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髑髏村の伝説
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 サテラビューの特性を生かしたサウンドノベルのストーリーです。赤が採用された選択肢になっています。ストーリーを追うには青字と赤字の文章をたどって下さい。
 選択肢の3番目は必ずボケなくてはなりません。(^^;)
 このテキストを作成してくださった、みつあみさんに感謝いたします。


 95.9.4 放送  
 昔々、ある所におじいさんとおばあさんが住んでいました。
 おじいさんは山へ芝刈りに行きました。
 おばあさんは、

  1.川へ洗濯に行きました。
  2.おじいさんが見えなくなるのを確認してから、こっそりどこかへ出かけました。[Click!]
 95.9.11 放送  
  2.おじいさんが見えなくなるのを確認してから、こっそりどこかへ出かけました。

 おばあさんは、おじいさんが向かった方向とは逆の方向に向かい、歩いて行きました。
 歩き始めて10分ぐらい経った頃でしょうか、草むらから急に何かが飛び出してきました。

  1.それは、とてもかわいらしい子犬でした。
  2.それは、いかにも残忍そうで太った大男でした。[Click!]

(江戸川区・うだ)
  2.おじいさんが見えなくなるのを確認してから、こっそりどこかへ出かけました。

 後をつけてみると、とある民家におばあさんは勝手に入って行き、部屋を荒らしていました。
 おばあさんがふと気付くと、

  1.まな板の上に大きな桃がありました。
  2.そこに住んでいるおじいさんが斧を片手にこちらを睨んでいました。

(茨城県・PN:ドクターN)
  2.おじいさんが見えなくなるのを確認してから、こっそりどこかへ出かけました。

 その頃、おじいさんはおばあさんから見えなくなったのを確認すると、

  1.足早に川へと向かいました。
  2.家の前にある切り株をずらして中に入りました。

(PN:水道水真水)
  2.おじいさんが見えなくなるのを確認してから、こっそりどこかへ出かけました。

 おばあさんは実はおじいさんには本当の姿を隠していたのです。
 おばあさんの正体は、

  1.宇宙人だったのです。
  2.森林伐採に反対する活動家だったのです。

(東京都中野区・PN:はさみ改めテレフォンもんがもんが)
 95.9.18 放送  
  2.それは、いかにも残忍そうで太った大男でした。

 男はおばあさんにクロロホルムをかがせると、気絶したおばあさんを小脇に抱えて、

  1.近くの岩の裏にあったボタンスイッチを押しました。[Click!]
  2.指笛を吹いて仲間を呼びました。

(世田谷区・PN:ストライク)
  2.それは、いかにも残忍そうで太った大男でした。

 おばあさんが大男に出会っていた頃、おじいさんは山へ向かっていました。
 おじいさんは、

  1.おばあさんのエプロンを道端に見つけました。
  2.見たこともない男達が切り株をずらして中に入っていくのを見つけました。

(PN:水道水真水)
  2.それは、いかにも残忍そうで太った大男でした。

 男はおばあさんの目の前で急に真っ二つに体が裂けてしまいました。
 なぜなら、

  1.男の後ろで斧を持ったおじいさんが斧を振り回していたからです。
  2.大男は実は、『開けても開けても大統領』だったからです。

(PN:はさみ改めテレフォンもんがもんが)
  2.それは、いかにも残忍そうで太った大男でした。

 男はとても低い声で唸るようにおばあさんに向かってこう言ったのです。

  1.「ピザを届けに来ました。」
  2.「おじいさんを返して欲しくば、地獄山の頂上まで来い!」

(PN:はさみ改めテレフォンもんがもんが)
  2.それは、いかにも残忍そうで太った大男でした。

 その大男は草むらでよもぎ餅用のよもぎを摘むのに夢中になっていたのですが、おばあさんの姿を見たが為に草むらから飛び出すことになったのです。
 なぜならば、

  1.おばあさんが大男の死んだ母親にそっくりだったからです。
  2.おばあさんの耳にとてもおいしそうな人参がぶら下がっていたからです。

(新潟県・PN:はやかわひろと)
  2.それは、いかにも残忍そうで太った大男でした。

 大男はおばあさんをひょいと肩に乗せると、草むらの中に入っていきました。
 その奥には、

  1.可愛らしい妖精がいました。
  2.ピンクの照明と共にダブルベッドが用意されていました。
  3.2億円ありました。

(PN:はさみ改めテレフォンもんがもんが)
 95.9.25 放送  
  1.近くの岩の裏にあったスイッチを押しました。

 すると近くの滝の水が急に止まり、中から洞窟が現われました。
 その中には、

  1.大男のすみかがありました。
  2.たくさんのおばあさんがオリに閉じ込められていました。[Click!]

(PN:テレフォンもんがもんが)
  1.近くの岩の裏にあったスイッチを押しました。

 すると、大きな爆発音と共におばあさんたちの家が燃え上がりました。
 爆発音を遠くで聞いたおじいさんは、

  1.慌てて引き返しました。
  2.ニヤリと笑ってお地蔵様の首をひねりました。

(東京都世田谷区・PN:プロゴルファー犬)
  1.近くの岩の裏にあったボタンスイッチを押しました。

 すると地面が揺れだし、地獄山の頂上がパッカリと割れ、その中から、

  1.大きな桃が出てきました。
  2.超大男ロボが発進しました。

(PN:テレフォンもんがもんが)
  2.指笛を吹いて仲間を呼びました。

 すると草むらから大量の『開けても開けても大統領』が飛び出してきました。
 そしておばあさんをどこかへ連れて去ってしまいました。
 そんな状況の中、おじいさんは、

  1.峠の茶店でのん気に一杯やっていました。
  2.山でおにぎりを食べていました。
  3.ちょっと嫌な予感がしました。

(PN:テレフォンもんがもんが)
  1.近くの岩の裏にあったボタンスイッチを押しました。

 すると巨大な岩の扉が開き、その中から巨大な『開けても開けても大統領』が現われ、パカパカ開き出しました。
 そして一番小さな人形の中には、

  1.猿ぐつわをされたおじいさんがいました。
  2.宝の地図がありました。

(PN:テレフォンもんがもんが)
  2.指笛を吹いて仲間を呼びました。

 すると、東の空から4人の大男が手と手を繋いで猛スピードで飛んできました。
 どの男も顔つき体格ともそっくりです。
 実は大男達は、

  1.5つ子だったのです。
  2.何者かに大量製造されたクローンだったのです。
  3.6つ子だったのです。
  4.7つ子だったのです。
  5.8つ子だったのです。

  あと割愛。

(東京都世田谷区・PN:プロゴルファー犬)
 95.10.2 放送  
  2.たくさんのおばあさんがオリの中に閉じ込められていました。

 男はおばあさんをオリの中に入れると、どこかに去って行きました。
 そして夜、おじいさんが家に戻るとおばあさんがいないのに気付きました。
 ふとちゃぶ台を見ると、書き置きがありました。
 そこには、こんな事が書いてあったのです。

  1.『あなたにはもう付いていけません。さようなら。 よし子』
  2.『町の方で最近おばあさんがたくさん行方不明になっているらしいので、調べに行ってきます。心配しないで下さい。』
  3.『作戦 No.005、今夜決行されたし。 ばばあより』[Click!]

(東京都中野区・PN:テレフォンもんがもんが)
  2.たくさんのおばあさんがオリの中に閉じ込められていました。

 大男はオリを開け、おばあさんを放り投げオリを閉めると、どこかに出かけました。
 その頃、

  1.おじいさんは忘れ物をしたので家に帰った所、おばあさんがいないので、おばあさんを探しに出かけました。
  2.おじいさんとおばあさんの家の近くで何かが動き出しました。

(広島県尾道市・PN:サテラびゅうぞう)
  2.たくさんのおばあさんがオリの中に閉じ込められていました。

 大男は乱暴におばあさんをそのオリの中に入れると、オリに向かってこう言ったのです。

  1.「オレの宝物を返せ!」
  2.「頓佐右衛門じいさんの妻は誰だ!」
  3.「それでは、第一次予選を開始します。」

(東京都中野区・PN:テレフォンもんがもんが)
  2.たくさんのおばあさんがオリの中に閉じ込められていました。

 男は目をキラッと輝かせ、オリの中を見渡すと、右から4番目のおばあさんのこめかみに付いている湿布をビリッとはがしました。
 すると、

  1.おばあさんのこめかみから、鍵穴が現われました。
  2.4番目のおばあさんはその余りに屈辱的な行為に、わなわなと身を震わせました。

(千葉県千葉市・PN:ガンビット)
  2.たくさんのおばあさんがオリの中に閉じ込められていました。

 洞穴のオリ。
 たくさんのおばあさんの中にただ一人、眼光鋭く、抱えられてきたおばあさんを見つめているおばあさんがいました。
 それは、

  1.おばあさんのおばあさんでした。
  2.密かに変装して先回りし潜り込んだおじいさんでした。

(PN:水道水真水)
 95.10.9 放送  
  3.『作戦 No.005、今夜決行されたし。 ばばあより』

 その手紙を読むや否やおじいさんは、慌てて戦闘用バトルスーツを着込むと、納屋の方へと向かいました。
 おじいさんが納屋の戸を開けるとそこには、

  1.超時空ロボ『おじいさん』が格納されていました。
  2.バトルスーツを着たせがれと嫁が待機していました。[Click!]

(千葉県千葉市・PN:ガンビット)
  2.『町の方で最近おばあさんがたくさん行方不明になっているらしいので、調べに行ってきます。心配しないで下さい。』

 おじいさんは何も言わずに「ちっ」舌打ちすると、急いでおばあさんの後を追いました。
 洞窟の入り口を突き止めたおじいさんの前に見張りの男が現われ、一言、「山!」と言いました。
 それに対しておじいさんは、

  1.「川!」と答えました。
  2.「国勢調査でーす。」と答えました。
  3.緊張のあまり脱糞してしまいました。

(千葉県・PN:ガンビット)
  3.『作戦 No.005、今夜決行されたし。 ばばあより』

 実はこの村はアメリカのスパイ達の村で、村人全員ダブルオーナンバー、つまり殺人許可をペンタゴンからもらっている人々なのです。
 そしてこの作戦No.005とは、

  1.「バイソン将軍を射殺せよ」
  2.「夜ご飯作っといてくれ」
  3.「じじい男よ、幼稚園バスを襲え!そして世界を我が物に」

(PN:DJ2号)
  3.『作戦 No.005、今夜決行されたし。 ばばあより』

 おじいさんはこの書き置きを読み終えると、犬のポチにまたがり、もの凄いスピードで滝の方へと走って行きました。
 その頃おばあさんは、

  1.オリの鍵をかんざしを使って開けていました。
  2.無線を使って町と連絡を取っていました。
  3.おばあさん同士で旦那についての愚痴をこぼし合っていました。

(PN:テレフォンもんがもんが)
  3.『作戦 No.005、今夜決行されたし。 ばばあより』

 それを読んだおじいさんはふと思い出しました。
 「『ばばあより』…?おかしい、あのよし子が自分の事をばばあと言うはずはない。これは罠だ!!」
 そしておじいさんは、

  1.罠を逆手に取る作戦を考えました。
  2.罠と知りつつもおとり捜査を行うため、拳銃と警察手帳を投げ捨てました。
  3.005を決行すると見せかけ、007を開始しました。

(千葉県千葉市・PN:ガンビット)
  2.『町の方で最近おばあさんがたくさん行方不明になっているらしいので、調べに行ってきます。心配しないで下さい。』

 この書き置きを見ておじいさんは慌てて電話をかけました。すると、

  1.何者かに電話線が切断されていました。
  2.かけようとするや否や逆に電話がかかってきました。
  3.みのもんたが相談に乗ってくれました。

(PN:テレフォンもんがもんが)
  1.『あなたにはもう付いていけません。さようなら。 よし子』

 おじいさんは水割りのグラスをぼんやりと見つめながら呟きました。
 「オレたちこんな終わり方しかなかったのかよ…マスター。」
 「おいおい、体に毒だぜじいさん。そのへんでやめておけよ。」

 その後おじいさんは絵描きをしながら全国を転々とし、5年後失意のうちにその波瀾の生涯の幕を閉じたという。

  GAME OVER

(PN:ガンビット)
  2.『町の方で最近おばあさんがたくさん行方不明になっているらしいので、調べに行ってきます。心配しないで下さい。』

 置き手紙をみたおじいさんは「ばばあ、わしのばばあ〜!」と絶叫したかと思うと、天井裏に隠してあったワルサーP38とロケットランチャーを取り出し、「今すぐ助けに行くぞ!」と外へ飛び出しました。
 そこでおじいさんが見た物は、

  1.青白い顔をしてボーッと立っているおばあさんでした。
  2.『おばあさんを誘拐された被害者の会』のメンバーでした。

(福岡・PN:そうち ?)
 95.10.16 放送  
  2.バトルスーツを着たせがれと嫁が待機していました。

 せがれと嫁はおじいさんに駆け寄ってくると、「今夜、作戦No.005を結構するつもりですね。あれだけは危険です。また髑髏村の伝説を甦らせるつもりですか!?」と泣きながら訴えました。
 それを聞いたおじいさんはしばらく考え込むと、

  1.「わかった、作戦は変更しよう。」と言いました。[Click!]
  2.「髑髏村の伝説とは…」と、髑髏村にまつわる伝説を静かに語り出しました。

(世田谷区・PN:さとさ ?)
  1.超時空ロボ『おじいさん』が格納されていました。

 おじいさんはロボットの乳首部分を右に40、左に40回し、コックピットのハッチを開けて中に入りました。
 おじいさんが操作パネルの赤いボタンを押すと、しばらくして、

  1.おじいさんの相棒、『黒ヘビのジョニー』こと村山昌吉(78歳)がやって来ました。
  2.物凄い勢いでロボットの右腕だけが飛んで行きました。
  3.超合体ロボ『ひいじいさん』のうちの一体がやって来ました。

(千葉県千葉市・PN:ガンビット)
  2.バトルスーツを着こんだせがれと嫁が待機していました。

 「お父さん。」嫁が言いました。
 「行くんですね。」せがれが言いました。
 おじいさんは無言で深く頷き、二人の手をしっかりと握り締めた後、一人で納屋を出ました。
 そして、

  1.おばあさんが落としていった小石を道標に、夜道を歩きました。
  2.この日のために用意してあった、三体のバトルスーツが格納できる大要塞『アンクルトム号』に乗り込みました。
  3.秘密の回転扉の向こうに吸い込まれていきました。

(千葉県柏市・PN:ごみ)
  2.バトルスーツを着たせがれと嫁が待機していました。

 おじいさんは嫁にまたがり、背中にあるボタンを押しました。
 するとせがれの嫁の足から火花が出て、空高く飛び出しました。
 10分ぐらい経った頃、おばあさんが閉じ込められている洞窟が見えるとこまでやって来ました。
 その時おじいさんは、

  1.洞窟に閉じ込められているおばあさん達を見つけましたが、見張りの男がいたので近くの岩陰に着陸しました。
  2.燃料が無くなったために森の中へと墜落していきました。

(茨城県・PN:ドクターM)
  2.バトルスーツを着たせがれと嫁が待機していました。

 せがれと嫁はおじいさんに向かって「おじいさんが行くことはないですよ。私たちにまかせて下さい。」と言うとあっという間に姿が見えなくなりました。
 せがれと嫁が滝の方に行くと、滝の前には、

  1.完全武装した大男とその手下がいました。
  2.おばあさん達が入っているオリが吊るされていました。
  3.ジュディ・オングが『魅せられて』を歌っていました。

(PN:テレフォンもんがもんが)
  2.バトルスーツを着たせがれと嫁が待機していました。

 早速おじいさんは人数確認のための点呼を取りました。
 おじいさん「じじい隊、点呼!番号、1!」
 せがれ「2!」
 嫁「3!」
 ?「4!」
 その時おじいさん、せがれ、嫁の3人は一斉に「4!」の声がした方を見ました。
 そこには、

  1.「見せ付けてやろうじゃないさ、005を。」と言ってほくそ笑む、いなくなったはずのばあさんの姿がありました。
  2.桃から生まれたと思われる少年が立っていました。

(札幌・PN:こおろぎ2世)
 95.10.23 放送  
 テープがないために書けません。ご了承ください。
 95.10.30 放送  
 テープがないために書けません。ご了承ください。
 95.11.6 放送  
 <前回までのあらすじ>

 昔々、ある所におじいさんとおばあさんが住んでいました。
 ところがある日、おばあさんが謎の大男にさらわれ、オリに閉じ込められてしまったのです。
 家のちゃぶ台に「作戦No.005を決行せよ」という置き手紙を見つけたおじいさんは、作戦を決行しようと納屋に行きました。
 そこに待っていたのはおじいさんのせがれと嫁。二人の涙ながらの訴えに作戦の変更を余儀なくされたおじいさんは、納屋の奥で『髑髏村の伝説』と題された本を見つけたのです。
 おじいさんはその本の方を見ると、みるみるうちに顔が青ざめていきました。そしてこう言ったのです。
 「こ、後編の1冊しかない!前編はどうしたんじゃ、前編は!」
 その頃洞窟では、『髑髏村の伝説』の前編を持った大男がオリの中のおばあさん達に向かって、

  1.本に書かれている呪文を唱えていました。
  2.「この本の後編はどこにある!」と問いただしていました。
  3.ビンゴ大会を開いていました。


  1.本に書かれている呪文を唱えていました。

 大男が前編の本に書かれている呪文を全て読み終えた時、突然本の中から黒い煙が辺りに立ち込み、それが空中にある一点に集まったかと思うと、それは黒い影の塊となって姿を現わしました。
 それは、

  1.巨大な悪魔だったのです。
  2.どくろが先に付いた、真っ黒な杖になったのです。[Click!]
  3.巨大な黒乳首が現われたのです。

(中野区・PN:テレフォンもんがもんが)
  2.「この本の後編はどこにある!」と問いただしていました。

 おばあさん達を睨み付ける大男。
 脅える老婆達の中に、一冊の本を持ったおばあさんがいました。
 その手には、

  1.『髑髏村の伝説 中編』の本がありました。
  2.『髑髏村の伝説の本を打ち消す力を持つ 聖なる本』と題された本がありました。
  3.大男とその老婆の、秘密の交換日記がありました。

(富山・PN:きょうぶのちゅうりつ ?)
  3.ビンゴ大会を開催していました。

 そして最初にビンゴが揃ったおばあさんをオリの外に出すと、大男が言いました。

  1.「選ばれたのはお前だ。3日以内にもう1冊の本を持ってこい。さもなければ、お前の友達は皆殺しだ!」
  2.「お前の持つ強運をわしが貰うとしよう。」そのおばあさんを一口で食べてしまいました。
  3.「アターックチャーンス!」

(中野区・PN:テレフォンもんがもんが)
  2.「この本の後編はどこにある!」と問いただしていました。

 おばあさん達はざわつき始めました。
 「わたしゃ知らないわねぇ。」
 「あたしだって知らないよ。」
 「山本さん、山本さん?山本そう山本さん、ご存知ですか?」
 「あいや、知りませんよ。それよりお宅のお孫さん、大学受かったそうじゃないの。」
 「大学っても三流大学ですよ。吉村さんとこは国立大だっていうのに。」
 「うるさーい、黙れ黙れ!この本の後編はどこだって聞いてるんだ!」
 大男が凄味ました。
 すると1人のおばあさんが立ち上がって言いました。

  1.「私が知ってるよ。」
  2.「あたし達に聞いても誰も知りゃしませんよ。」
  3.「先生、授業続けて下さい。」

(PN:三和荘)
  2.「この本の後編はどこにある!」と問いただしてきました。

 それに応えて、おじいさんの妻が言いました。
 「それならあたしが持ってんじゃ。欲しいならくれてやろう。ただし、ここにいる全員をオリから出してくれたらの話じゃ。」
 大男はしばらく考え、その取引に応じました。
 おじいさんの妻は他のおばあちゃん達が全員オリから出るのを確認してから最後にオリを出ると、静かに大男に紙袋を手渡しました。
 大男が言いました。
 「これさえ手に入ればお前達に用はない。どこにでも行け。」
 おじいさんの妻は洞窟を出るとニヤリと笑いました。
 なぜならあの袋に入っていた物は、

  1.紙くずだったのです。
  2.時限爆弾だったのです。
  3.本当の『髑髏村の伝説』よりちょっぴりエッチな、『髑髏村の伝説エロス』だったのです。

(PN:ガンビット)
  2.「この本の後編はどこにある!」と問いただしていました。

 おばあさんはその本を見た途端、顔に驚きの表情を浮かべました。
 「何であの本がここに…。」
 大男は何も答えないおばあさん達にニヤリと笑いかけると、「まあいい、本などなくとも、もうすぐあの方が甦る。」と言って、後ろを振り返りました。
 そこには、

  1.巨大な魔人の石像がありました。
  2.不気味に光る魔法のランプが置いてありました。
  3.昭和46年型デラックスリカちゃんハウスが置いてありました。

(千葉県・PN:愛しのNEWYORKER +α)
 95.11.13 放送  
  2.どくろが先に付いた、真っ黒な杖になったのです。

 大男はその杖を掴むと、さらに呪文を唱えました。
 すると、大男の姿が光に包まれたかと思うと、

  1.髑髏の姿に変身してしまいました。
  2.可愛らしい女の子に変身しました。[Click!]
  3.変な匂いのする犬になりました。

(八王子・PN:横綱相撲)
  3.巨大な黒乳首が現われたのです。

 大男は満足げに黒乳首を眺めながら言いました。
 「やっと、これで『良いおっぱい悪いおっぱい』の内の『悪いおっぱい』を手に入れる事が出来た。これさえあれば世界征服も夢ではない。」
 その頃おじいさんは、

  1.『髑髏村の伝説 後編』を使って『良いおっぱい』こと巨大白乳首を召喚していました。
  2.巨大乳首召喚に失敗し、無数の小さな乳首を召喚していました。
  3.おばあさんがいないため缶切りをしまっている場所がわからず、みつ豆の缶を持って家の中をうろうろしていました。

(PN:ガンビット)
  1.巨大な悪魔だったのです。

 悪魔の姿が完全に現われると、大男が語り掛けました。
 「よく来てくれた。お前の力をわしに貸してくれ。」
 悪魔はこう答えました。

  1.「よかろう。我が力の全てをお前に貸し与えよう。」
  2.「断る。我が眠りを妨げた罪は重いぞ。お主の命で償ってもらおう。」
  3.「我こそは史上最強の悪魔なの?」

(PN:ガンビット)
  1.巨大な悪魔だったのです。

 しかし、その悪魔は上半身だけの姿でした。
 「やはり前編だけだと全身は無理だったか。」
 大男が言いました。
 その頃、おじいさん達の前にいきなり、下半身だけの悪魔が現われました。
 「しまった、遅かったか。どこかで上半身が現われているはずだ。合体されると大変なことになる。」
 おじいさんはせがれと嫁に言いました。
 そして3人は、

  1.歩き始めた悪魔の下半身に付いていきました。
  2.悪魔の下半身を納屋の中に閉じ込めました。
  3.悪魔の下半身を捕まえ、足の裏をくすぐりました。

(江東区・PN:三和荘)
  1.巨大な悪魔だったのです。

 大男は悪魔に向かって、「あなた様がかつて髑髏村の長だったという、2人の悪魔のうちの1人ですか?」と言いました。
 すると悪魔は鋭い目でこう答えたのです。

  1.「そうだ、私が暗黒雷魔人だ。」
  2.「お前のようなこわっぱに教える必要はない。」
  3.「とんでもね、わしゃ神様だ。」

(仙台・PN:だべさ)
  1.巨大な悪魔だったのです。

 大男は本を閉じ、悪魔を見つめました。
 「これで魔王が甦った。あとは後編にあるもう1つの伝説の武器さえ出せば…。」
 そう大男が言った時、悪魔は大男を見下ろしました。
 そして、

  1.「我を呼びし者はそなたか。ならばそなたの命に従うぞよ。」と言ってひざまずきました。
  2.「愚か者が!今再びわしを呼びおったわい。ハッハッハッハッ!」と笑いながら大男を踏み潰してしまいました。
  3.「さあ、ね、夕飯にする?それともお風呂?」とエプロンを付けて聞いてきました。

(PN:愛しのNEWYORKER)
  2.どくろが先に付いた、真っ黒な杖になったのです。

 その杖を大男が取ろうとした時、オリの中からおばあさんが手を伸ばし、その杖を奪ったのです。
 そのおばあさんは、まさしくあのよし子だったのです。
 おばあさんは大男に向かってこう言いました。

  1.「この杖さえありゃこっちのもんだよ。」
  2.「私たちをこのオリから出さないとこの杖をへし折るよ。」
  3.「あたしがあんたに向かってこの杖を振ったら、どうなるかねぇ?」

(広島県・PN:電光石火)
 95.11.20 放送  
 テープがないために書けません。ご了承ください。
 95.11.27 放送  


<前回までのあらすじ>

 昔々、ある所におじいさんとおばあさんが住んでいました。ところがある日、おばあさんが謎の大男にさらわれてしまったのです。
 一方、おばあさんの残した置き手紙を見つけたおじいさんは、作戦を決行するために納屋に行き、そこで『髑髏村の伝説』と題された本の前編がなくなっていることに気づきました。
 そのころ洞窟では、『髑髏村の伝説 前編』を手にした大男が、本に書かれている呪文を唱え、呼び出した杖を使って愛らしい女の子に変身していたのです。それを見たおばあさんは、まるで女の子が、先ほどまでの大男よりも恐ろしいものであるかのように、ブルブルと震えながら、
「まさか……そんな……そんな……」
と繰り返しつぶやくことしかできませんでした。
「あら、そんなに怖がらなくてもいいんじゃない?」
 女の子は、天使のような声で、悪魔のように微笑みながら続けてこう言ったのです。
「まぁ、驚くのも無理はないと思うけどね。なにしろ……」

  1.「私は70年前、あなたが谷底に突き落としたはずの憎き恋敵ですもの」
  2.「今の私は70年前、10歳だった頃のあなたなんですもの」
  3.「私は70年前、中日ドラゴンズに在籍した、ジョージ外野手ですもの」


  2.「今の私は70年前、10歳だった頃のあなたなんですもの」

 女の子は続けて言いました。
「この杖は、あなたが最も思い出したくない過去を思い出させるための杖なの」
 おばあさんは脅えながらこう言いました。
「そうじゃ、そうじゃ……あの時私はとんでもないことしてしまったんじゃ。私は……私は……」

  1.「人をひとり死なせてしまったんじゃ!」
  2.「魔物を解き放ってしまったんじゃ!」[Click!]
  3.「鎌倉の大仏に乳輪を描いてしまったんじゃ!」

(千葉・ガンビット)
  3.「私は70年前、中日ドラゴンズに在籍した、ジョージ外野手ですもの」
 そう言うと、少女は杖を振り上げ、おばあさんのほうへ向かって振りかざしました。
 すると、おばあさんは……、

  1.元大洋ホエールズの、ポンセ選手になっていました。
  2.元ナムコスターズの、ぴの選手になっていました。
  3.元中落合エロティックスの、桃尻選手になっていました。

(中野区・テレフォンもんがもんが)
  2.「今の私は70年前、10歳だった頃のあなたなんですもの」

 その姿を見つめるよしこの体にも、変化が現れたのです。
 少女は言いました。
「私が70歳若返るということは、どういうことになるか……あなた、お分かり?」
 そう言っている少女の前で、よしこは……、

  1.みるみる体が衰え、ミイラの姿になっていきました。
  2.みるみる体がふくらみ、大男の姿になっていきました。
  3.みるみる顔のシワが増え、自宅でメイクを落とした森口博子状になっていきました。

(広島・電光石火)
  1.「私は70年前、あなたが谷底に突き落としたはずの憎き恋敵ですもの」

 その、精神的にもあまりに強大な攻撃に脅えるよしこ。そのよしこににじみ寄る少女。
 大男が杖の力で変身したその少女は、さらに追い撃ちをかけるように言ったのです。
「覚えてるかしら? 私達がまだ仲がよかった頃、いっしょに歌った唄。そう、あの唄……」
 するとよしこは叫びました。
「やめろ、やめるんじゃ! やめてくれ!! あの唄を歌うのだけは勘弁してくれー!」
 しかしそれに構わず、彼女は歌いだしたのです。

  1.「♪うさぎ追いし かの山……」
  2.「是れやこの 行くもかへるも別れては 知るもしらぬも逢坂の關……」
  3.「♪マッハロッドでブロロロロ〜〜ン ブロロロロ〜〜ン ブロロロロ〜〜ン!!」

(中野区・テレフォンもんがもんが)
  1.「私は70年前、あなたが谷底に突き落としたはずの憎き恋敵ですもの」
 脅えるよしこに、少女に変身した大男はさらに話を続けた。
「この杖を振ると、見る者が一番恐れる姿になれるの」
 そう言うと、少女はより大きく杖を振ると、またもや光に包まれ、そして……、

  1.顔は獅子、鷹の翼を持ち、ゴリラの腕、体に蛇が巻き付き、すべてのババアの恐怖するものの合体した、見るも恐ろしい動物になりました。
  2.小さなスベスベマンジュウガニになりました。
  3.恐ろしいニオイのする犬になりました。

(宮城・乙女のゆううつ)
 95.12.4 放送  
  2.「魔物を解き放ってしまったんじゃ!」

 おばあさんは、焦点の定まらない目で空中を見つめながら続けました。
「あいつだけは永遠に封印しておくべきだったんじゃ。あいつは……」
 そこまで言うと、女の子は期待に満ちた表情でおばあさんに叫びました。
「そうよ、思い出すのよ! もっとはっきりと思い出すのよ!!」
 おばあさんがついに、頭の中に魔物の姿をはっきりと思い描いたその瞬間、突然あたりにごう音が響きました。そして……、

  1.おばあさんの思い描いた魔物がその姿を現しました。[Click!]
  2.「髑髏村の伝説」の本が、ごう音に共鳴するかのように光を放ち始めました。
  3.おばあさんが魔物を思い出す前に一瞬思い出してしまった、コント赤信号のいちばんダメな人が苦し紛れに出した企画、「M.C.コミヤ」が現れました。久々に。

(千葉・ガンビット)
  3.「鎌倉の大仏に乳輪を描いてしまったんじゃ!」

「でもそれには訳があったんじゃ! それは……」

  1.「魔法を封じ込めるための呪法だったんじゃ!」
  2.「大仏に乳輪を描かねば殺す、とX団に脅されていたんじゃ!」
  3.「“この夏、大仏もおしゃれにメークアップ”が私のテーマだったんじゃ!」

(中野区・テレフォンもんがもんが)

  2.「魔物を解き放ってしまったんじゃ!」

「しかしそのことと、あんたに何の関係があるんじゃ!」
女の子は、大男の姿に戻って答えました。
「俺はあの時、魔物を静めるためにいけにえになった者の孫だ。今こそお前らに復讐してやる。その復讐の方法とは……」

  1.「もう一度魔物を呼び出して、お前ら全員皆殺しだ!!」
  2.「お前らから一番大切な物を奪い取ってやる!!」
  3.「目的地間際で『みなぶっとびカード』を使う!!」

(江東区・三和荘)

  1.「人をひとり死なせてしまったんじゃ!」

よしこは続けて言いました。
「そう、わしが10歳のとき、わしは貧乏じゃった。あの日はもう4日も何も食べておらんかった。わしは山に登ってきた旅人の食べ物を奪い取り、はずみで相手を谷底に突き落としてしまったんじゃ。その相手というのが……」

  1.「当時まだ生き残っていた、大男族の者じゃった」
  2.「当時まだ生き残っていた、どくろ族の者じゃった」
  3.「当時の私よりも貧乏だった、三遊亭園橘師匠だったんじゃ」

(山口・忍者じゃじゃ丸くん)
 95.12.11 放送  
  1.おばあさんの思い描いた魔物がその姿を現しました。

 村人全員が思い出したくなかったその姿。そして、村人全員が忘れることのできないその姿がついに現れたのです。
……そうです、

  1.身の丈はゆうに5メートルを越え、全身黒い毛に覆われ、血走った目を鈍く光らせ、口からよだれを流した、恐ろしい恐ろしいあの魔物が現れたのです![Click!]
  2.半分崩れ落ちた醜い顔、骨むき出しの脇腹、皮膚はグジュグジュと音を立て、生臭い匂いを漂わせた醜いあの魔物が現れたのです!
  3.冬なのに半袖半ズボンなことを自慢げに話し、靴下を履かずにスニーカーを履き、ランドセルの端からソプラノリコーダーをのぞかせ、まさに道路の白いところだけを踏んで学校に行くのが人生最大の目標という魔物が現れたのです!

(鳩ヶ谷市・大野ガンバレ)

  2.「髑髏村の伝説」の本が、ごう音に共鳴するかのように光を放ち始めました。

 おばあさんたちは、あまりのまぶしさにしばらくの間目を開けていることができませんでした。よしこが恐る恐る目を開けてみたそこには……、

  1.ほかのおばあさんたちも女の子も、あとかたなく消え失せていました。
  2.「髑髏村の伝説」の本の中から、あの時の魔物が姿を現していました。
  3.「どっきり」と書かれた札を持った、野呂圭介が立っていました。

(江東区・三和荘)

  2.「髑髏村の伝説」の本が、ごう音に共鳴するかのように光を放ち始めました。

 そして、やがて本から青白い炎が立ちのぼり、燃え上がりはじめました。それを見た女の子はあわてて炎を消そうとしましたが、炎は一向に衰えることなく本を燃やしつづけました。
「ど、髑髏村の伝説の本が燃えていくわ。これは一体どういうことなの!?」
 おばあさんがニヤリと笑いながら答えました。
「本の自己防衛機能が作用したんじゃよ。髑髏村の伝説は、邪悪な者の手に渡ると自らを消滅させるんじゃ」
 本が燃えつきると同時に、女の子は大男の姿に戻り、杖も消え去っていました。そして、大男は……、

  1.「後編の本を何としても手に入れてやる!」と言って、洞窟を出て行きました。
  2.「もうお前らには用はない。この洞窟もろともこっぱみじんにしてくれるわ!」と言って、爆薬の準備を始めました。
  3.「くそう、女の子の姿のまま将来モデルになって、スポーツ新聞のエロ記事で“クン”づけで呼ばれる予定だったのに!」と言いながら、内股でどこかに去っていきました。

(千葉・ガンビット)
 95.12.18 放送  
  1.身の丈はゆうに5メートルを越え、全身黒い毛に覆われ、血走った目を鈍く光らせ、口からよだれを流した、恐ろしい恐ろしいあの魔物が現れたのです!

 少女から元の姿に戻った大男は言いました。
「さあ、檻の中の老婆を皆殺しにするのだ。行け!!」
 しかし、魔物はピクリとも動きません。
「なぜだ? なぜ動かない!?」
 あせる大男によしこは言いました。
「甘いわね。あなたの持っている『髑髏村の伝説』は、前編なのよ!」
 大男はびっくりした顔で、悔しそうによしこに言いました。

  1.「くそう、やはり前編だけではダメだったのか!」
  2.「くそう、ならば力づくでも後編を手に入れるまでだ!」
  3.「くそう、あの女だましやがって!」[Click!]

(広島・電光石火)

  1.身の丈はゆうに5メートルを越え、全身黒い毛に覆われ、血走った目を鈍く光らせ、口からよだれを流した、恐ろしい恐ろしいあの魔物が現れたのです!

 それを見て、女の子が歓喜の声を上げました。
「ついにやったわ! この魔物のよだれを満月の夜、松の葉といっしょに一晩煮込めば、不老不死の薬が出来上がるのね!」
 おばあさんが叫びました。
「やめるんじゃ、その魔物に近づくのは危険じゃ。わしが70年前、その魔物を解き放ってしまったとき、髑髏村はそいつのせいで壊滅してしまったんじゃ。そいつを再び退散させるには、方法はひとつしかないんじゃ」
 女の子が答えました。
「フッフッフ、そんなことは知ってるわよ。その方法とは……」

  1.「たくさんのおばあさんをいけにえに捧げることよ!」
  2.「髑髏村警備隊の『作戦ナンバー005』を決行することよ!」
  3.「あのムツゴロウさん監修の名作映画『クルタ〜夢大陸の冒険』をメイキングシーンとNG集も加えてノーカット完全版で5時間半に渡って魔物に見せることよ!」

(千葉・ガンビット)

  2.半分崩れ落ちた醜い顔、骨むき出しの脇腹、皮膚はグジュグジュと音を立て、生臭い匂いを漂わせた醜いあの魔物が現れたのです!

 魔物はうなり声を上げて牢屋の檻を破壊し、たくさんのおばあさんの中から即座によしこを見定め、猛然と襲いかかりました。
 よしこは慌てて逃げようとしましたが、ガレキにつまずきうつぶせに倒れてしまいました。
 そしてその次の瞬間……、

  1.魔物がおばあさんを食べてしまいました。
  2.何者かが背後から魔物を殺しました。
  3.おばあさんはガバッとベッドから飛び起き、汗をぬぐって言いました。「夢か〜、恐ろしい夢じゃった」 おしまい。

(千葉・ガンビット)

  2.半分崩れ落ちた醜い顔、骨むき出しの脇腹、皮膚はグジュグジュと音を立て、生臭い匂いを漂わせた醜いあの魔物が現れたのです!

 少女は言いました。
「どう? 恐ろしいでしょ。でもまだまだよ。これからもっと恐ろしくなるわよ。覚悟なさい」
 そう言い終えると、魔物の体に変化が現れたのです。

  1.腐った魔物の体の腐った部分が、みるみるうちに元に戻っていき、完全体へと近づいていったのです。
  2.腐った魔物の体の腐った部分が、どんどんと液化していき、分裂していったのです。
  3.魔物は、寒い冬の朝に「てぶくろの反対なーんだ?」と得意そうに言ってみたり、学校に行く途中でドブにダムを作ったり、家まで石を蹴って帰ったり、橋の下でエロ本を探したり、制服のそでのところがテカテカになったりする、恐ろしい少年に変わったのです。

(北海道・どさん子ラーメン)

  2.半分崩れ落ちた醜い顔、骨むき出しの脇腹、皮膚はグジュグジュと音を立て、生臭い匂いを漂わせた醜いあの魔物が現れたのです!

 その生臭さといったら、まるで半分腐りかけたサバのようでした。そのニオイにつられて、洞窟にネコがたくさん集まってきました。
 そのネコたちの列のいちばん後ろには……、

  1.しっぽは8つに分かれ、口は裂け、目はつり上がった、身の丈2メートルの巨大な化けネコがいました。
  2.バトルスーツを着た、おじいさんが立っていました。
  3.「ネコちゃんかわいいでしゅね〜〜」と満面に笑みを浮かべた“ゆき姉”こと兵藤ゆきが立っていました(馳浩夫人こと高見恭子でも可)。

(江東区・三和荘)
 95.12.25 放送  
  3:「くそう、あの女だましやがって!」

「それは、あたいのことかい?」
 洞窟の入口から、金髪の美女が現れました。
「2冊あるなんて、少しも聞いちゃねえぞ!!」
 と、大男は美女に向かって言うと、その女性は……、

  1.「もう、あんたには用なしなんだよ」と言って、持っていたピストルで大男のみけんを撃ち抜きました。
  2.「うるさい!」と、大男の顔面へエロティックボンバーをお見舞いしました。[Click!]
  3.「あとは、私にまかせときな」と、髪の毛をニョキニョキと伸ばしだしました。

(中野区・テレフォンもんがもんが)

  1.「くそう、やはり前編だけではダメだったのか!」

「ぐふッ!!」
大男は血を吐いて、その場に倒れました。
「くそう、ここまでか……間に合わなかったか……」
 よしこは、心配そうに大男に言いました。
「一体、どうしてこんなことになったんだい」
 すると、大男は静かに語りだしました。

  1.「俺は、かつて普通の人間だった……」
  2.「俺は、かつて髑髏村に住んでいた……」
  3.「俺は、かつて竹内まりやだった……」

(町田市・社長といえばあのじじい)

  1.「くそう、やはり前編だけではダメだったのか!」

 と、そのとき洞窟の入口に人影が入ってきました。
「よしこ……ここにおったか」
 その声は、紛れもなくおじいさんの声でした。バトルスーツを着たおじいさんとせがれと嫁が、ついに入ってきたのです。そして、おじいさんの手には……、

  1.「髑髏村の伝説 後編」の本が握られていました。
  2.「髑髏村の伝説 後編」の本から出したと思われる、もう一本のどくろの杖が握られていました。
  3.土曜日なのにもかかわらず、もう次のジャンプが握られていました。

(神奈川・ガバッと稼いでスッともらおう)

  2.「くそう、ならば力づくでも後編を手に入れるまでだ!」

 そして大男はよしこに詰め寄り、首を締め上げ、持ち上げながら言いました。
「ならば……その後編とやらはどこにあるんだ」
 よしこは苦しみながらも言いました。
「お前に場所を教えるくらいじゃったら……死んだほうがましじゃ!」
 大男は叫びました。
「言え! 言うんだ! 吐け!!」
 その時、
「待て!」
 緊迫し、張り詰めた空気を破るかのように、入口から声がしました。それは、バトルスーツを着たおじいさんとせがれと嫁だったのです。
 おじいさんは、大男に向けこう言いました。

  1.「後編はここにある。その汚い手を離せ!」
  2.「そこまでじゃ! 観念せい!!」
  3.「マジカルバナナ! バナナといったら?」

(埼玉・超音速の豆腐屋さん)

  3.「くそう、あの女だましやがって!」

 よしこは言いました。
「あの女?」
 すると大男は、
「ああ、あの女さ。あいつめ……」
 その頃、おじいさんの前にひとりの女性が立っていました。
 その女性は……、

  1.スラッと背の高い美女で、「後編を渡してもらえないかしら?」と、銃を片手に微笑んでいた。
  2.いかつい筋肉女で、「さあ、力づくでも後編をいただくわ」と身構えていました。
  3.メガネをかけ、おさげにそばかすの体の細い文学少女が、「あの〜、卒論を仕上げたいので後編の本を貸していただけないでしょうか?」と、もじもじしながら言っていました。

(中野区・テレフォンもんがもんが)
 96.1.8 放送  
  2.「うるさい!」と、大男の顔面へエロティックボンバーをお見舞いしました。

 〔説明しよう。『エロティックボンバー』とは……金髪美女が、左右のボインをそれぞれ反対回りに高速回転させることによって、胸の谷間に真空状態を作り、そこで発生した超伝導パワーで相手を吹き飛ばすという、10年に1度しか使ってはならない必殺技である。〕

 エロティックボンバーをまともに食らった大男は、その場に倒れこんでしまいました。そして金髪美女の手には「髑髏村の伝説」の後編が握られていました。
 それを見たよしこは、こう叫びました。

  1.「お、お前は……髑髏村を恐怖のどん底に突き落とした張本人じゃないのか!?」
  2.「お、お前は……うちのせがれが、村の『嫁不足解消外人ねるとん』で知り合って結婚した嫁じゃないか!?」[Click!]
  3.「お、お前は……20歳だった頃の私じゃないか!?」

(千葉・ガンビット)

  3.「あとは、私にまかせときな」と、髪の毛をニョキニョキと伸ばしだしました。

 美女の髪の毛はまっすぐによしこに向かって伸び、よしこの首にきつく、きつく巻き付きました。
 よしこは苦しさのあまりうめき声を漏らしました。
「た……たすけ……たすけて……」
 その時、よしこの喉に食い込んでいた髪の毛の力が不意にゆるみました。髪の毛は切断されていたのです。そして洞窟の中におじいさんの高らかな声が響きました。

  1.「そこまでじゃ! よしこの名を語り、偽の書き置きを書いた金髪の美女よ!」
  2.「そこまでじゃ! 大男をあやつり、髑髏村を我が物にしようとした、魔女メドゥーサよ!」
  3.「そこまでじゃ! ケツから粘土の髪の毛を押し出す、ゆかいな床屋よ!」

(千葉・ガンビット)

  2.「うるさい!」と、大男の顔面へエロティックボンバーをお見舞いしました。

「おほほほほほ! どうかしら、エロティックボンバーのお味は? もう一発お食らいなさい!!」
 再びオッパイがパカッと開き、ミサイルが発射されたのです。さすがの大男もエロティックボンバーを2発も食らってしまってはたまらないと、洞窟の外へと逃げていってしまいました。
 そして、美女はよしこに向かって言いました。

  1.「さ、もう遊びはおしまいよ。あなたたちの命、大事に使わせてもらうわ」
  2.「安心して。あたいは、あんた達の味方だよ」
  3.「あたいは、あの大男に造られたアンドロイド。しかしもうあんな大男の言いなりにはならないわ! ミディアムスキャンティーーーーー!!!」

(中野区・テレフォンもんがもんが)

 96.1.15 放送  
  2.「お、お前は……うちのせがれが、村の『嫁不足解消外人ねるとん』で知り合って結婚した嫁じゃないか!?」

 その女は言い返しました。
「残念ながら違うわ。あんたのせがれも嫁も、そしてあのじじいも、もう既に殺してきたわ。残るはよしこ、そして村の女ども、あんたたちで復讐は終わりよ」
 そしてその女は……、

  1.噛み締めるかのように、髑髏村と魔物、そして髑髏村の本と『作戦ナンバー005』について語りだしたのです。[Click!]
  2.村に伝わる、髑髏村の伝説のわらべ唄を歌いだしたのです。
  3.檻に向かって、マダムチックセクシャルガーダーベルトを発射したのです。

(中野区・テレフォンもんがもんが)

  1.「お、お前は……髑髏村を恐怖のどん底に突き落とした張本人じゃないのか!?」

 しかしその女は何も語ろうとせず、ピクリとも動かないで、魔物へ向け「髑髏村の伝説 後編」に書かれている呪文を唱えていました。すると……、

  1.魔物は、静かに動きだしました。
  2.魔物は、ドロドロと溶けていきました。
  3.魔物は、その姿を変身させ、さらに恐ろしい魔物となり、歌を歌いだしたのです。「♪涙の数だけ強くなれるよ……」

(町田市・社長といえばあのじじい)

  1.「お、お前は……髑髏村を恐怖のどん底に突き落とした張本人じゃないのか!?」

 金髪美女は言いました。
「そうよ。あたいは70年前『作戦ナンバー005』の伝説の罠によって封印された魔女。しかし、髑髏村の連中にこの恨みを晴らすときがついに来たわ。この本でお前達を封印してやる。さあ、『作戦ナンバー005』の呪文を読み上げるわよ……」
 そして、魔女は……、

  1.髑髏村の本を2冊とも開いたのです。
  2.ふわりと空中に浮いたのです。
  3.「スーパー電流イライラ棒」を取り出したのです。

(北海道・どさん子ラーメン)

  1.「お、お前は……髑髏村を恐怖のどん底に突き落とした張本人じゃないのか!?」

 金髪の女性は言いました。
「そうよ。昔『髑髏村の伝説』の本を使って村をめちゃくちゃにしたのはあたいだよ。どうしても、どうしても欲しかったのさ……、」

  1:「永遠の命がね!!」
  2:「最後の力をね!!」
  3:「三遊亭園生独演会のチケットをね!!」

(石川・落語マニア)

  1.「お、お前は……髑髏村を恐怖のどん底に突き落とした張本人じゃないのか!?」

「あーら、人聞きが悪いわね。あなたたちが、あたいら魔族に従わずに髑髏村の本を渡さなかったのがいけなかったのよ。もう既にあなたの仲間は始末してきたわ。これであの二人の最強兵器、005は使えないわね。さぁ、この本を魔界に持ち帰らせてもらうわ」
そう言って、魔女である金髪美女は……・BR>A
  1.後編の本を読み上げ、ピクリとも動かなかった魔物を起こしたのです・BR>B   2.ピクリとも動かなかった魔物の口の中へと吸い込まれていったのです・BR>B   3.なんと、ピクリとも動かなかった魔物と合体したのです・BR>B
(板橋区・こおろぎさとみ・BR>j
 96.1.22 放送  
  1.噛み締めるかのように、髑髏村と魔物、そして髑髏村の本と『作戦ナンバー005』について語りだしたのです。

 美女はゆっくりと口を開きました。
「今からこの事件の全てを話してあげるからよく聞きなさい。むかし、私が……、おっとあぶない、うっかり全部しゃべってしまうところだったわ。あいにく今日は本の話だけにさせてもらうわ。
 ……あの本には、凄まじい破壊力を持つ魔物が封印されている。前編に肉体が、そして、後編にその魂が。その封印とは……よしこさん、あなたの記憶だったのよね。あなたが魔物の姿を思い出したとき、封印が解けるようになっていたのよ。
 誰だか知らないけど、うまい封印を考えついたものね。なにせあなたは小さい頃、魔物を解き放ってしまったショックで記憶喪失になってしまっていたんですから。本のことを知った私は、大男を利用して2冊の本を揃えたのよ」
 そこまで言うと、よしこが尋ねました。

  1.「あんた、一体何者じゃ! 名を名乗れ!」
  2.「大男は、どうやって前編を手に入れたんじゃ!」
  3.「あんたは他にどんな技が使えるのか、ちょっと見せてくれ!」[Click!]

(千葉・ガンビット)

  3.檻に向かって、マダムチックセクシャルガーダーベルトを発射したのです。

 マッハ9.9のスピードで美女の腰から発射されたコンピューター制御のセクシャルガーダーベルトは、マダムセンサーを作動させ、檻の中にいたひとりのマダムに向かって飛んでいきました。
 それを見たマダムは……、

  1.クジャクの羽根のせんすで、ガーダーベルトをはたき落としました。
  2.ひざの上に乗せていた黒猫を慌てて抱きかかえ、ガーダーベルトから逃れようとしましたが、レースのネグリジェのすそを踏んで倒れてしまいました。
  3.ガーダーベルト攻撃まともに食らい、カーテンみたいなやつのついたベッドに寝込んでしまいました。

(千葉・ガンビット)

  1.噛み締めるかのように、髑髏村と魔物、そして髑髏村の本と『作戦ナンバー005』について語りだしたのです。

「この洞窟はね、かつてあなた達髑髏村の連中と戦って敗れた、ナチグロ村の生き残りが隠れ住んでいたところなの。髑髏村は開発した魔法の本、そして私達ナチグロ村は魔界から魔物を呼び出し戦ったの。
 私達は『作戦ナンバー005』の魔法により敗れてからも、ここで生き延びて髑髏村を倒すときを狙っていたわ。しかし、よしこ、そして村の女どもにここを気づかれてしまった。だからさらってきたのよ。髑髏村の本を使うことができるのは、年老いた女だけだっていうことも知ってね。
 ……さあ、かつて魔物の力を利用してあなた達と戦ったナチグロ村の力、思い知りなさい!」
 そして、金髪美女は後編の本の呪文を読み、魔物を動かすと……、

  1.檻の中へと入れたのです。
  2.魔物の上に飛び乗ったのです。
  3.魔物とバロムクロスをしたのです。

(山口・忍者じゃじゃ丸くん)

  2.村に伝わる、髑髏村の伝説のわらべ唄を歌いだしたのです。

「♪エビバデ、ダンス ナウ!! ザッ、ザッ、ザザッザッザッ」
 すると、動かなかった魔物が踊りだし、金髪美女とともにダンスし始めたのです。そして、金髪美女のわらべ唄がすべて終わったその時、魔物は檻を怪力でねじ開け、よしこに襲いかかったのです。
 そして……、

  1.よしこは、魔物にあっさりと食べられてしまいました。
  2.よしこは、魔物の股のあいだをくぐり抜け、金髪美女に向かっていきました。
  2.よしこは、魔物を一撃で倒すと、返す刀で金髪美女をも殺し、一件落着。おしまい!!

(北海道・どさん子ラーメン)

  3.檻に向かって、マダムチックセクシャルガーダーベルトを発射したのです。

 すると、凄まじい爆音とともに、洞窟のある山ごとあとかたもなく吹き飛んでしまい、あとには焼け野原しか残らず、結局髑髏村は伝説となり、数多くの秘密が解き明かされないまま時の向こうに埋もれていったのでした。

 おしまい!!

(中野区・テレフォンもんがもんが)
 96.1.29 放送  
  3.「あんたは他にどんな技が使えるのか、ちょっと見せてくれ!」

 すると、金髪美女は言いました。
「もうあんたに見せる技なんかないよ。そんなことよりも、よしこ、あんたのお陰でもう既に後編の封印も解けたわ。あんたがすべて思い出してくれたお陰でね。さあ、私たちの魔族の長、魔王様にお越しいただくわ」
 そして金髪美女が、前編のときと同じようにどくろの杖を後編の本から呼び出すと、呪文を唱えました。すると……、

  1.本の中から魂が飛び出して、本体と合体したのです。
  2.そうはさせじと、すべての力を打ち消すため、よしこは舌を噛み切ったのです。[Click!]
  3.魔物の中から福島さんの声がしたかと思うと、魔物の数倍も恐ろしい福島さんが現れたのです。「廊下は走らないでくださーーーーい!」

(山口・忍者じゃじゃ丸くん)

  2.「大男は、どうやって前編を手に入れたんじゃ!」

 美女は不敵に微笑みながら答えました。
「あら、そんなの簡単なことよ。だってあなたの家のお嫁さんは、大男の妹だったんですから。彼女のタレコミで、あなたの家にすごいお宝があるって分かったのよ。
 でも、彼女は長い間いっしょに暮らしてきたあなた達を最後までは裏切れなかったらしくて、2冊あることを言わずに、大男には前編の1冊しか送らなかったの。だから私があなたの旦那とせがれ、それから責任者である大男ともどもお仕置きしたってわけ。それが、私たち組織の掟なのよ!」
 それを聞いて、よしこは再び尋ねました。

  1.「組織とは何じゃ? あんたがその組織のボスなのか!?」
  2.「あんた、さっき復讐と言ったが、復讐とは何のことじゃ!?」
  3.「なぜ、ゆき姉が妊娠するんじゃ!?」

(千葉・ガンビット)

  1.「あんた、一体何者じゃ! 名を名乗れ!」

 美女はニヤッと笑って、ふところから古い新聞の切り抜きを取り出し、よしこに手渡しました。よしこが尋ねました。
「こりゃ、一体なんじゃ?」
 美女が答えました。
「それを読めば、私の正体が分かるんじゃないかしら。あなたにはちょっと刺激が強すぎるかもしれないけどね……」
 その切り抜きに書いてあった衝撃の内容とは……、

  1.“髑髏村で解き放たれた魔物、外国人旅行者を食い殺す”
  2.“髑髏村に金髪の殺人鬼あらわる 犯人は現在も逃走中”
  3.“7:00 投稿!特ホウ王国『エ〜! 衝撃!! アレで風船をふくらませる金髪美女』”

(千葉・ガンビット)

  2.「大男は、どうやって前編を手に入れたんじゃ!」

 金髪美女は、大男の屍を見下ろしながら言いました。
「それは言えないわね。さあ、あとはこの後編を使って、魔物を……うッ!」
 突然金髪美女は苦しみだし、体じゅうの骨が砕けて死んでしまいました。
 人類最大の敵が死んだ今、謎を解明する必要などあるのでしょうか。村に平和が戻ったのです。それでいいのではないでしょうか。

 めでたし、めでたし……。

(広島・電光石火)

  1.「あんた、一体何者じゃ! 名を名乗れ!」

 すると金髪美女は言いました。
「あたいの名は、モレシャン。魔界のプリンセスさ。知らないと思うけど、あなた達の住む髑髏村は、はじめは魔族と人間の中間の子供でつくられた村なのよ。つまりあなたも、魔族の血を受け継いでいるのよ」
 すると、よしこは……、

  1.「そんなの嘘よ。信じないわ! 許さない! あなたも許さない!!」
  2.「そんな、そんな……こんな体じゃ、もう生きていけないわ!!」と、自ら首をかっ切って死んでしまいました。
  3.「そんなこととっくに知っていたわ。実は、私たちもあんたと同じように、この世界を狙っているのさ!!」と言って、醜い魔物の姿に変身したのです。

(広島・電光石火)
 96.2.5 放送  
  2.そうはさせじと、すべての力を打ち消すため、よしこは舌を噛み切ったのです。

「これで、大魔王の封印は永遠に解けないじゃろう……。思えばわしも、不幸な星のもとに生まれたものよ。その昔、この土地一帯が髑髏村と呼ばれていた頃、村の衆は大魔王と戦っておった。そして魔王を封印しようとしたその時、悲劇が起こった。
 封印の瞬間、長老は誤って自分の娘が身ごもっているふたごの片方に、魔王の魂を封印してしまったんじゃ。そのふたごのひとりがこの私……。そして10歳のとき、私は伝説の本と出会い、再び魔物を解き放ってしまった。あれの封印のときは悲惨なものじゃった。私の姉の命と引き換えの封印だったからねぇ。
 以来、私は伝説に触れないようにひっそりと暮らしていたが、こうなった以上、姉のように、命を張って封印するしかないわな」
 と言うと、おばあさんは首をガクッと落とし、死んでゆきました。
 その瞬間、伝説の本が燃えだし、髑髏村の伝説は永遠に封印されたのです。
「あのババア、なかなかやるじゃない……」
 金髪美女は、笑いながらどこかに消えてゆきました。
「これも……運命なのかのう」
 集められたばあさんの一人がぽつりと言いました。

空は白みはじめ、この村に新しい朝が訪れようとしていた……。


−完−

(石川・カブトガニ2号)

  2.そうはさせじと、すべての力を打ち消すため、よしこは舌を噛み切ったのです。

 よしこが口から血を流して倒れると同時に、2冊の本と2本の杖は青白い炎に包まれ、あっという間に灰になってしまいました。美女はただ呆然とその場に立ち尽くすことしかできませんでした。
「な……なんてことなの! もう復讐ができなくなってしまったわ!」
「その復讐とやらは、もうあきらめるんじゃな!!」
 そこに現れたのは、おじいさんでした。美女が驚いて言いました。
「お、お前は……私が確かに始末したはずなのに」
「わしが開発したバトルスーツをなめてもらっちゃ困るな。ナイフの1本くらいはこのスーツが受け止めてくれるんじゃよ」
 おじいさんは、さらに続けて言いました。

  1.「お前さんは、いったい何のためにこんなことをしでかしたんじゃ」
  2.「よしこのやつを消すことができたのはよかったが、まさかお前さんがわしまで裏切ろうとはな」
  3.「ウンナンとまともなトークができたら、100万円あげたいもんじゃな」

(千葉・ガンビット)

  1.本の中から魂が飛び出して、本体と合体したのです。

 金髪美女は言いました。
「さあ、魔王様、まずは手始めに檻の中の老婆を焼き尽くすのよ!」
 すると、魔王は言いました。
「いや。」
 そのあとなんだかんだあって「髑髏村の伝説」は幕を閉じました。
 おわり。

(中野区・テレフォンもんがもんが)

  2.そうはさせじと、すべての力を打ち消すため、よしこは舌を噛み切ったのです。

 よしこは、言葉にならない言葉で言いました。
「……これで、貴様のたくらみは全て終わりじゃ……。わしとおじいさん、ふたりが死ねば、そりゃ本の効力もなくなるじゃろう……。おじいさんを殺してしまったことが、お前らの大きな誤算じゃったな……」
 するとそこに突然、血だるまになったおじいさんが、
「よしこォォォ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
 と叫びながら飛び込んできました。
 死にかけているよしこは、最期の力をふりしぼって言いました。
「じじい、じじいぃぃ〜〜〜〜!! あんたは死んだはずじゃなかったのか!? 死ねェェ、早く死ぬんじゃ!!!」
 その言葉に腹を立てたおじいさんは、
「貴様ァ、亭主に向かってなんじゃ、その言い草は!! ようし、こうなったら金髪美女の仲間になってやる!!」
 と、裏切り宣言をしたのです。それを聞いたよしこは、
「ちきしょおおおおおお」
 ……死んでしまいました。
 こうして、金髪美女とその仲間になったおじいさんは、破壊の限りを尽くし、髑髏村を復活させたのです。そしてここに新たな「髑髏村の伝説」がスタートしました。
 めでたし、めでたし。

(世田谷区・ふろしき野郎)