもな、あの家にロケット花火を打ち込むのはやめとけ。おじさんが怖いから?んー、確かにそれもある。でもな、ほら家見てみろ家見てみろ。今まで打ち込んだ家とは何が違う?何が違う?わかんないかな?わかんないかな?よく見て!そう、あの家は木造!だから、1回にそんなにまとめて発射したら、家にロケット花火が刺さったりね。そして、発火する。んでお前はー、な、急に怖くなって逃げる。んあぁ、そりゃ消防自動車も来るね。消防車が火事を消すに決まってんだろ。じゃあ安心だ?んなこたないよ。そのロケット花火を打ち込んだ家な、うちとおんなじ町内会じゃん。だからな、これからもな、何気ない顔で近所付き合いをしていくんだよ。それでお前はな、そのストレスでな、胃に穴が開く。そんな目にあいたくないだろう?悪い事言わないから、やめときなさい。じゃっ。」

 (ラジオネーム:スタンバイOK 代打福王)
 クラスの男子がビックリマンの話題で盛り上がっている所に参加しようとしている小2のオレの所に行って忠告してやりたい。

 「おいお前、お前!ビックリマン持ってないよな?持ってないよな。よーしよーしそう。お前はビックリマンを持っていないんだよ。1枚も。それだけは肝に銘じておけよ。え、オレは誰だって?んー、オレは12年後のお前なんだがまぁそんな事はまぁお前にとってはどうでもいい事だろ。うーん、さっき言った事だけ覚えといてくれればいいんだよ。ビックリマンは1枚も持っていない。え、何でって?うんまぁ、じゃ説明しようか?うん。お前さ、みんながあまりに自慢ばっかりするからついウソついちゃうんだよね。しかもさ、お前ほら、1枚も持ってないからさ、シール集める苦労とか知らないからさ、「キラキラシールを引き出し一杯持ってる」とか言う、言うんだよ。でそっから大変だ。「今日はお兄ちゃんが持ってっちゃった」とか、「机のカギがなくなった」とかね、ウソをつき続ける一方でもう、クラス中にお前は評判になってる。チヤホヤされてお前舞い上がって何がほんとかよくわかんなくなってくんだな。でまぁ結局バレるんだ、2ヶ月後。でもちろんクラスで孤立だよ。オレが今友達いないのもそのせいに決まってんだよ、あぁ、もしくは中学の時の…。とにかくお前はそんな事にならない、はずだ。な。あの、きっとな、あのー、これからあの3年後のお前にも用があるんでオレは帰るけれども、確認。「僕はビックリマンなんて1枚も持っていません。」言ってみろ。…ハイ、OK!じゃっ。」

 (PN:ザリガニ博士)
 2000.1.31 放送 (第225回)  
 高校2年の時、ドラクエ6にハマっている自分の所にタイムマシンで行きたい。

 「おーい!おい。もうやめとけ。いくら面白いからってやり過ぎなんだよ。お前今日で何日徹夜してんだよ。3日?4日!?その間メシもろくに食わないで。学校も行ってねーだろ?ダメだよそんなに無理したら。ハッ、1日22時間以上やってるじゃないかよ。いやぁ、確かにさぁ、ちいさなメダルを全部集めて友達に威張りたいのはわかる、わかるよ。でもね、ほらもう全部もらえるアイテムはもらってるんだし、これ以上集めんのは意味無いんじゃないかなー?ええ?どうしてもやんの?やめとけって無理すんな…ダメ?チッ。あのな、そんなに無理したらな、倒れるよ。マジで。風呂で。よーく考えてみろ。風呂で倒れたらどうなる?そうだよ、家族に助けられた時お前は素っ裸だ。高2にもなってな、家族全員に全裸見られんのは辛いよー。しかもな、おふくろ、忘れた頃に家族の前で「母さんね、知り合いに色々相談したんだけど、あなたのほら何?あの、包茎っていうの?あれはね、手術した方が…」いいとかぬかしやがるから。そりゃ大ゲンカだよ。「知り合いに色々相談」って言ったもんあいつ。その上横で聞いてた妹はさ、「お兄ちゃん「ほうけい」って何?手術するの?」とか聞かれるしさ、最悪だよ。トラウマんなるよ。いまだに童貞のはずだよ。ほんとに。全く。だからさお願いだからさ、ドラクエもうやめて寝てくれ、今日あたりは。もう限界だろ体が。頭とか痛いんじゃないの?じゃいいや、じゃ決定的な事言おうか?あさってな、妹に記録消される。あぁ、でもけどあんま怒んない、怒るなよ!相手は小学生なんだから。お前「加減した」とか言うかもしんないけど、腕にヒビ入るからね。それじゃあ、それじゃ、色々気を付けてとにかく、寝てねー、じゃっ!」

 (北海道・PN:ミスターR)
 俺は小6の夏の林間学校の、風呂場から出てきた直後の俺に会って、一言注意をしてやりたい。

 「おいお前!お前、あれだろお前、今から大きな声で「酒井のチンポはムケチンポ〜♪ズルムケズルムケ赤チンポ〜♪」なんてな、自分で作詞作曲した歌を得意そうに歌うつもりだろ?しかも女子も大勢いる前で。「どこでその曲を?」ってそんな問題じゃないだろお前。あの、やめ、やめとけ。やめとけ、お前、酒井の奴お前顔真っ赤にしてお前に掴みかかってくるぞ。チッ、クラスで一番体の大きな酒井とお前ケンカしたってお前に勝ち目はない、ま、ていうかね、なんったらいいのか、け、結局その揉み合ってしばらくして泣き出すのは酒井の方なんだけどな、う、うん。「じゃあいいじゃん」っていや違うお前全然、まだ続きがあんだよ。酒井とは、高校2年の時にまた同じクラスになります。ね?えー、ほんでその年の修学旅行の風呂場で、お互い何も変わっていなかったのに、なぜか二人の立場が大逆転します。いやま、この意味は、ま中学ぐらい入ったらお前にもわかる事になると思うんだけども、ほんでまぁ酒井の奴は、まぁこの今のこの時のな、あのー、復讐のつもりなのか、ま歌にはしないよもう高校生だから、だけど、お前のその下半身の事を暴露する。しかも、女子のいる前で。いいか?よく理解できてない小6の女子よりも全てわかってる高2の女子に秘密をバラされる方がダメージがおっきいんだよ。だから歌よせ!えっ、よさないのか!?よせっ、よっ、どうしても歌うのか、どうしてもか?じゃ、まっ、Bメロのあの「ズルムケ」のとこは4回繰り返した方がインパクトはあると思う、からもう、思う存分、じゃあやってくれ。じゃね。」

 (葛飾区・PN:四捨五入すると40歳 かとうまさかず)
 親友の服部君の家のマンションまで、どっちのガンプラの出来映えが優れているか見せっこ勝負しに行く僕の所にタイムマシンで行きたい。

 「やめろやめろー!そんな機体じゃお前みすみす負けに行くようなもんだって!えー?「お前は誰だ」って?いや俺は未来のお前だよ。「ウソをつくな」だってお前ウソじゃねーよ、じゃ証拠言おっか?あの、お前がお前手に持ってるあのガンプラ、なんだ、Zガンダムだろ?確か500円ね。でー、お前は金がないから、母親のサイフから金を盗んで買ったやつだ。な?こんな事まで知ってるっていう事はお前、これどういう事だ?「言わないでね」じゃないだろ。俺がお前だっていう事じゃないかよ。まぁお前言わないけどどうせ後ですぐにバレるよ、泣くな泣くな泣くな、いやまぁ、今日はそういう事言いに来たんじゃないんだ、いいかお前よく聞けよ、お前はな、服部君の作ったザクにいとも簡単に負ける。そして、えー、ま、服部君に「そんなのZじゃねーよ!」とまで言われる。でお前キレんね。いや確かにさ、Zがザクに負けてたら話になんねーって気持ちもわかる。だからってな、マンションの、7階から、人様のザクを、叩きつけるのはどうかと思うよ。ま後からお前聞く事になる話なんだけれども、あのザクな、どうやら父親からのプレゼントみたいだったんだな。最後のね。ごめんごめん、ごめんごめん、あの、これ以上は俺の口からは言えないんだけど、ヒント。服部君近いうちに名字変わる。じゃっ。」

 (京都・PN:伊集院さんはいつもチンポどっち向き?)
 小学校3年の時、一人で留守番をしながら友人のAちゃん家のネコ・ミケ(仮名)とベランダで遊んでいる所に今すぐタイムマシンを飛ばしたい。

 「ちょっとストップストップストップスト、いやネコじゃなくて、そこの小学生、待て。あーっ、叫ぶな叫ぶな泥棒じゃないから。私は未来のあなたなの。ほら、私の顔をよく見て、似てるでしょ?何ガッカリしてんの?仕方ないでしょ、変わんないわよそんなに。それより今、ミケにエサあげようとしてたでしょ?…じゃその手の中にあるしらす干しは何?ほら見なさい、ダメダメ。よそ様のネコにエサをあげちゃあ。「バレなきゃいい」?ダメダメ。Aちゃんとこのミケはね、キャットフード育ちで、乾燥したのしか食べた事ないのにそんな事してみなさい、これから毎日うちに来てベランダに置いてある生ゴミの入ったゴミ袋を引っかき回すようになるよ。そんでもって何にも知らないうちのお母ちゃんはミケのこと「あそこのバカネコ!」なんて呼ぶようになるしね。でその3年後、生ゴミあさりがクセになってミケはAちゃんの家に戻らなくなる。ノラネコになるのね。そんな事になったらたとえAちゃんにバレなくても後ろめたくって親友なんて呼べなくなるし、第一ミケが可哀想でしょうが。ね?わかった?ハイ、わかればよろしい。じゃあねぇいい子に言う事聞いたから、ボーナス。Aちゃんのお姉さんね、7年後にできちゃった結婚するから、ほんとに。じゃあね、じゃあ、じゃあ、ダメよエサあげちゃ。えっじゃじゃ、じゃあね、バイバイ!」

 (神奈川県・PN:もっち)
 2000.1.24 放送 (第224回)  
 3年前、特にすることもなく、本屋まで立ち読みに自転車で行く途中の道へ行き、一言俺に注意してやりたい。

 「おーい、よそ見するなー。前を見て運転しろー、いいかお前なぁ、よそ見したままその先の十字路横切ろうとするんじゃないよ。何?車にはねられるのかって?んなこたないんだよ。あっ、これねあの、コージー富田っていうタモリの物真似する人の真似なのね。あと3年ぐらいすると有名になるから覚えといた方がいいよ。んなこたないんだよこれ、ね。タモリなんて地味なキャラの真似なんかできるわけがない?俺も最初はそう思ったんだけど、出るんだから。ほんとに。っあーもう、そんな事どうでもよくて、そこの十字路にゆっくり走ってきた車にお前がぶつかるの。お前は普通に行こうとするけど、運転手さんが降りてきて「君、ケガしてない!?」なんつって近寄ってくるんだよ。悪いこと言わないからそこで逃げろ。何でって?いや、何でって思うだろうさ、でも聞いて驚くなよ。ケガがないのが分かった途端運転手さんの態度が一変してな、「修理代払ってもらうぞ」なんて言われてさ、大変な額払わなきゃなんなくなるぞー。分かるか?それまでお年玉を貯めてきた12万でも足りないんだぞ。うん、まだ3年経ってるけどその時の借金を親に返し続けてんだよ。わかったか?行くなとは言わないよ行くなとは。ちゃんとひかれろ。じゃあな。」

 (埼玉県戸田・PN:エリオルおか)
 小学校2、3年の頃、ロックマン大好きの俺がロックマン3のボスキャラ一般公募に入魂のイラストを送ろうとしている所に、今すぐでも行きたい。

 「だーーっとオラァ!おいそこの少年!そうお前!えっ、誰?って俺はお前だよ、うぅ、わかるか、未来のお前。ほら、免許証見ろ。ほら、名前と住所が合ってるだろ?ほら、その右手に持ってるハガキ見せろよ。何だよ、見せない気かよ、まぁいいや、じゃ当ててやるよ。それ、ブラックロックマン。でしょ?なんでわかんのかって、だから未来から来たって言ってんだろ?なにその目は。パクるつもりか?って誰がパクるかそんなクソ絵。…泣くな。泣くな泣くな。悪かった悪かった。いいいい、うん、確かにその、ブラックロックマン?悪のロックマンなんでしょ?ね?お前にしてはその、まともな考えだしグッドアイデア、だけどね、うん、全国にはねぇ、同じ考えの奴たくさんいると思うよ。そいで、俺は、つうかお前はね、あの、ショック受けるわけなんだ。でお前友達のFにさ、「絶対僕の考えたブラックロックマンが、ロックマン3のボスキャラになる」ってもう宣言しちゃってるでしょ?ずーっとその事をね、Fに言われてね、からかわれるんだよ、嫌でしょ?嫌でしょ?わかった?わかったらそれ貸しな。はい。じゃこんな物はビリビリーのポイと。でね、これがね、スネークマン。ほんとに使われたやつ。だから、だから絶対イケるから。じゃあな、じゃあな、バイバーイ!」

 (埼玉県新座市・PN:ドラモンランバラル専用)
 中3の時、部活の練習が終わった後で忘れ物に気づき、それを手にして教室に出ようとしている僕の所に、多少の金を払ってもいい、駆け付けたい。

 「おいお前ちょっと来いちょっと来いちょっと来い、いいからいいからいいから、来い!来い!来い!俺?未来のお前だよ。証拠?ちっ、もうめんどくさい事言うな、そう、うーん、そう、そう、そうだな、あん。えっと、家でオリジナルファンタジー小説を、書いては照れ書いては照れ。あ、びっくりしたろうけど俺なんだよ、な?そうなんだ。ところでお前今便所行こうとしてるだろ?な?あ、よく聞けよいいか?男の子は、男子便所を使うべき。ま確かにお前はさ、ひょうきんな奴だから、みんなの前でおどけてさ、あー、女子便所の入口に足を踏み入れるなんてギャグもやってきた男。でもね、お忍びで奧まで行ってクソをひってる事バレてみな、それは別。全然別。えらい事になるよ。バーカ、バレねえじゃねんだよ、今日はバレんだよ、な?山内さんていんだろ?あん、生徒会の副会長の。あー、彼女が、生徒会の仕事終わって、帰り際に寄ったトイレで、お前と、あの、運命の出逢い、悪い意味で、するの。彼女ねぇ、爆笑しながら駆けてく。な?悪いこと言わないからね、やめとけ。あの、女子便の奧っつったって面白くも何にもないよ?あの、タイルがピンクなだけで後は男子便所と変わんない、おしっこするとこないぐらいかな。なんならあれだ、男子便所よりちょっと汚いぐらいだよ。お前、そんなの見て卒業までバカにされんじゃお前釣り合わねーだろ?な、諦めて笛なめにしろ。それは今日はバレない。あの、2学期までだいじょぶ。あー、その事はじゃまた来る。また来る。じゃあ、じゃあね。じゃあ、バイバイ。」

 (埼玉県藤枝市・PN:ミネルバの剣士)
 2000.1.17 放送 (第223回)  
 幼稚園の時のお楽しみ会で、一人一人みんなの前で特技を披露するという会場に、至急タイムマシンで駆け付けたい。

 「おい、お前お前!ちょ、ちょっとこっち来い、こっち来い、こっち来い!いいからいいから、いや、次お前の番なのは知ってるから、うん、こっちに、こっちに来い!あっ、ゆり子先生、あ、ちょっといいすか?こいつ。いやいやいや、僕は怪しいもんじゃないんですよ、あの、僕はこいつの未来なんで。いぃや、細かいことはじゃ後で、じゃこいつちょっとお借りしますよ。いいから来い、来いよ!」

 トイレにて。

 「お前何泣きそうになってんだよ。俺の顔よく見てみろ、お前だお前。お前が、みんなの前でやろうとしている特技、おならの二連発だろ?図星だろお前。知ってるよ、だって俺はお前なんだから。「できる」?できないよ、お前には。でき、できない。自信あるかもしんないけどおならの二連発は無理。じゃあさ、ズボン脱いで、そこの便器で試しにやってみろよ。どうだ?二発目おならじゃないだろ?おならじゃなかったろ?ま、よかったな俺が来てくれて。じゃあ俺帰るから、ね。あ、歌でも歌ってお茶濁しときな。あっ、そうそう、それからさ、さっき教室に貼ってあったさ、「ジャイアンツの4番になる」って絵、お前が描いたんだっけ?っていうか俺が描いたんだっけ?…そっか。ごめんな。じゃ。」

 (PN:丹波哲郎999)
 小学校6年生の時、近所のダイエーで『スターフォックス64』を遊んでいる自分の所に、タイムマシンで行きたい。

 「おい、そこのチビ。いくら日曜の昼だからってそんなに遊んでないでさぁ、そろそろうちに帰ったらどうだ?つうか帰れ。悪いこと言わないからさ。いや、「お前誰?」って、んー、未来のお前だよ。いやまぁお前頭悪いから理解するの難しいと思うけどね、いいか?話元に戻すぞ。とにかく家に帰れ!帰れば何も起こらず、平和な一日を過ごせる。んまぁ帰らなかった場合の事を話した方がいいだろうこの際な、うん。この後、この店で、この店でな、万引きが起こる。だいじょぶだいじょぶ、お前はそんな事する勇気なんかねーだろうから大丈夫だよお前は。そして帰らなかったお前は、犯行の一部始終を見た上に、犯人の顔をバッチリ覚えるし覚えられる。とまあここまではそんなに珍しい話じゃないわな、問題はその後何日かして、ほらお前の友達Iがいる、I。I、知ってるよ、って俺、俺だもんお前は、うん。Iの家に遊びに行くんだよ。するとな、いるんだ犯人が、そこに。「どこ?」じゃねーよ、Iの家にいるんだよ!はっきり言おうか?兄貴だよIの。お前6年生だろ?担任だって言ってたろ?担任。担任ってそう、トレパンだよトレパン。知ってるっつぅのだから。「よく考えて行動しなさい」って言われてんだろ、トレパンに。いちいち周りにな、「何で急にI君と仲が悪かったんですか?」なんて理由をな、聞かれて答えんの面倒だぞー。お前の友達なんてな、お前の他の友達だってIがいたおかげで、Iがジョイントになったおかげでいたようなもんなんだからお前、厳しいぞ卒業まで。中学入ったらもっと寂しくなるんだけどな。まっ、とにかく家帰れ。な?昼ご飯チャーハンだから。お前好きだろ?じゃ家まで競走だ!」

 (PN:のっほそ)
 小学校6年の時、地域の子供会のリクリエーションで、近所の八百屋さんのオヤジが披露しているヘッタクソな素人手品を前に、これ見よがしの仏頂面をしている僕の所に一刻も早く行かねば。

 「なぁなぁなぁなぁなぁ、もうちょっと我慢してみないか?あ、俺?お前。よろしく。いや俺お前なんだよ。あの、早く帰ってドラゴンボール見たいのは分かるよ、確かにこんな素人芸は時間の無駄かもしれない。だってお前タネも仕掛けも丸見えだもんな、なぁそうだもんなぁ、で、そのくせ自信たっぷりのオヤジの態度、鼻につくね。でも、ま、待て!お前今立ち上がって「ふざけんなインチキジジイ!」って言おうとしたろ?言おうとしたろ?それは、言っちゃダメ。だってなぁ、カンカンに怒ったオヤジにな、ほらあの横のほら、見てみな。カラフルなステッキっぽい手品の道具があるだろ?あれで突かれるぞお前。それからな、こんな手品でも心をがっしり掴まれた他のお子様達から「帰れ、帰れ」って満場一致のカエレコール浴びるし。おかげでな、今でも俺なんかな、テレビでな、マギー司郎が出たぐらいで涙目になっちゃうんだぞ。それにな、あのオヤジ物凄くキレてそれから色々うちの親ともこじれてさぁ、「あんたん家には買ってもらわなくて結構だ!」みたいな話になってね、我が家のビタミン源がしばらく不足する事にもなる。なぁ?お前涙でにじんだドラゴンボールなんて見てもつまんないだろう?だから、我慢。我慢な。」

 (PN:恐怖のミソ汁)
 小6の時みんなで公園でサッカーをしていて、公園の近くに住んでいるオヤジに注意されている僕の所に行く。

 「ちょっと待てちょっと待てちょっと待てちょっと、お前今言おうとしてる事言おうとしてる事ストップストップストップストップストップ!今お前の言おうとしてる事は分かる、分かる。確かにあのオヤジはうるさい、いつもうるさい、ね?遊んでるだけだもんね。遊んでるだけなのに文句言ってくるもんね。でもねでも、ムカついたからってね、絶対言っちゃダメあの言葉。絶対言ったらダメ。「うるせークソジジイ死ねハゲ!」、これダメ。あのじーさんね、9日後にほんとに死ぬから。なんつうのかなぁ、この後ね、とてつもない罪悪感とね、あと何か恐怖感、来るの。だから言わない方がいい言わない方がいい言わない方がいい、ねぇ?ね?文句を言われても、「ハイすいませんでした」って言う事。じゃあ、ね、頑張って、ね。しし失礼。」

 (PN:サタンドール太平)
 2000.1.10 放送 (第222回)  
 小学校1年生の時、ビックリマンシール集めにハマっていて、友達の間で「キラキラがよく出るんだぜ」と評判だったちょっと遠くのお店に行こうとしている僕の所に、至急タイムマシンを一丁お願いします。

 「おい、そこのお前、待て、待て、待て、いやお前ビックリマン買いに行くんだろ?その前にちょっと俺の話聞いてくれ。いやぁ、俺は誰?っていやそりゃ俺は未来のお前なんだけど、まそんな事はどうでもいいからちょっと話聞け聞け聞け聞け!今からお前あのー、ちょっと遠い店、何つったっけ、あそこにあのビックリマン買いに行くつもりだろうけども、もう20分ぐらい経ってからにしな。何で?ってまあよく聞いてくれたよ。あのね、お前もうちょっとすると急に物凄いお腹痛くなってくんの。もうウンコがしたくてしたくてたまらないんだけども、っていう状況になっちゃうわけ。いや今大丈夫だ?今大丈夫よ20分後よ20分後。ね?でお前はさ、ほらアウトドア派じゃないから野グソなんかできないし、見知らぬ人の家に駆け込むなんて芸当は出来ないだろ?でね、お前すぐに引き返して家ですりゃいいのにお前バカじゃん、ごめんごめん。俺のことだ。バカだバカですよ、バカなんです、ね。「そうだ!ダッシュでビックリマン買って、ダッシュで帰って家でしよう」とかアイデアをひねり出すのよ。ほんでお前ダッシュしてる途中に別の物ひねり出しちゃうから。笑ってる場合じゃない、お前だよお前。パンツの中がウンコで一杯になってるのにお前そのままビックリマン買いに走り続けるね。でも売り切れ。結局ウンコパンツで家に帰って母さんに怒られるんだよ。大体ね、キラキラ欲しかったらもうちょっと待て。そのうち近くの店で何気なく買ったやつから出るから、キラキラ。ほら!お腹痛くなってきたでしょ!だろ?ね。じゃトイレ行け。俺はこれで。」

 (東京都八王子・PN:まげまげ)
 小学校の卒業式の当日、友人Kと家に帰ろうとしたのに、何かを思いだしたように教室に戻ろうとしている自分を、かなり手荒な真似をしてでも止めたい。

 「ブオッ!(手刀)、あっ、かー、外したか。いやぁごめんごめん。次は避けるな、お前のためだ。ブォーッ!避けんな!分かった分かった分かった分かった、俺が悪かった、やんないやんないやんないやんないやんない、でもよく聞けよ。お前ら、何しようとしてるか当てようか?自分の名前を彫ろうとしてるだろ?「スゴーい」ってそりゃ分かるよ、自分の事だもの。あああ、こっからが大事ね。どうしても彫りたければ彫れ。あ、でもな、目立たないところに小さく彫れ。縦18センチ×横6センチぐらい彫るのはナシ。分かった?「イヤ」じゃないよ。そんなにな、大きく彫ると、もう同窓会でもない限りは行かないと思ってた学校にすぐ来る。ヤだろう?卒業だよ卒業、今日卒業してから1週間でまた学校だよ?な?な?な?な?この学校の思い出は今日で終わ…校庭見てよ校庭見てよ、シューッ!ボッ!ゴト。寝とけ。じゃあな。」

 (東京都・PN:ニセ紳士)
 小学校5年の夏、田舎に遊びに行った時、よく知らない親戚のガキに大切なゲームボーイを「貸して」と言われて渋々貸してからしばらくした、僕の所に行きたい。

 「オッス!おい、何怒ってんだよ、そう怒んなよ。そりゃさ、お前が今一番大切にしてるゲームボーイだよ?うん、そりゃ分かる。でもお前も小5だろ?あっちはまだガキガキガキだよ怒んなよ。あのさあのさあのさ、ちょちょちょちょちょ…。頼むからね、すんごい勢いで泣きながら取り返しに行くとかやんないでね。殴るとかもってのほかだから。あっちまだガキだよ。しかも、ガキの隣り見てみな、冷静に。母親が立ってるでしょ?そりゃもう一部始終見るさ、あの距離に立ってんだもん、めっちゃくちゃ怒られるよ。でお前さ、怒られたのにキレて、ゲームボーイを草むらに思いっきり投げて、泣きながら山の方に走るね。走るよ興奮して。ね?何時間山歩いたっけなぁ。そんで夜になって、探しに来た親戚のおっさんに保護されるんだよ。帰った後気まずいよ。だってさ、よく見てみ周り周り。大した離れてない距離にズラーッと親戚いるじゃん。みんな見てるよ一部始終。次の年また行っても白い目で見られんだよ。…何を、どうした?何だおい?急に立ち上がって拳を握りしめて、おい!やめろ!今の話、あっ!…はぁ。」

 (PN:ムカチ)
 小学校5年生の時、忘れ物を取りに夕方学校へ行く僕の所に行きたい。

 「おーい!そこの少年たち!ちょっとこっち来て!いやお前じゃなくて、そっちの、デブ、おい、ちょっとこっち来い。お前な、一つ言っとくけど、学校にな、ハサミジジイとかいうオバケはいないから。お願いだからほらその手に付けてる、何?メリケンサック?とか、バットとかそういうの、忘れ物取りに行くのに必要ないから。よく考えて。例えばね、それを持ったままお前ビクビクビクビクしながらそのお前の考えたハサミジジイ、そういないのね、いないそのハサミジジイが来んじゃねーかなーなんて思って夜の廊下をコツコツコツコツ歩いているでしょ?あっちにいんのあれ伊藤だろ?知ってるよお兄ちゃん、伊藤だよ。伊藤がな、例えばお前を脅かそうと思ってな、真っ暗なんだよ、そこで「ハサミジジイだー!」とか言ってお前走り出してみろよ。お前暗くて方向も分かんないのに走るさ。でどうなると思う?ガラスにぶつかる。ね?でも厚いガラスだから割れないと思うだろ?でもお前手何してる?メリケン?そう。そうなんだよ。割るね。動脈切っちゃうの。3時間も生死の境をさまよっちゃうよ。行くなっつってんだろ!あっ、遠くで何か聞こえる、伊藤の声だ!「ハサミジジイだー!」」

 (ラジオネーム:すいじょうおすぶと)
 99.12.27 放送 (第220回)  
 小学校2年生の時、S君の家の裏の工事現場で遊んでいる僕の所に行きたい。

 「おいチビッ子集合!集合!おーいたいたいたお前、おっ、お前だけちょっと来い。何で?何でじゃないよ。お前は俺だから。まぁそういう細かいこと言っても理解できないだろうから、重要なことだけ言うよ。あそこに、あの、空き地の外れ見て。あそこに、ブルトーザーがある。ワーイじゃないんだよワーイじゃなくて。間違ってもあれに乗ろうなんて思うなよ。確かに、あのブルトーザーには、鍵が付けっぱなしになっている、ワーイじゃなくて。喜ぶな。な?あー、お前ブルトーザーに乗り込んだところで、動かし方も止め方も分からないだろうから、まぁな。ま、とはいえまぁ動くんだけれども、ワーイじゃなくて。ね。はいそこに気を付け!聞く!ブルトーザーっつったらな、一度動き出したら、あの家の壁にぶつかったぐらいじゃ止まんねんだぞ、ウソじゃねーよ。お前、お前落ち着いて『働く車』のブルトーザーのとこ歌ってみろ。知らねー?じゃあ今から歌うからよく覚えとけ。「壁をメリメリなぎ倒し〜暴走するんだブルトーザー〜あまりの怖さに飛び降りて〜家に帰って布団の中でブルブル震えていた結果〜次の日新聞に〜載るくらいの大騒ぎになるのが〜ブルトーザー〜♪」ってんだこのヤロー。見出しは『無人ブル暴走』だ。な?怖いだろう?やめとけ、な?じゃ兄ちゃんが小遣いやるからそれで遊べ。あ、あいけね、え、500円玉ってまだないの?あーそう。ん、じゃっ。」

 (PN:陳義信)
 小学校3年生の夏、昼休みにプールの裏でかくれんぼをしている最中に野グソとシャレ込もうとしている僕の所に行きたい。

 「ちょっと待ったぁ!って今すぐ今すぐ今すぐトイレに行け!見つかっちゃうからぁ?って何だそりゃ。たかだか1回鬼になるぐらいの事のために野グソはねーだろ?おい頼むからさぁ、トイレ行こうぜ。マジでここでたれたら終わりなんだって。クソして、葉っぱでケツ拭いてる時に、笠原君が戻ってくんだって。お前アングル的には真後ろからケツ拭いてるとこ見られんだよお前。お前だってお前笠原のおしゃべりはよく知ってんだろう?なー?あいつ速攻で戻ってみんなに喋るって。お前、あーいつの間にケツ出してるんだよおい、やめろよ、トイレ行って、あーっ!ニョロッって、あー!来た、笠原君が来たー!」

 (PN:サタドール大平)
 中学校2年の時、風邪を引いて病院に行ってから遅れて登校。
 ちょうど体育の授業中で、誰もいない教室に到着した僕の所に行きたい。

 「待て。ちょっと待てちょっと待て、怪しいもんじゃない、俺は、未来のお前だから。いや悪いことは言わない、な?嗅ぐな。よく考えてもみろよ、お前の目の前にあるきちんとたたんだ制服は、木村さんの物だ。な?や、嗅ぎたい気持ちはよく分かるよ。俺にはお見通しだよ。確かに、この世の物とは思えないぐらいいい匂いがするわけだし、ま、いや、だから待て待て待て待て待て待て待て、こっから先をよく聞けよ。ちょうど今ごろ、クラスメートの大山が、体育の授業中ケガをしてこっちに向かっている。そして大山は一部始終を目撃するわけだ。お前は何て言い訳するかなぁ。「ちょっと目まいがしまして」なんて言ったかな。あー、大山は無言でこっちを見ている。でお前は、ま俺なんだけれども、「あ、やっぱ俺調子悪いから帰るわー」なんつって帰るのね。で改めて次の朝登校。お前が目にする物は、黒板にドカーンと描かれた『木村さんの制服の匂いを嗅ぐお前』というタイトルの風刺漫画と、すんすんすんすん泣いている木村さんだ。それからお前が卒業するまでの1年半、女子と交わす会話は「日誌つけておいて」くらいのもの。高校に入ってからは変な開き直り方しちゃってさー、あ、あぁ、大山来た。俺はこれで。じゃっ。」

 (PN:ビップNo.2)
 小学校2年の授業参観日、近所に住んでいた幼なじみのMさんの手を掴んでいる僕の所に行きたい。

 「おいお前!お前ちょっと来いちょっと来い。「誰あんた?」って顔すんなよ、来いって。今さぁ、お前ちょっとした遊び感覚でMちゃんの手を自分のパンツの中に入れようとしたでしょ?やめろ。「何が?」って、お前にとっちゃそりゃ無邪気ないつもの遊びだろうけれども、人前でな、しかも授業参観、チッ、聞けよ俺の話を。分かったよ。『チンチンサービス』。お前の命名したその遊びの名前、知ってるよ、知ってる。俺は未来のお前だから。あー、やっと信じてくれたか。今のお前には分からないかもしれないけど、それは、変態行為って言うんだ、うん。どれぐらいの変態行為かって言うと、大人だったら捕まるくらいの。で、で、で、な、どうなるかって言うとな、お前はこの後すぐに引っ越すから、あ、Mさんとは会わなくなるしね。えー、子供の時の事だから、あの、すっかり忘れちゃうし、ま、この場ではそれほどのダメージはないんだ、ないんだ。けどな、けど、ある日突然な、高1の時、思い出すんだ。どうして?って、そりゃあ俺にも分かんねんだけど、ある日の昼下がり急に思い出してさぁ、でそれを見てた親の気持ちとか、今地球のどこかでMちゃんはどう思ってるかなんて事が溢れてきて、死にたくなった。だから、だからさぁ、ねぇ?お願い頼む、お願いだからお願いだからやめて、ね?」

 (PN:卒業記念日)
 99.12.13 放送 (第218回)  
 中学浪人をしていた時、自転車で予備校に登校してきた自分の所に行ってこう言いたい。

 「おい、おい!お前自転車押して歩けよ、それからあの、前歩いている二人の女子を抜こうとか思うなよ。そいつらは話に夢中で後ろの方なんか全く見てないかんな。もしお前抜こうなんて考えるとな、校舎に入ろうかなーなんてふいに右折したその子をね、ひく!…かも。かもね。ひくかもね。で、そ、そうなるとそういう状況には君不慣れでしょ?不慣れだから、こう、倒れてる女子と周囲の大騒ぎにパニックを起こす…可能性がね。可能性が、な、な、あるって話よ、ねぇ。で、お前多分パニックになってるから何かね、その子を助けようともせず謝り続けるっていう訳分かんない状況になって、その後ずーっと全校の女子に冷たーい目で見られる、かも。俺のシミュレーションだけど。でも嫌でしょ?だから、自転車降りて、押してって。」

 (PN:じん六さんの宴)
 今から20年ほど前、あの夏の暑い日、友人の家から帰る私本人にタイムマシンを使って会いに行き、こう言ってやろう。

 「あぁ、ねぇお前さ、この先の十字路を真っ直ぐ行くの?あぁ、い、い、やっぱり行くの?あ、少し遠回りになるけど右曲がんない?あ、真っ直ぐ行く?行く?あっそう。んーまぁじゃいいけどさ。じゃああの、途中ね、他人様の家の前に、あの、鍵のかかってない自転車あるけど、それ絶対乗っていこうとかおも、思わない思わないよね思わないよね思わないよね?それ、の、乗ら、の、乗んない方がいい、いい、いいよ、だって人のだもん、ね?それで、あの、俺の言う事聞かないと、その、じゃ乗ったとしようよ、で乗ったらその先の駅の手前でお巡りさんに職務質問されちゃうの。で、反射的に逃げちゃう。捕まっちゃうんだよね。でしかもねその逃げる時に大汗かいた上に冷房の利いたパトカーに乗せられて風邪引くし。じゃリアルな話しよっか?お前の本籍ってさぁ、行ったこともねー親父の故郷の徳島でしょ?すっご、俺の言う事信じると思うよ。で、あのー、取り調べの時に開襟シャツの刑事さんに「おい高校野球池田今勝ってるぞ。」なーんて言われんだよ。ね?でその後両親が迎えに来たりして、で、何かにつけてね、教育論でぶつかったりするとこの時の自転車泥棒の話になってね、おふくろ体調悪くなっちゃうし。あ、だから分かったから、分かったから、この先を右に曲がるかさもなきゃ真っ直ぐ行ってもいいけど絶対あの、他人様の自転車には手を触れないように。あっ、今たぶんあの、甲子園あの、池田プレーボール。じ、じゃ、じゃあ、じゃあ、じゃあ、じゃあ、じゃあ。」

 (ラジオネーム:クライベイビー)
 小学生の頃友達と外で遊んでいる時にウンコがしたくなったが、家に帰るのがただ面倒くさいという理由で野グソをひねり出そうとしている俺の前にタイムホールから首を出して言ってやりたい。

 「クソは家でひれ!お前こんなとこでウンコしちゃダメだろー!?こんなとこでウンコをしてだよ、誰かに見っかったらどうすんだ?仮に、仮にね、もし遊んでた友達に見つけられたらどうなると思う?うん、バカにされるね、そうだね、それだけじゃないよ、きょ、今日、終わっても終わんないの。その後、そのウンコが雨に流されてどっかに行くまで毎日毎日山本から「だんだん白くなってきたぜ」とか観察日記報告を聞かされるんだぞお前。そうなってもいいのか?嫌だろう?じゃあはい、ウンコをひっこめて。じゃっ。」

 (PN:アノマロカイス)
 99.12.6 放送 (第217回)  
 小学校4年生の時に給食当番としてみんなが楽しみにしているカレーうどんを、給食のおばさんから今まさに受け取ろうとしている僕の所にタイムマシンで行ってこう言ってあげたい。

 「上履きのかかとは踏むな!ごめんごめん、興奮してごめん興奮してごめんごめん、だからちょっと落ち着いて聞いてくれ、上履きのかかとを踏んで歩くのはやめろ、な。それから2階と3階の間の階段はスベラーズが取れてるから注意!どんだけ泣いても、みんなから無視される運命は変えられないからな。半年だぞ無視は、半年。な、ゆっくり。じゃ。」

 (PN:ライトニング)
 小学校2年生の時、学校の帰りに友達の前で「ストリップごっこ」などと言って、みんなの前で服を脱ぐ真似をして周りのみんなを笑わしていた自分の所にタイムマシンで行き、こう忠告したいです。

 「おい、おい、おい、おい。みんなをね、みんなを、みんなを笑わせてあげるのはいい事。ね。いい事だけど、脱ぐのは上着までにしとけば?いやそりゃね、シャツとかズボンまで脱いだら面白いだろうと思う気持ちは分かるんだけど、よく考えてごらん、それは別の面白さだよ。また別の面白さ。それからね、パンツ一丁になったらすごいテンションが上がってきて、何をするか分からない。例えば例えば例えば、例えばね、道端の大きな石をパンツにたくさん入れてそのまま走ったりとか、いや、そそ、そんな何だかテンション上がっちゃってよ。ね。それからね、その後、さらに例えば例えばだけど、風邪を引いてもね、先生にほらパンツ一丁で街を練り歩いた事がバレるかもしれないと思っちゃって、無理して学校に来たり。…もういいですよ、それでもパンツ一丁になりたいならなりなさい!その事をネタに4年間、その右にいる友達からゆすられる事になってるから。」

 (東京都・ラジオネーム:バスストップ)
 高校2年生の時、同じクラスの高木君に学校で親父のアダルトビデオを貸そうとしている所にタイムマシンで駆けつけて言いたい。

 「ちょっと待ったー!そのビデオは貸すのやめておけ。いやそりゃね、高木君が怖いのはよく分かる。でもな、いくらなんでもお前、高木にビビって親父の隠してたビデオ勝手に持ってきちゃそりゃダメだよ。いや、よく聞けよ。お前そのビデオな、高木君に渡そうとしてる所、担任に見つかって没収されんだよ。ほら、うちの学校そういう事に厳しいの知ってんだろ分かんだろ?その後、親呼び出されて、担任と親とお前の3人でそのビデオ何だかわかんねーけど観賞させられるハメになるよ。しかもな、何だかわかんねんだけどその日な、会社が休みだか何だか知んねーけど、その親父が来んだよ。すんごい気まずいよ。担任がな、ビデオ見ながら、「お父さん、息子はこんなビデオ見てるんですよ。何とか言ってやって下さい。」って言うけど、親父パニックになって固まったまま動かないしさ。「何とか言ってやって下さい」と何度も連呼する担任。黙り続ける親父とお前。ふーんっとに気まずいよ。耐えられたもんじゃないよ。そんな思いまでした上に停学も食らうんだよ。そのせいで学校中にこの事バレるしさ、もう最悪だね、辛いよー。特にね、停学明けはたまんないね。そりゃそのままジョイントして登校拒否にもなるわな。それにこの件のせいでずーっと親父とは気まずいままになるからね。だから、ビデオは貸すな。まだ高木君に殴られる方がましだろ?な?じゃ、とりあえずは。」

 (PN:パンチョ姉さん)
 18になったばかりのあの日、喜び勇んでレンタルビデオ店に直行。
 堂々とAVを借りて帰る途中の自分の右斜め上空にタイムマシンで乗り付けて大声で忠告してやりたい。

 「おい、おい!そこの俺!あの、ちょっと待ってちょっと待ってちょっと待って、いやいやいやいや、あの、別にAVを借りた事を責めに来たわけじゃない。だってお前も18になったわけだからそうでしょ?でもね、でもねでもねでもね、待って。あのね、あの、これから、本屋さんに寄ろうとしてるでしょ?行かないで今日は、お願い。あの、な、な、なんでかっつうとね、お前も知ってるように、あの本屋の入り口にさ、あの万引き防止のためのこうゲートがあるでしょ?でさ、何だか分かんないんだけど、お前のそのリュックサックに入れたエ、エロビデオ、当てようか当てようか?『淫乱病棟24時 スケベナースてんこ盛り』そう、それ。それがね、ゲートに反応すんの、何だか分かんないけど。反応すんのよ、鳴るのよピーピー。しかもなあ、怪しんだ女店員に「リュックの中見せてもらえますか?」なんて言われて開けられちゃってね。その後一生あの本屋に行くことは出来なくなります。ハイ。出来なくなりますので絶対行かないで下さい。あとそのー、あのー、怪しまれた時にとっさに出たねこう、ビデオケースの中身?「ダイハードです」って君ねあの、とっさに言い訳すると思うけど、「ダイハードで…」って言いかけた時にもうパッカリ開けられるからね。言わない方がいいよそれ、言わない方が。恥の上塗り。ごめんね色々いきなり、ごめんごめん。んじゃあね。」

 (PN:動かす力)
 小学校4年生の時、帰りの会の「先生さようなら、みなさんさようなら。」の挨拶が終わるやいなや教室を飛び出した僕の所に至急タイムマシンで駆けつけ、タイムホールからちょこんと顔を出してこう言ってやりたい。

 「待ってー!今すぐ体育館脇の便所に行け!いやね、いくら駆け足に自信があってもね、お前の肛門括約筋はパン屋の角でジ・エンド。お前も4年生なら分かるだろう?よーく考えろよ、4年生なりに。ウンコをしている所を見られて笑われるのと、もらして笑われるのと、どっちがマシか。な?今はお前にとって人生最大のターニングポイントになっている。」

 (匿名希望・PN:はたらくおじさん)
 99.11.22 放送 (第215回)  
 小学校5年の時、町民センターの図書室で『女子体操競技入門』という本を発見した時の僕の所に、タイムマシンで向かって時空のひずみから顔を出し、こう言ってやりたい。

 「お前、その本を、黙って持ち帰ろうなんて思うなよ。その本をエロ本代わりにしたら、やがて体操選手が着てるユニフォームフェチになっちゃうぞ!それから、その隣にある『新体操』っていう本もちゃんと無視、ね。じゃあ。」

 (PN:太古清信)
 小学校2年生の秋、学校から友人のS君と石蹴りをしながら帰る僕。
 そんな石蹴りにも飽きてきて、最後に思い切って石を蹴り捨てようとした僕の所にタイムホールを開けて言ってやりたい。

 「その石蹴るの待ったー!!よく聞けよく聞けよく聞けよ!世の中には、とんでもない偶然ってのがあってな、その石がな、たまたま線路の方に飛んでいくってこともあるんだ。それから、電車を止めると、何百万円もお金がかかる。お前も小学生なんだから、俺の言いたいこと分かるだろ?それでもまだ蹴るってのか!?それでもまだ蹴るか!?あー分かった。そんなに蹴りたいんならあっちに蹴らないで俺にぶつけろ。俺に!」

 (神奈川県平塚市・PN:けんすけ)
 幼稚園の年長組の時に、おじいちゃんに買ってもらったおもちゃが気に入らなかったぐらいの理由でブチキレて、今まさに「おじいちゃんなんか死んじゃえばいいんだ!」と言おうとしているところにタイムマシンで乗り付けて、こう言いたい。

 「それだけは言うなー!!これから言うことは大事なことだからよく聞けよ!おじいちゃんは、心臓の発作で、1週間後に死ぬよ。もし、もし言うと後味の悪い思いはおよそ15年続く。な?言うな。じゃっ。」

 (和光市・PN:いしもとモグモグ)
 高校1年生の僕が、神田にある大型スポーツ用品店のテニス売場でブルーメタリックのカッチョいいラケットを試しに振っているところに、至急タイムマシンで行ってあげたい。

 「おいおいおいおい、ウットリ頭ん中にウィンブルドンを思い浮かべてんじゃねーぞ。落ち着いてそのラケットを棚に戻せ。いいか、警備員さんはな、お前がいくら、「ハッ、ついボーッとして気が付いたらお店の外に出ていました」なんて言ったところで、見逃してはくれないから。大体テニス部辞めるし。その事あってから2週間で。」

 (東京都小平・PN:しょうへい)
 中学校2年生の時のこと。
 兄貴の部屋で見つけたエロ本の中の「OLやりまくり告白レポート」という記事に心をすっかり奪われ、白のもっさりブリーフをパンパンに膨らませている僕の所にタイムマシンで向かってこう言いたい。

 「やぁ。僕はお前の15年後。今年で29歳になるお前だ。何やってるって?あぁ、職業か。フリーライターだよ。えぇっ?すごかないよ。あっ、そんな話をしに来たんじゃないんだ。今日はお前に一つ言っておきたい事があるんだけどさぁ、今お前の読んでるOL告白物のエロ本な、いや隠すこと無い、うん、俺の事なんだから。OLの告白物のエロ本な、書く方になってるから俺。よく読んどいてね。じゃっ。」

 (千葉県船橋・PN:ちゃっくんぽっぷ)
 小学校5年生の時、親戚の叔父さんに連れていってもらったツムライリュージョンというサーカスの入り口にいた、白いトラの檻の前で記念撮影をしている僕の所にタイムマシンで行き、時空間の穴から飛び出し、こう言ってやりたい。

 「早くその場を離れろ!フラッシュの光に驚いたトラにションベンをかけられるぞ!悪いことは言わない、トラのションベンは物凄く臭い!しかも君はまだ子供だからそのエピソードを面白半分に冬休みの絵日記に描いてしまうだろう!そして、その絵日記は恐ろしいことに市で表彰されて、君は浦和市中で『ションベンかけられ男』として有名になるんだぞ!早く、早く離れろー!」

 (東京都豊島区・PN:魔太郎がくるお風呂セット)